試練の年末年始

にっき
12 /31 2006
今年も終りですね。歳をとると一年が短くなるといいますが、そんなことないです…それなりに長いです。やせ我慢です(笑)。
うちは毎年31日はのんびりすることになっています。予定を決めていないけど、どこかに行くのかなぁ、ストレス満載の連れ合いがへんな事を言い出さないといいです。

10月から禁煙を始めて、喫煙経験のない私はもうラクになったものと思ってたんですけど、あれはどんどん辛くなるものなんですね。夏の頃に比べ別人になっています。一日中ガムを噛んでいて、噛んでいないときはお菓子を食べています。食欲を我慢するのは平気な人だったので、よほど辛いようです。タバコ代よりも多くかかったりして(笑)。仕方ないなぁと思いつつお菓子を常備してたらどんどん太ってきました。「俺はお菓子までがまんしなければならないのか…」と12月に入ってから何度か絶望に浸っています。

事務所の大掃除でヤニで黄色くなっているパソコンを拭きながら再び絶望。まるで失恋ですね。もうどうしていいのか分からないんだそうです。
何が”どうしていいの分からない”のか、さっぱり分からないんだけど(笑)それほど禁煙は辛いようです。「心だけなんだよ、心が欲しがるだけなんだ」と自分に言い聞かせているのを、となりでニヤニヤしながら聞いています。
食後に「吸いたいんでしょ」と言うと、始めは怒ってたのに黙り込むようになって今では泣きそうな顔になります。
「そんなに辛いなら吸えばいいじゃん」と助言するのですが、彼は頑なに禁煙を実行しています。
彼が今言いたいのは「こんなに辛くなるから、始めようとしてる人はやめたほうがいい」だそうです。どうしてこんなに辛いんだと自分を追い込んでいるおじさんです。

タバコを吸っている夢や、「吸っていいよ」と友人が言っている夢をみるようになると…いよいよだそうです。
そして正月休み、彼の試練の時が始まります。

楽しそうだな私…。

よいお年を、観察員月夜野でした(^^)
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一瞬の風になれ 三部

現代小説
12 /30 2006
一瞬の風になれ 第三部 -ドン-一瞬の風になれ 第三部 -ドン-
佐藤 多佳子


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年末も押し迫って読み終えることができました。よかった。ずっと読みたかったのですが、なかなかとりかかることができず、本を眺めながら「待っててね」と心の中で呟いていました。

主人公新二が部長となり部をひっぱりながら自分も成長してゆく話。作者さん、緊張してるのかなと思うほど、しっかり細密に描かれていて、小説に対する思い入れをそこから感じました。
一つ一つの試合を丁寧に描き心の広がりや育ってゆくようすが目にみえるように伝わってくる。
このままずっと読んでいたいなと思ってしまった(笑)。
新二が成長するにしたがって世界が広がり、場の捕らえ方に変化がでてきているところがよかった。
色んな気持ちになってる、そしてそれを支える周りの人との会話交流がいい。連がやっぱりかっこいい(笑)

スポーツやってる男の子の美しさを思い出した。近所に地域のサッカー選抜チームに入っている男の子がいます。練習から帰ってきた時に見るジャージ姿がかっこいいのです。(完全におばさんです)大げさではなく、神の存在を感じるほど綺麗。本人がそんなこと気にもせず、学校で怒られてたり遊んでいたりするんだけど、その中にある美しさというのは、この時期のスポーツやってる子にしか出ないもので、その輝きをこの小説の中の子供達に感じました。
美しいとか一言も書かれてないけど、連が走る姿やバトンが手渡されてゆく瞬間の美しさを感じました。

RADWIMPS

音 楽
12 /29 2006
先日ここを読んだ夫に「かっこよすぎ!」といわれてしまいました。毎日ぼろぼろなかっこで、寝ぼけながらパソコンに向かっていて、壊れれば早く治せと暴れている相手をさせられているので、そのギャップに不満があるよう(笑)。パソコン、全然分かってません。ハードの入れ替えもメンテナンスも皆夫にやってもらってます。「治してくれ~早く~」と仕事場で暴れて呆れられている妻です。B型なのでわがままは許されると思っています。そんなわがままを許すことによって自画自賛してしまうAB型の夫です。
携帯電話も持ってません。いいかげん欲しいのですが、これ以上壊れるものを身に付けるのが苦手です。携帯でメール打つのが夢(笑)
そして方向音痴です。新宿は何度行っても迷います。先日行った虫の詩人の館はとりあえず反対方向に1キロ歩いてしまい、夫に呆れられました。そんな管理人です。


セツナレンサセツナレンサ
RADWIMPS 野田洋次郎


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あるきっかけで聞き始めました。二曲目「バイマイサイ」が好きです。
繰り返し聞いていて、息子も覚えてしまいました。ヘッドフォンで聞きながら歌っているのに覚えたなんて驚きです。
何回も聞いていてこの曲一曲目と繋がってると感じました。へんかな、一曲目から強いベクトルを感じました。

RADWIMPSRADWIMPS
RADWIMPS


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RADWIMPS2~発展途上~RADWIMPS2~発展途上~
RADWIMPS


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RADWIMPS3~無人島に持っていき忘れた一枚~RADWIMPS3~無人島に持っていき忘れた一枚~
RADWIMPS


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RADWIMPS4~おかずのごはん~RADWIMPS4~おかずのごはん~
RADWIMPS 野田洋次郎


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どれも一度は笑い、切なくなったり、楽しくなったりする。多くの感情を体験できる作品というのは私の中でいい作品の条件なので、そういった意味でも納得しています。音楽についてとかうまく語れないというか、よく分かってないので、このへんで(逃げ腰)。どれも大好きな一枚です。

ベスト追加

にっき
12 /28 2006
嬉しい反応がありましたので、ベスト追加を(笑)

イギリス式極楽水上生活―ナローボートで楽しむ爽快クルーズ・ライフイギリス式極楽水上生活―ナローボートで楽しむ爽快クルーズ・ライフ
秋山 岳志


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川の近くに住んでいるので、読後も水上での生活を意識しながら繰り返し読んで楽しんでいます。日本は少しよくなってきましたが、まだまだ川のアプローチが貧弱で、増水などの心配のほうが大きく親しみの持てる川辺の風景というのは実現していません。これを読みながら、外国の川辺の楽しみ方を羨ましく思いつつ勉強しています。

仏像のひみつ仏像のひみつ
山本 勉


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以前ご紹介したときに、山本さんにもコメントを頂きました。
その後本を読んでから娘と国立博物館にゆき、仏像を見ながら感想をいいあいました。時代の移り変わりに伴い形が変化したことや、仏像にも上下関係があることを話しながら観覧しました。子どもと話すことで色んな発見があり面白かったです。この本はとてもなじみやすく解りやすい内容なので、リラックスしながら繰り返し読み返しています。


中世の旅人ヤン―遍歴する魂中世の旅人ヤン―遍歴する魂
鈴木 航伊知


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学生の頃から絵画で親しんでいた鈴木さんの小説本。この本を読んでから中世という時代に興味を持ちました。この時代にあった精神性に対する作者の思いと、独自の物語の力強さに、画家であり作家である鈴木さんの世界の素晴らしさを感じました。HPにサイトのリンクがあります。
手紙で感想を送ったら、長いお返事がきました。ここで紹介したことも喜んでくださって、嬉しかったです。

他にもこの一年、ブログとサイトを通じて沢山の人に手紙を頂いたり贈り物を頂きました。それはメールだったり、いつも来訪してくださる方だったり、書き込みであったり、小さくても私にとっても好きな物だったり……色々でした。
私はあんまり友達がいなくて、本が友達のようなところがあるんですけど、こんなふうに誰かと繋がることができて驚きとともになんとも言えない喜びを感じています。もうどうしていいか分からないくらい(笑)。これからもよろしかったら、おつきあいください。いや、そんな無理しなくていいですから(笑)。

一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
まだ今年終わってないけど(汗)そんな気持ちになったので(笑)言ってみました。

今年のベスト

にっき
12 /27 2006
パソコン、バッテリー系統の故障(疲労)らしいことが判明しました。
ノートのバッテリー抜いて使ってることが直接の原因。なぜそんなことしているかって?廃番なんです。ハチロク乗りは廃番とお友達です。納得しないでください(笑)。スリルあるオンライン生活です。

今年のマイベストを紹介。順番はないです。
今年読んだどの本もここで紹介した本は気に入っています。
よろしかったら是非是非!!

銀のロバ銀のロバ
ソーニャ ハートネット Sonya Hartnett 野沢 佳織


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最近読んだ本で一番のお気に入り。表紙を見ただけで感動が蘇ります。

星々の生まれるところ星々の生まれるところ
マイケル カニンガム Michael Cunningham 南条 竹則


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読みがいがありました。読んだあとにじんわりくる。文章が印象的。

シッダールタシッダールタ
ヘルマン ヘッセ Hermann Hesse 岡田 朝雄


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どこを読んでもはっとする。時々開いて一文を繰り返しています。

完訳 ファーブル昆虫記 第4巻 上完訳 ファーブル昆虫記 第4巻 上
ジャン=アンリ・ファーブル 奥本 大三郎


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今年はこの人にはまりました(笑)4巻はまだなので、近いうちに読みたい。

天から音が舞い降りてくるとき―音楽の彼方にあるものに〈2〉天から音が舞い降りてくるとき―音楽の彼方にあるものに〈2〉
梅津 時比古


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音楽の奥深さと芸術性について考えた一冊。今まで考えたこともなかった旋律の造詣について考え始めるきっかけになりました。

犬のしっぽを撫でながら犬のしっぽを撫でながら
小川 洋子


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生きること、書くことの深さ静かさを感じた一冊。

心の扉を開く心の扉を開く
河合 隼雄


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倒れられたというニュースを聞いてから心配しています。回復を祈りつつ。

パソコンピンチ

にっき
12 /26 2006
年末になると何故かパソコンがピンチになります。
バックアップとってくださいといわれてしまった。
がーん、電源切るの怖いです(笑)。
こんな暮れも押し迫ってから…ひどい。
DOSが立ち上がっても笑ってたから怒ったんだろうなぁ、ごめんよ、機嫌なおしてくれ。もう一回ハード入れ替えるんかなー(泣)東京にあるメンテナンスセンターも少なくなりました。しょっちゅう移動しませんか?あ、普通そんなに行かないのか(大汗)パソコンも大掃除しなくてはならないのか…。

急な用事や、連絡がありましたら、コメント非公開で書き込んでください(^^)

拍手ありがとうございます。ひ、ひとりごとです(^^;。

木曜日に生まれた子ども

現代小説
12 /26 2006
木曜日に生まれた子ども木曜日に生まれた子ども
ソーニャ・ハートネット 金原 瑞人


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「銀のロバ」の作者の本。銀のーがよかったので、前作を読んでみました。この人の書く小説は書く毎に雰囲気が違うんだけど、私はにおいというか流れているものが同じに感じるので、違和感がなかった。素晴らしいなと思った一冊。個人的なメッセージを貰っている気持ちになる。深いところで流れているものの話をしているように感じられてしかたないです。

オーストラリアで五人兄弟の真中として育つ少女ハーパー。下の弟ティンはカフィが生まれた日に家の下に穴を堀り始めそれきり家には帰ってこなくなる。存在を忘れられながらも大きくなるティンとハーパーの生活。ファンタジーというには辛い生活と不思議な奇跡を起すティンの話。
銀のロバでも思ったのですが、不思議な話です。ありえない話なんだけど、浮ついた話ではなく、生活のリアルがにじみでている。何をやっても上手く行かない父と苦しくなる一方の生活は”なにもここまで”といいたくなるほど悲惨です。しかしとても魅力的な流れで、読んでるうちにとりこになってしまう。なんでだろう。不思議な話で不思議に引き寄せられる。
世界のありかたに納得させられるというか、そうだよなって思う部分が多い。この物語のなかで起きてることって、日常でもある、ほんとにある。どんどん参ってゆく父と心のどこかで呆れながらも一緒に暮らす母、誰が悪いわけでも家族の何がいけないわけでもないのに、複雑にからみあった事情がどんどん生活を悪化させていく。こういった社会的いじめはどこにもあるし、実際起きてるので、ソーニャさんはそれを見たし知っているんだなぁと思った。
この人の書く話は体験したことなのだろうとは感じるのだけど、どこか物語りめいていて、そこが嫌ではない。物語ではないと語れない切り口で話が進んでいて、ここに好感がもてるとはまります。

穴を掘る弟というのは銀のロバにも出て来た。銀のーのほうが美しかったかな。新刊を買ったので、読もうと思っています。好きな作家になりました。この人の小説は読むと一回は必ず泣く(笑)。この本ではお父さんが自分を責め始めたときと、ティンが最後に家にやってきたときの、ハーパーの心境が語られるくだりでじわっときた。ティンにあってハーパーにないもの、ハーパーにあってティンにないもののことを考えた。

歌うエルフ

にっき
12 /25 2006
初レゴラス……


昨夜はクリスマス・イプでしたね。早くお風呂に入り、ご飯たべて、指輪物語みてました。夫が始めてで(原作を2回読んでいるのに時間がなくて見れなかった。私はレンタルして見てた)彼の反応を見てるのが面白かった。サルマンは塔で死ぬのか…とか、エルロンドが剣を持ってくるのか…とか、言ってた。始め見たときには結構びっくりするんだよなぁー、二回目からは驚かないんだけど。見ながら、よくできてるなとつぶやいていました。面白かったようです。何度見ても最後は泣きます。物語の終わりです。クリスマスを忘れました(笑)。

今回見ていて思ったのは物語のイメージと画像でみるイメージがちょっとずれてること、どっちがいいとか悪いとかではなく、画像で見てるときに使っている神経と、小説を読んでいるときに使っている神経が違う印象があった。アラゴルンを文章で追っているときにでてくるイメージと映画でアラゴルンを見たときのイメージの膨らみ方が微妙に違う。あ、またヘンなこと言ってしまった(汗)当たり前なんですけど、その違いみたいなものを実感しました。いや分かってたけど、今回再認識した。

確か原作では亡霊のいる洞窟に入るとき、怖がる馬達に気持ちを静めるため、レゴラスが唄を歌います。眼に掌を宛ててエルフの唄を歌うんですよ。
他にもレゴは旅の途中でも夜中皆が寝静まったとき小声で歌ったりしてて好きです。トールキンさんの詩情を感じます。

一年聴いた曲

音 楽
12 /23 2006
NHK「毎日モーツァルト」ダイジェスト(第1回~第40回)NHK「毎日モーツァルト」ダイジェスト(第1回~第40回)
オムニバス(クラシック) ストックホルム室内管弦楽団 ウェルザー=メスト(フランツ)


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毎日モーツァルトが終わってしまいました。寂しいです。毎日見てました。見ないと不機嫌になるので、朝忘れそうになると夫に「始まるぞ、見なくていいのか」とか言われてた恐妻家です(笑)。
出かけたりして見なかったときもあるけどほぼ毎日みてました。楽しい一年でした。来週はダイジェストをやるので、面白そうだなと思った人は是非。
毎日見ていて亡くなると、いや亡くなったのはもうずっと昔のことなのに、へこみます。気持ちもってかれてます(笑)。
一週間レクイエム朝から聞いてました。またこれがすごいからもう、朝からだめだめな気持ちでした。「怒りの日」が大好きです。好きとかいうものじゃないのか。

一年聞いていて、モーツァルトについて思ったことを書いてみようと思います。音楽知らないのに知った風な口をきくなまいき者です。個人的感覚で書くので、それでもいいという方は以下に

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父のようにはなりたくない

現代小説
12 /22 2006
父のようにはなりたくない父のようにはなりたくない
阿部 夏丸


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娘が好きな作家の本。国語の問題で出題されて興味をもったようで、ずっと読みたいといっていたのに、なかなか与えなかった悪い母です(笑)。図書館で借りなさいといっていたのだけど、近くの図書館に常備されてなくて、なかなか順番がまわってこなかったようなので、買って与えたら直ぐに読んでしまって「面白かったよ」というので借りて読書(笑)。

親としてはファンタジーものを読んでほしいなぁと思っているのですが、子供のほうが現実的で、思春期にさしかかった子供の話が書かれているこの本を選ぶ辺り面白いなと思います。

短編が8つ。どれも読みやすく分かりやすい話でした。
「父のようになりたくない」はそんなことを言い出した中二の男の子の父が主人公。
「みんな頭がついている」は義理の父の奔放な育て方が嫌な母さんと、何でもやらせてみなくては分からないという子育てを孫に実践している祖父の話。
「泣き虫のままでいい」は6年生になっても泣き虫な男の子の母の話。

…とこうやって書いてみると、視点が親のものが多い。えっちな本を万引きされて困っている店長の話とか、野球チームでうだつのあがらない息子を持つ夫婦とか、主人公も男の子のものが多いので、娘がこんなどちらかというと男の子向きの小説を面白いと思うことに驚きました。

「男の子が主人公の話ばかりじゃん」といったら「そうだよー」と返事された。「最後の”ずる休みしようぜ”読んだけど、あなたもずる休みしたいわけね」といったら「そうだよー」と言われた(笑)。娘も一ヶ月ぐらい休みたいんだそうです。「学校は嫌じゃないんだけどねー」とのこと。そんな時期に入ったんだなぁと娘の成長を思いました。

小説はどれも家族の当たり前の風景を描いています。そのなかに夫が妻を思いやったり、子供の成長に戸惑ったり、感心したり、過去の自分を投影したりしてる姿を描いている。家族間のさりげない思いやりを描いているところがよかった。
子供の魂の柔らかさも感じられていい。子供って頑固なわりに意外なところで柔和に心を動かすことができる。それは子供だってことなんだけど、その部分を日常でも感じるたびに、大人の方がなんでもきめつけちゃけないなと感じています。

泣いてもいいんだよというお母さんがそれでも悩んだり、親が苛められているんんじゃないかと思っていても、本人はそうじゃないよ、と反論してたり、状況は立場や性格によって様々なみえ方をすることを思い出させてくれる、そんな小説でした。
思春期の子供を持つお母さんにお薦めの本(笑)

夫が題名を読んで「俺のようにはなりたくないのか…そうなのか…」と矢鱈動揺してました(笑)。

ぴったりはまるの本

ほのぼの本
12 /21 2006
ぴったりはまるの本
4591094707佐藤 雅彦 ユーフラテス

ポプラ社 2006-10
売り上げランキング : 3316

おすすめ平均star
star答えを探して、家を大探索しちゃおう!
starはまった!

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ピタゴラスイッチの本
白い紙に○だけあって、家にあるものでこの○にぴったりなものを探すというシンプルなもの。
これ家で実際にやってみると、結構はまる(笑)
分かってるけど『お!』って感じで、頭の中の何かが繋がるのが分かる
誰かが(本を作った人が)この形を測ってこの本に移しただけなんだけど、なんともいえない連帯感を感じるのです。

息子とやったら、ぴったりはまった瞬間に『にやっ』と笑った(笑)
何度もページをめくってははめて遊んでいました。はまってました(笑)

この本を見たらやってみることをお薦めします
にやっ、ときますよ(笑)

ブルッキーのひつじ

絵本・詩
12 /20 2006
ブルッキーのひつじ
4915619222谷川 俊太郎

ジー・シー 1989-03
売り上げランキング : 12549

おすすめ平均star
starあなたのことが大好き
star共にいることの温かさを知る
star今のこどもに必要なこと

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近所の○善でみかけて、懐かしくなって再読、紹介(笑)
常用している本屋さんの、新刊の並びとかリバイバルされてる本の並べ方とか妙に気になったりしますよね(…よね)
『そうこなくっちゃー!!』とか『そうきたかー!!!』とか好きな本が平積みされてたりすると心の中でガッツポーズとってます。

以前電車の中でよしもとばななの「うたかた」を読みながら泣いているOLさんを目撃し『そうなんだよーラストは泣けるんだよ~~』と心の中でエールを送ったりしてます。ヘンな人です。

小さな緑色の絵本。
ブルッキーのひつじは何を歌っても読んでもめぇめぇめぇとしか言わない
でも大好き僕のひつじ、という絵本。
好きな気持ちのつまった絵本です。

読み返すと始めに”夫に”と書かれている。
作者のゴフスタインさんはどんな気持ちでこの本を旦那さんに贈ったんだろうなぁと
思いました。

この絵本を題材にした曲

momoismmomoism
遊佐未森 工藤順子 外間隆史


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12曲目:ブルッキーのひつじを一緒に聞くと楽しい気持ちも倍増します(笑)

恵みのとき

絵本・詩
12 /19 2006
先日TVで映画「ノスタルジア」を見て、昔買ったタルコフスキーの特集雑誌が読みたくなり、本だなを漁っていたらそのとなりに

散歩しながらうたう唄―森雅之第二作品集散歩しながらうたう唄―森雅之第二作品集
森 雅之


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がでてきて、懐かしくなって読んだらはまり(笑)、

追伸―二人の手紙物語追伸―二人の手紙物語
森 雅之


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を読んだら、もっと読みたくなって

恵みのとき―病気になったら恵みのとき―病気になったら
晴佐久 昌英 森 雅之


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も読んでみました。

「散歩しながらー」は学生時代にふらっと買って、引越ししたり結婚したりするたびに一緒に連れてきた本。本を選別し売ろうかと考えたときも、そのたびに残してきました。シンプルで静かで、ほんとに散歩しながらうたう唄のようにゆっくりじっくり心にきます。
「散歩しながらー」では「紙片」というマンガが好きです。真面目な女の子が教室で掃除していると紙片を拾う、その紙のなかに好きではない人の名前がかかれていて、自分の名前も書いてある、彼女は帰りバスに乗らず歩いて帰った。というそれだけの話なんだけど、1ページなんだけど、心に沈み込むような感情を感じました。
「追伸」は遠距離恋愛の話。二人の気持ちの進みがかわいわらしく、素朴な美しさがあります。

「恵みのとき」は病気になったらわがままを言っていいんだよ。という詩を絵本にしたもの。病と心の関係を描いています。
病気になることは決していいことでも幸せなことでもないけど、そんなときこそ心を解放してみようと言われているように感じました。あとがきも素敵です。お薦めの一冊。

タルコフスキーの雑誌は「追悼増補版、タルコフスキー好きッ!」という雑誌。押井守、黒沢明、手塚治虫、などのコメントが載ってます。今読むと豪華だ…。押井さんはこの人の映画は眠りながら見る映画だと言ってる(汗)。ちょっとほっとする(笑)。

虫の詩人の館

美術館・博物館
12 /18 2006
虫の詩人の館


家族総出で風邪をひき、家でごろごろしてました。朝夫が「一日家にいるから行ってくれば」と言ってくれたので、千駄木にある「虫の詩人の館」へ行ってきました。秋に開館したこの館。近くにあるので、いつか行きたいなと思いつつ、なかなかいけなかったので、行けてよかった。

入場無料、金土日の午後1~5時の開館です。
大きくはないけどファーブルさんと昆虫への愛にあふれたところでした。
私は虫好きではないので、虫のすごさって分からないんですけど、ファーブルさんの人生や、虫に対する真摯な眼差しを思うと、世界の素晴らしさを感じます。改めて地球の大半の生き物の命は昆虫であるということを思い出して、世界を支える小さくても豊かな昆虫の世界を美しいと感じました。
蝶やかぶとむしの標本や、生家を再現した展示を見てきました。案内の人が親切で優しくして頂いて嬉しかったです。

来館してくる子は大抵虫好きな子で、入ってくるなり目をきらきらさせて標本を見ていました。蝶の標本を作っているという男の子に、親切に作り方を教えているボランティアの人が印象的でした。
虫好きな子は是非、いいところです。

HPに外観の画像を更新しました。興味のある人はご覧ください。

真鶴

現代小説
12 /17 2006
真鶴真鶴
川上 弘美


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失踪した夫「礼」を思いながら主人公「京(けい)」が何度か真鶴に足を運ぶ話。つきあいのながい恋人の「青茲(せいじ)」。娘と「百(もも)」母の三人で暮らすはなし。百の幼い頃の思い出や、母の俯瞰した視線を感じながら話は進んでゆきます。

とても面白かった、色んな気持ちになった。それでいて川上さんの文章にも酔った。この人の家の描き方が独特で好きです。最後のほうの明るい家のくだりで、似てないんだけど「光ってみえるものあれば」を思い出した。家の中に風がわたる感じがある。

読んでいる間、夏目漱石の小説と森鴎外の日記と村上春樹の小説を思い出した。どこがどうとは…秘密です(笑)。内田百もそうだけど、文学者のイメージがふっと立ち上がってくるときがあります。国語の先生だったからかなとか思うんだけど、こんなことを思うのは私だけだろうなーと思いながら、読んでいました。

それから、近いとか遠いの感覚、軽い深い、愛と憎しみなどの対比する言葉の流れが印象に残った。
読んでいる間生活しながら「あ、これは近いな」とか、「遠いと思ってたけど案外近いな」とか、「近いようでいて遠いな」とか思って一人遊びしてました。
先週観た映画「ノスタルジア」は遠いと思っていた部分が近くて近いと思っていた部分が遠かった。あ、これは悪い例かな。

初期の頃にあった雰囲気もあり、集大成と言われているのが分かる。この欠落感を次回はどう持ってゆくのかなという期待を持ちました。
最後の場面の明るさがどの小説にもない印象をうけた。すごい。

ぬれ煎餅

にっき
12 /16 2006
ぬれせん


ゲットしました。記念に画像アップです(笑)
毎日のように「ぬれせん~ぬれせん~」と言っている夫をやっと納得させることができてよかった。ほっとした。精神的に追い詰められてたな(笑)。

銚子電鉄のぬれ煎餅です。
気付いたら近くのマーケットに売ってた(汗)
夫に言われるまで気付かなかった(大汗)
京成系列のマーケットにありました。手に入れたい方は狙ってみてください。ちなみに買ったお店は、つくばエキスプレスと常磐線が止まる駅の京成リブ○です。煎餅たくさんありました。
裏の製造会社をみて思わず「やったー!」と言ったら、隣にいたお店のお姉さんにびっくりされた(笑)。スーパーで煎餅二袋だけもってレジに向かう親子って変です(笑)。また買いに行こう。枕木のお金になるといいな。
袋に電鉄の絵が書いてあるのが特徴です。
夫が一言「青いのもあるんだよね。うすあじなんだよね」と…探せと!!また追い詰められてしまう妻です(泣)。

カーズ

映画
12 /15 2006
カーズカーズ
ジョン・ラセター ジョー・ランフト ラリー・ザ・ケーブル・ガイ


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息子が風邪をひいて家にいるので見せたDVD。ピクサー社というのとNASCARが舞台の映画というので、個人的にも興味がありました。
序盤のレースの様子はNASCARっぽくて楽しくて面白くて笑えました(笑)。
WRCでバーンズもマーティンもいなくなってしまい、拗ねてNASCARばかり見ていた時期があります。これ結構はまりました。とてもアメリカっぽいレースでF1やWRCとは違った雰囲気で楽しいのです。
映画にもでてきたけど、タイヤ勝負なレ―スで、いつどのようにピットに入るかが大きく勝敗をきめるのです。タイヤが場内にころがり出てきたり、走ってる途中でとれたり、スタッフ同士が喧嘩を始めたり。初めて見たときびっくりしました。ドライバーも”座ってできる仕事だから”という理由で運転してたりする(笑)。ビール片手にレース場で、うおー!!と叫びながら応援したくなります。

そんな雰囲気のつまった映画で楽しめました。と、言っても家事をしながらみていたので、全部ちゃんと見てない(泣)レンタルを終えて返してしまったので、また借りて見直したいです。
車の動きとか、ボディとかよかった。ちょっと前まで車ってあんな感じで動いていたといったら大げさかな。路上に出ていて、前の車が何を考えているのか分かったのに、今は殆どオートマで、ハンドリングにも個性がないので分からなくなってしまいました。
ギアを変えたり、ハンドル切るときにわくわくしたりする気持ちを反映するような車って少なくなりました。ハチロクに言われたくないか(笑)

ハチロクといえば、この映画のなかで86番の車は悪役でした。宿命なんだな、この番号は…とか思ってしまった。永遠の悪役??

NASCARはオープニングもいいです。すごいアメリカっぽい。国歌が流れ、選手全てが胸に手をあて空を仰ぐと空軍の戦闘機がぶううーーんと隊列をなして飛んでゆく。それが終わると一斉に皆がエンジンを始動させる。かっこいい。思わず「いえーーい!」とTVに向かって叫ぶおばさんです。
いや、だからNASCARはかっこいいなと、そんな感想です。

絵本三冊

絵本・詩
12 /14 2006
冬は家にいることが多くなるので、子供と一緒に楽しめる絵本が恋しくなります。

黒ねこのおきゃくさま黒ねこのおきゃくさま
ルース エインズワース Ruth Ainsworth 荒 このみ


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去年も今の時期に読みました。生活の苦しいおじいさんの家に黒ねこがやってきます。おじいさんはずぶぬれの黒ねこに自分の分を食べるものを全て与え、薪も使ってしまいます。それでもねこが家に来てくれたことに喜びを感じ、空腹も忘れ寄り添いあって眠りにつきます。翌朝ねこに別れを告げると、ねこが……。という話。
前回読んだときには、やさしいおじいさんだなぁと思ったんですけど、読み返してみて、おじいさんの寂しい気持ちに気付きました。黒ねこと一緒にいられる楽しさを味わうおじいさん。それはそれまでが孤独であったことを意味しているんだなぁと今回の読書で思いました。

みえないさんぽ―このあしあとだれの?みえないさんぽ―このあしあとだれの?
ゲルダ ミューラー Gerda Muller


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男の子と犬の足跡ばかりの絵本。脚の向きや、戯れる犬や鳥のようすを思い浮かべながら読み進むと面白い。字がないのに、絵の中で何が起こったのか想像していると物語を文字で追うよりも長い時間がたってしまします。
男の子が木を削ったり、扉を開けたりする存在感のある絵がいいです。
最後に彼が何故さんぽに出たのかが分かる。言葉じゃなく見て分かる面白さがあります。

りゅうの目のなみだりゅうの目のなみだ
浜田 廣介


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さいごはこれ。植田さんの絵本。ここに出てくる龍がとても綺麗。もうもう語ればそれだけ(笑)。物語は「泣いた赤おに」を書いた作家さんの話。切なく哀しい話を植田さんの絵が盛り上げています。龍がはらはらと涙を流す場面はいっしょに切なくなってしまいました。

ぷくぷく

にっき
12 /13 2006
ぷくぷく


以前から気になっているぷくぷくというお菓子の話を(笑)
もう○十年前のお菓子なんですけど、大きな丸いラムネのようなもので、水の入ったコップに入れると泡の出る飲み物になるお菓子なんですよ。これが時々無性に食べたくなります。
東京のおばあちゃんの家に行ったときによくかってもらって食べた記憶があります。中身がどうなっているのか知りたくて、そのまま齧ったりしてました。
なんてことはないんだけど、これを食べてる(飲んでいる)記憶とおばあちゃんの家にいた記憶が繋がって懐かしくなっているのでしょうね。最近リバイバル商品が多いので、これも復刻してくれないかな…と思ってたりします。誰も知らなかったら復刻しないですね(泣)。小さなラムネには種類があって、かめとか鳥とかありました。薄くて食べるとき緊張した思い出があります。
いや……だからなんだと言われると(汗)

先日新聞で一年の美術館、博物館のランキングを見たので、まねして個人的ランキングを。

<美術展>

・ミヒャエル・ゾーヴァー展(1月23日)
原画がたくさんあり見ごたえがありました。塗り方や表現の仕方がよく分かって面白かった。

・星野道夫展(8月2日)
楽しみにしていたので、観る前から高得点に(笑)。

・ロダンとカリエール(5月1日)
彫刻の面白さが分かった。個人的感想なんですが、三次元だとばかり思っていたものがとても平面的だったり、逆に異次元に入り込んでいるように感じられた。彫刻の奥の深さを感じた展覧会でした。


<美術展ではないもの>

・脳の不思議(4月9日)
日本科学未来館で行われた、脳についての特別展示。脳が脳について考えるということ自体がもう既に面白いんですが、様々な考え方ができて面白かった。


<その他>

・交通博物館(数回)
終わってしまった万世橋の交通博物館。長い間ごくろうさまでした。親子でお世話になりました。

・多摩六都科学館(2回)
今年行った科学館のなかで一番印象に残った科学館。娘もよかったとコメントしています。子供に好かれているいい科学館です。

他にベルギー王美術館展もよかった。

キリクと魔女

映画
12 /12 2006
キリクと魔女キリクと魔女
ミッシェル・オスロ


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年末になると色んな新商品や買うと幸せになりそうなグッツが一杯店頭にならんで、クリスマスプレゼントの機会もあって買いたくなります。
しかしそれにあわせて所持金が増えているわけではなく(泣)ここらへんのギャップに激しく苦しんでおります。
お金持ちになりたい、豊かな暮らしをしたい、と思うのは誰でも同じで、その思いが今という豊かな生活になっているのに、まだまだ私たちは何かが欲しいし、もっと豊かになりたいと思う生き物なんだなぁと、感じています。

そんな時思い出すのがこの映画。主人公キリクが森の奥に住むおじいさんのところに行き、交わす会話。

キリク「おじいさん、ぼくは小さいけれど大きくなりたい」
祖父「それで大きくなったら、おまえは小さくなりたいと思うだろうかな……?今日、おまえは小さい。だからだれも入れなかったところに入ることができた。それを喜びなさい。そして大きくなった日に、忘れずに自分が大きいことを喜びなさい」

今の生活を喜び、変化が訪れたときにも同じように喜ぶことのできる人になりたい。難しいなぁ。

歴史民俗博物館

美術館・博物館
12 /11 2006
れきはく


昨日は、国立歴史民俗博物館に行ってきました。順次展示室をリニューアルしていて、最初に終わった第一展示室の縄文弥生時代の展示をじっくり見て来ました。
私が子供の頃習ったのとは少し違うんですよ。研究が進んで、縄文時代の人も犬を飼っていたり漆をつかった食器を作っていたりと、文化的な生活を営んでいたことがわかったのです。

中でも印象に残ったのは、収穫の時期に飛んでくる白鷺を神様とあがめ、祭りをしていたこと。悪霊の仮面をつけたり、羽や翼をつけて踊ったりしたそうです。

古事記の”アソビ”とは魂を沈める”鎮魂”という意味があるのだそう。
何気ない日常をこうやって書いて遊んでいるのも、鎮魂の意味があるのかもしれないな、なんて思ったりしました。

今、リニューアル中で第三展示室の江戸時代がお休みです。
リニューアルが終わった頃にまた行きたい。

はじめての文学 村上春樹

村上春樹
12 /10 2006
はじめての文学 村上春樹はじめての文学 村上春樹
村上 春樹


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年末は本が沢山出版されるので、本屋さんにいけません。
いや行きたいです(笑)。
行ってしまいました。
みつけてしまいました。
読んでしまいました。

既に出ている小説の再録なので、持っているなぁと思っていても手にとっているうちに、本人の手によるなおしが入っていると知り、「娘に…」と心にいいわけして買ってしまいました。
そんで読んでしまった(泣)我が家に未読の春樹本がある事自体許せない。私が(笑)。

ふしぎな図書館ふしぎな図書館
村上 春樹 佐々木 マキ


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羊男のクリスマス羊男のクリスマス
村上 春樹 佐々木マキ


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娘がこの二冊を時々本だなから出して読んでいて、「羊男さんってさ…」と時々思い出しては話しているので、はじめての文学の一番始めが羊男さんの話だと知り、娘は喜んでいます。読みたいーと言う娘を押えてまず私が先に読みました。娘にはまだ難しいかなぁ(笑)どこまでも自己中心な親です。

温室デイズ

現代小説
12 /09 2006
温室デイズ温室デイズ
瀬尾 まいこ


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抄録 トイレでタバコが発見される。遅刻の人数が増える。これらの始まりの合図に、教師たちはまだ気づかない。私たちの学校が崩壊しつつあることを…。ふたりの少女が起こした、小さな優しい奇跡を描く青春小説。

図書館の神様(2004-09-10読了)幸福な食卓 (2005-03-09読了)三冊目の読書。
実は上記二冊を読んだとき”軽いな”という印象があって、悪い意味ではなく、本質の上辺を撫でている感触がありました。同じ学校の教員から作家になった川上さんとは違う世界を感じて面白いなとは思っていたのですが、私の心にすとんと入ってこないようなよそよそしさを勝手に感じていて、他人行儀という言い方はへんなんですけど、それはそれ、これはこれな感じで読んでいました。

今回のこの「温室デイズ」は中学3年の女の子二人が主人公。小学校のときに苛めにあった優子と空手を習っている父子家庭のみちる。二人は接点などないのに仲良くなり、お互いを助け合い始める。

長くなったので以下に

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愛がなくても喰ってゆけます

マンガ
12 /08 2006
愛がなくても喰ってゆけます。愛がなくても喰ってゆけます。
よしなが ふみ


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図書館のHPでネット検索していて、題名だけで予約を入れました。この題だと愛がなくても喰ってゆける、って生きていけるってことだと思ってました(笑)。しかもマンガって気付かなかった。手元に届いてびっくりした(笑)。

よしながさんであろうYながさんが主人公。食べることが大好きで、同居している後輩がいるんだけど、あくまで同居で、大学時代の友達や先輩とご飯を食べに行くYながさん。食べることがほんとに好きなんだなぁと思いました。
Yながさんらしいマンガで、私はまだあまり読んでないんだけどファンは楽しいのではないでしょうか。

食べ物を美味しく描くというマンガはあっても、食べている人(数人)をこれだけ表情豊かに描いているマンガは少ないと思う。気の置けない人と美味しいものを味わう。それだけのことなのに、とても幸せになれる気持ちが伝わってきます。そして、さりげない官能も感じます。食べるのは無防備な行為であることを思い出しました。

お薦めのお店がうちからちょっと遠いのが残念。紹介したお店の近くに住んでいたら、是非行ってみたい。範囲が狭いのが難点ですが、それだけに作者の思い入れを感じました。

”頭がよくてしっかりものでやさしくて可愛い女”って
”いつまでも少年のような部分もありつつ基本的にはちゃんと大人で、いざというときには頼りがあって、ちょとワイルドだけど普段は私のわがままもしょーがないなぁって聞いてくれるような、ナルシストじゃないのに、己の身なりに気を遣える男”ぐらい難しいのか……未だ探しているんだけど……。

寄る辺なき時代の希望

現代小説
12 /07 2006
寄る辺なき時代の希望―人は死ぬのになぜ生きるのか寄る辺なき時代の希望―人は死ぬのになぜ生きるのか
田口 ランディ


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「いつかは死ぬのにどうして生きるのか」という問いに対するランディさんの答え。簡単そうで簡単ではないこの問題に、記憶や環境、肉体など角度を変えてアプローチしている本だなと思いました。
「被爆のマリア」を読んだときに、どの小説もランディさんの体験や記憶が小説という形をとっているように実感しました。この本はもう一冊の小説のように感じられました。
「ドリームタイム」で出て来た「不知火の夜」を彷彿とさせるような水俣という希望や、べてるの家の希望、老いという希望、核の時代の希望、など様々な希望についてかかれている。
いつものランディさんらしいエッセイだなと思いながらも、今までと違う考え方や、発想のくだりにはっとしました。
死に対する作者のアプローチが見える一冊です。

被爆のマリア被爆のマリア
田口 ランディ


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ひかりのメリーゴーラウンドひかりのメリーゴーラウンド
田口 ランディ


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サンタクロースはおもちゃはかせ

絵本・詩
12 /07 2006
サンタクロースはおもちゃはかせサンタクロースはおもちゃはかせ
マーラ・フレイジー うぶかたよりこ


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クリスマスが近くなってきましたね。クリスマスの絵本も沢山書店にならんでいて、みているだけでも楽しめます。昔からある絵本や新しい絵本が一緒にならんでいると、今年もいよいよだなという気持ちになります。

この絵本はサンタさんが一年をどんなふうに過ごしているか分かる絵本。とても急がしそうだけど、とても楽しそうです。何度も子供達の顔を思いうかべてプレゼントを考え直すというサンタさん。聖人であることを思い出させるくだりです。
色んな子供やいろんな顔のサンタさんがでてきます。眺めているだけでも楽しかった。

さらば日本国有鉄道

まじめな本
12 /03 2006
さらば日本国有鉄道―今よみがえる懐かしの名車の勇姿さらば日本国有鉄道―今よみがえる懐かしの名車の勇姿
高田 隆雄


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87年に出版された本の復刻版です。図書館に並んでいるのを借りて帰り夫に見せて、コメントを楽しみました(笑)。
私は子供の頃、東海道線沿線に住んでいたので、貨物列車をたくさんみました。ワムとか生コン運んでるのとか、車を運んでいる機関車が次々と通るのを駅のホームでぼんやり見ていた記憶があります。そんな懐かしい車両がたくさん出ていて、昔を思い出しました。

夫が一枚一枚解説をしてくれました。「この電車が通った日は風が強くてねぇ、先頭車両の旗が左に寄ってしまったんだよ」とか説明してくれます。…そんな昔の特定の日の話ができる夫に驚きます。人の記憶って面白いなぁと思いながら聞きました。

ちいさなくれよん

絵本・詩
12 /02 2006
ちいさなくれよん
4323001665篠塚 かをり

金の星社 1979-01
売り上げランキング : 17557

おすすめ平均star
star私の大切な宝物★
star表紙カバーの中折り
star子供心にも。。。

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古い絵本ですが、素敵な絵本。お薦め絵本の紹介にあって、読んでみました。黄色のくれよんは小さくなって捨てられてしまいます。一人で旅をしながらいさまざまなもの、古いもの汚れたものを自分の色で綺麗にしてあげます。
黄色ってあまり好きな色じゃないんだけど、ああ、綺麗な色だなって思えてきます。小さくなってゆくきいろのくれよんの形がまたいいです。
小さいけど一生懸命生きているくれよんくんが印象的です。

銀のロバ

現代小説
12 /02 2006
銀のロバ銀のロバ
ソーニャ ハートネット Sonya Hartnett 野沢 佳織


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抄録: ひんやりした春の朝、海に近い森の中で、ふたりの少女は盲目の兵士に出会った。そして、ふたりにとって、かけがえのない冒険が始まった…。心に深くしみいる寓話の傑作。オーストラリア児童図書賞受賞。

この本は…筆舌しがたいほどいい本です。もういやもう何も言えない。「こいつ何言ってんだ」と思われてもいいと思ってしまうほど(笑)、いい本。物語を感じました。読み手を惑わしたり、騙したりしないほんとの物語。

本を読むときは、受身でありながらも『そうそう簡単に(心を)揺さぶられてたまるか』という気持ちがあります、ちょっとだけ。この本は始めの兵士との出会いで既にやられました。
兵士が語る話のたびに泣いてしまった。ロバがロバが…二番目の話が大好き。出先のスタバで読み、涙ぐんだおばさんです。

最後もいいんです。ああ、紹介したいけど、これはあらずじを聞かずに読んだほうが面白いので是非読んでみてください。

一番目のお話はイエスが生まれるときの話です。(言いながらも紹介してます(笑))今まで読んだ誕生のどの話よりもよかった。宿屋に泊めてもらえないことを知ったマリアが「あら、まぁ」と言っってヨセフに他を探しましょう。と優しく言うところや、馬小屋で出産しなくてはならなくなっても、文句一つ言わず出産する優しさが、じんわり心に染みます。

兵士は決していい人ではありません。戦場でイライラしたり、欲深になっていたりするところも好きです。
出会う子供達の気持ちや、個々の登場人物の性格や感情の流れ方がいい。そしてロバがいい、ロバがかわいいんですよ。ロバー(うなされてます)。

P77 じっさい人間のいやなところのひとつは、いじめたりおどしたりするところだ。(ふたつめの話)

その通りです。

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き