足跡姫

舞台
03 /20 2017
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3月10日金曜日の夜の回にいってきました

久しぶりの芸術劇場です

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ポスター、逆さではないです

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なんかこうわくわくしてきますね

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私の席はこの模型でいうと、左の一番後ろ、一段高くなった出入り口のところでした。
座席表みたとき、ちょっとがっかりしたんだけど、袖の気配や出入りがよく見えてすごくよかった

この斜めになっている舞台はピナバウシュをおもいだしますね
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この角度が水の勾配にあわせてつくられていることに後半気付きます

ピナといえば
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これを観て
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台本を読んでからいきました。
台本を読んだとき、どんな舞台になるのかぜんぜん分からなくて、分からないままみましたが、面白かったです。
戯曲なのですね、昔にみた夢のーの頃をおもいだしました。
話かたや落とし方が独特(っていえばいいのかな)でなんだか懐かしくなった。ただ特徴があるので、ちょっと古典的にみえたかな。以前のモーツァルトのオペラとは違った形なのは分かりました。

歌舞伎の技法や能の動きをとりれていて、それは表にーでも同じなのですが、もっと比重が大きくて、それだけに歌舞伎と中村氏に対する敬意と畏怖すら感じました。一緒に仕事をしてきたことに心から感謝しているのだなぁと感じる脚本、舞台でした。
足跡でアートを作るのは以前、彼のキャラバンが世界をめぐったドキュメンタリーを思い出した。あそこから着想したのだなぁ。その踊りの動きの面白さと美しさはあそこからきているのだなぁと思いました。
あと、ストリッパーの動きや踊りがどれも色っぽくて、それでいて綺麗でした。主演の宮沢さんはもとより、後ろの女の人の踊りと動きがよかったなぁ。私は最近タヒチアンダンスを習い始めたのですが、綺麗に踊るってほんとうに大変なんですよ。
へんにいやらしすぎず、綺麗な動きでした。役者ってダンスもできるんだと(当たり前ですが)改めて思いました。
他にもロープなどの今までの色んな舞台の構成要素があって、楽しかった。
歌舞伎という芸術に対する尊敬とそれに従事した中村さんへの深い感謝を感じた舞台でした。
最後のセリフと場面は魂をぐっと持ち上げるような、大きな感謝で中村さんの魂を天国まで押し上げ昇華してゆくようなそんな場面でした。泣く暇なく全身全霊で送り出す。それがこの人の弔いの形なのだなぁと思った作品でした

表にーは2011年の舞台で、野田氏ととても楽しそうに演技しておられたのに…と今みると胸が熱くなります。二時間動きっぱなしで汗だくで、それでもすごく楽しそうでした。野田氏も安心して全てをぶつけているような演技で、本当に大きな人を失ったんだなぁと感じました。

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後半の舞台
穴が開いたり、回転したり、水を流したり、満開の桜が散ったり、せりがあったり、楽しいお芝居でした。

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帰りの芸術劇場

路地にむかい
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交差点のカラオケやさんを通り

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タイ料理やさんと鯛めしやさん

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遅くまでやってる素敵に怪しい本屋さんをながめつつ

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都電で帰宅しました
お舞台みて都電で帰るってなんだかよかった~都電混んでたけど(^^;

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逆鱗

舞台
02 /21 2016
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久しぶりのNODAMAPの舞台。先月1月30日の夜の回をみました。二日目だったので、まだほぐれていない感じがあったけど、よかったです。

邦楽爛漫 花鳥風月

舞台
04 /05 2015
もう二ヶ月もまえなんですけど、2月7日に浅草公会堂に邦楽の音楽会に行ってきました。
雅楽や三味線、尺八などの曲を聴いたり、長唄「喜撰」や舞囃子「邯鄲」を見たりしました。お客さんはお年寄りが多くて、飲食禁止だったのに隣の人がサンドイッチ食べ始めたり、おしゃべりを始めたりと、かなり閉口してしまったんですが、改めて邦楽の面白さをかんじました。お師匠さんと弟子の力量の違いとか、長唄の面白さとか知りました。そしてやっぱり自分は能が好きだなぁと思ったりした。
緊迫した空気感に自分の中に正すものをみつけたりした。…そんな空気感を壊すような観客態度はいくつになっても改めて改めないといけないなと、自分を戒めることにもなった会でした。

酔先生のふで

舞台
06 /29 2013
先週お友達に誘われて、劇団すごろく六月公演の「酔先生のふで」を観にいってきました。亀田鵬斎(かめだほうさい)という江戸時代の書家、儒学者、文人を主人公にした演劇です。といっても堅いものではなく、声優で活躍されている俳優さんによる楽しい劇でした。

物語は江戸時代ですが、セリフの端々に今のお金に換算すると…とか、今の神田の辺りです、とか、注釈があって分かりやすく、また声優という仕事をされているだけあって声がよく聞き取りやすい。声から心に入ってくる演技というのを始めて体験しました。

鵬斎の一生を愛用した5本の筆で描くというお話し。それぞれの時代に大変なこと辛いことがあるなかで、酒を飲み書を嗜むという鵬斉の心の姿が伝わってくるのがよかったです。

全編を通してどこもどれも面白かったのですが、観終わってしみじみと振り返ると、生き方としての人間について感じいっている自分に気付きました。
鵬斉の家には偉い人がたくさん来ます。「どれも同じに見える」とからかいのセリフがありましたが、自分を偉いと思ってる人は中身がないか、自分の思い通りに人を動かそうとして偉そうにして(または偉い役職について)いる。だから中身がない人は長続きしないし、言うことを訊かないとわかると去ってゆく。
鵬斎はそんな中で自分を生きていこうとしてると感じました。貧しく窮しても、自虐的とさえ思える貧困に耐えても、自分を失いたくなかったんだろうなと、でもそれは世間では評価されにくい。彼を愛した人はそこを好きになったんだろうなぁって思いました。
良寛ののほほんとした佇まいも面白かった。落語家さんなんですね。
三番目の物語で、鵬斎は人助けの為に書を書き始めますが、傍にいた良寛は何も言わない。きっと鵬斎がここで人を助けても助けなくても、すべては水の流れの如く…と思っていたのでしょう。でもそこで、鵬斎は助けた。助けざるえなかった。それが鵬斎であり、今まで一貫して通してきた人格なのです。それを見て良寛は私のところにきなさいと言う。生きるということの醍醐味が現れていると感じました。

次回はテープとおひねり投げたいです(^^)

レ・ミゼラブル

舞台
05 /09 2013
帝劇で行われているレ・ミゼラブルを観てきました。
お友達がチケットが当たり、誘われました。「後ろの方の席なんだけど…」と彼女は申し訳なさそうにしていましたが、一月に映画を観てとっても観たかったので嬉しくてしかたありませんでした。

と、いいつつよく分かっていなかったんですが、前日に娘に「演出が変わったらしいよ」と聞かされますますどんななのか期待してました。
二階席の7列目でしたが、充分楽しめました。こういったのは生で観るといいですね(^^)
演出はというと映画をそのまま舞台にしたような感じで映画とは違う面白さがありよかったです。映画ではセットは美しいのですが、カットがあるのでどうしても一人一人に距離感があり、舞台のような一体感がなかったのですが、舞台では一つの場所で様々なことが起こるのでそれがよかった。
しかし、映画でも思ったのですが、すべてが歌で繋がっているので感情がそこですべて表されすぎて、どんどん歌によって物語が進行しすぎてしまう感じがあった。もっと舞台の持つ間も感じたかったです。

前半は物語がどんどん進み、後半は演出がすごかった。映画をそのまま再現しているようなかんじがしました。原作はユゴーですが、作は映画とおなじ人なので、ミュージカルをもとにした映画のミュージカルなんだなと思いました。映画を観た後だったのでより脳内で臨場感がありました。

エポニエールや少年があっという間になくなってしまうように感じられてしまって、涙する間がなかった(汗)でも効果音やコーラス部分の臨場感は素晴しく、戦場となる場面では爆発音や弾が風を切る音が直ぐ傍でしたように感じられました。

映画でも思ったんだけどファンテーヌが受けた迫害は私にとってリアルに感じられる。女で産まれこの年齢になって社会に対する憤りをファンテーヌに感じます。男性の側には男性の言い分はあるとおもいますが、女であることで耐えなくてはならないことを表現していると思う。なので最初のファンテーヌが亡くなるまでは身につまされてしまいます。

2008年に原作   を読み、2009年に前回のミュージカルを観ています。この頃はそんなふうにはおもっていなかったんだろうなぁ。月日は早い。

エッグ

舞台
11 /11 2012
もう先月のことになってしまうんですが10月27日千秋楽の前日の回を観てきました。

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台本をやっと読み終わったので、感想を。

千秋楽に近い回というのを今回初めて(久しぶりに)観て、まずやっぱり最終日の近くだなぁというお客さんの反応(感動)っぷりがすごかった。ファン度が濃いというのかな、熱気が高かったと思う。
そして劇が始まる前に芸術劇場の前で突発のダンスイベントがあって(娘に聞いたらそういう集団がいるそうですね。すごい羨ましがられた。そうか貴重な体験だったのか)なんだなんだと思っている間に終わってしまって、皆普通にどこかへ帰っていってしまって面白かった。夕方だったので、暗い広場で整然と踊って去ってゆく違和感が楽しかったです。

で、エッグの感想。
台本を読まずに、精神的にへろへろになったまま、舞台の舞の字も忘れた私をあっという間にその世界に引き込んでくれました。あー来たなぁとなんとも間の抜けた事を思いながら観始めると、どんどん時間と時代が変わってゆく独特な世界に頭をフル回転させました。深田さん美しいなぁと思ったり服綺麗だなぁと思ったりしてる間に、歌が始まり、ミュージカルなのか?と思ったり。歌の間のとり方とか、埋め込み方が今までの流れを変えていて、その変化を感じたりした。そのうち、野田独特の時間や言葉の渡り方繋ぎ方がみえてきて、それでも随分簡素にまとめられていると感じたのは、私が大人になったからか、ついてゆけないのからか、野田さんがその境地に達したのかか、言葉遊び以上のなにか、以前なら生々しい時間のうねりを感じたのですが、それより上の何か時代というのは簡単ですが再生と繋ぎ合わせの手触りを感じた。俯瞰するという言葉ではないな、とうとうと流れる生きてる時間を目でみてる感じがした。
ただちょっと途中たるいというか、あまりに物事が静かに(今までの作品と比べると)流れすぎていて、あれっと思った、隣の人は寝てた(汗)。席が後ろのほうのせいもあったけど、物語が遠い、と感じ始めた頃、入れ子になっている物語の構造の意味というか感触を感じたとたん、私の中で「1Q84」と繋がった。私にとって「1Q84」はありえない過去に設定することによって、描き出される虚構の中の現実の実態の小説だと思っていて、それとこの「エッグ」は重なった。
寺山修二のありえない原稿の世界の中に飛び込むことによって、東京と満州を繋ごうとしている。それは時代と個、国と社会、それぞれを様々に組み合わせることによって浮かび上がってくる言葉にできない見えないでも感じることのできるもの、触れそうなほど確かな物の形を暴き出そうとしているのではないか、と思えてきました。

もうそうなると物語はどうでもよくないけどどうでもいい(笑)一つ一つのディテールをよく観聞きしながら、その全体と総括を感じ取ればいいので、思いっきり俯瞰しながらぎりぎりまで物語にはまってゆくというアプローチで観てみた。そして最後、芸術監督の言う寺山修二の『マッチするー』の段落を聞いてがつんときた。このセリフをいうために今回の舞台があってここがゼロ地点だと感じた瞬間、どばぁと涙が溢れてきた。声だして泣きたいくらい感情の波がきて、でもすぐ「私には愛人はいません」とひっくりかえすので、泣けない。泣く時間も与えてくれないのかぁと思いながら舞台は終わりました。

セーラー服の女子校生が出てくる。娘が高校生で同じようなセーラー服を着てるので、後半の満州から逃げる女子校生の姿が重なった。あの頃の女子校生と現代の女子校生の命の重さや形に変わりはない。時代が違うだけだと肌で感じた。それからガンバレと歌ったあと、それは聞き飽きたと続く椎名林檎の歌がよかった。
前回おなじステージでやった「南へ」のつながりもみえて、脳がぐるんぐるん動いた舞台でした。今回の「エッグ」はかなり面白かった。印象に残る作品になりました。この作品に現されている絶望の姿(形)を感じ飲み込む(いういいかたはしないかな)ができた。

GO HOME

舞台
06 /16 2012
お友達に誘われて吉祥寺シアターで上演されているサスペンデッズの「GO HOME」を観て来ました。
どんなお芝居か知らなくて上演前にパンフレットをちょっと読んだだけで観たのですが、よかったです。
鮭が戻ってくる川の流れる小さな街が舞台。そこで小さい時から遊びくらしていた子供達が大きくなり旅立ち戻ってくる。それは繰り返し育った土地に戻ってくる鮭のようでいて、人間の深い情が見えてくる。

舞台を観ながら先日逮捕された指名手配犯をちらっと思い出した。人間は足があってどこにでもいけるように思えて実は密接に土地に繋がっているのではないか、それはなんとなく感じていたけど演劇として観てみると改めて強く感じました。
過去・現在・未来、卵・子供・大人、時間の流れと川の流れ、水と火、いろいろな軸を重ねながらゆっくりと川の流れのように物語が前後しながら進んでゆく。
主人公の男の人が連鎖にはまってゆくのが辛かった。男の愛と女の愛の違い、自分の愛を疑う時、人は信じることを疑うのかなと思ったりもした。
ウォークマンとか昔のスケバン(笑)とかツボも多くて面白かったです。暴力や生きる連鎖を考える時に思い出しそうです。

吉祥寺シアターで24日までです。

役者さん一人一人の動きや表情がよかった。
時代がころころ変わるのに、仕事の後にみせる一瞬の疲れた表情とか、小石投げる時のちょっとした仕草とか、ごっこ遊びの室内との違いとか、それぞれの演技に個性を感じました。丁寧に演じられてるなぁと思いました。




帰り道とぼとぼ歩きながらいろいろ考えてたら
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この映画を思い出した。つながりを言うとねたばれになるので、秘密です(^^)

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き