どのように物語を読んでいるか

にっき
06 /29 2007
と、いうことについて聞かれているような気がするので(笑)
何気なく答えてみようかなと思います。
小説、特に物語の読み方についての考えのようなものになるのでしょうか?
(↑曖昧極まれり!!)
このブログが読書感想であることもあるので、マイ読書感というふうにとらえてください。

長くなりそうなので、興味のある人だけ どぞ

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ゲド戦記

ファンタジー本
06 /28 2007
ゲド戦記 1 影との戦いゲド戦記 1 影との戦い
アーシュラ・K. ル・グウィン Ursula K. Le Guin 清水 真砂子

岩波書店 2006-04-07
売り上げランキング : 999

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アマゾ○の感想などを読むと既に色々言われていて、ここで感想を述べるのは恥ずかしい気もしますが、なんとか書いてみます。
面白かったです。二巻も読みたくなりました。

影の存在が前からとても気になっていました。ゲドが傲慢であることから生まれた影、それに脅えながらも立ち向かってゆく様子が細かくリアル(このリアルは現実的ではなく観念の中での現実味です)に語られています。
傍目には平穏に暮らしているようにみえるゲドが影に脅え、竜退治に行くところなどの動機付けがすごいなと思った。私は小説の中で主人公がする会話の内容も大事だと思うけど、何をするか、どう行動するかが非常に気になります。彼は誰に何を言われるわけでもなく、不気味な存在を感じやがて追いかけるようになります。その行動の変化、感じ方の変貌がしっかり描かれていると感じました。
ユングの心理学ともからめて言われていますが、私は純粋に少年から青年にさしかかる人間の悩みについて表現されていると感じました。

自由への考え方、土地や世界への物の見方が今まで読んできたファンタジーとは全く違うので、新鮮な驚きがありました。魔法についての考えや哲学をゲドが最後の方で語る場面があります。魔法の力を意識しながら、運命や時代に翻弄されてゆくのをゲドは静かに魔法使いの目として捕らえて行動している。頭がいいのに間違いを起こす。それは自分から起こしたことだと気付くところから闇を倒すきっかけを作る。私はそんな話として受け取りました。

好きな場面はオタクとの別れと、ハヤブサになって空を飛び逃げる場面です。
闇に破れオジオンのもとについたゲドが、あなたこそ私の師ですと告白すると、オジオンがこう返事します「そうか、そう言ってくれるのか。そなたこれまでになく、いろんなものが見えてきておるな。だが、そなたこそ、いつか、わしの師となるだろうよ」そして旅立つ彼に強固な杖を作り与えます。この佇まいは素晴らしいと思いました。

イメージしている映像が映画とは全く違っているので、暫くは映画を見ないで自分のイメージがしっかりしてから観ようかな。

ゲド戦記

一緒に旅をしていた小動物オタクが死んだ場所から杖を出すゲド。
影に脅え死んだオタクのそばにあった細い草に”真のことば”をかけ杖として白魔法を唱えるこの場面が好きです。悲しいとか申し訳ないとか一言も言わないけど、ゲドはオタクの命から静かに何かを学び昇華させているように思えました。

音楽と言葉と本

にっき
06 /27 2007
毎年この時期に幼稚園のお母さん達を集めて父母会で歌唱会をひらきます。今年も行われ先日行ってきました。
そこで紹介された本二冊がこれです。

日本語はなぜ美しいのか日本語はなぜ美しいのか
黒川 伊保子

集英社 2007-01
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赤ちゃんへの言葉がけが母語となり、人格形成の素となるのだということが書かれてあるそうです。日本語はおだやかな音のつらなりのようにして話すことができる言葉ですね。怒らずに子供に耐えずそんな言葉がけをしてあげたいものです。理想です(泣)

江戸しぐさを日本しぐさに!江戸しぐさを日本しぐさに!
柴田 光栄 斉藤 ひさお 越川 禮子

博進堂 2006-11-20
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これは爆発的に人口が増えた江戸時代の江戸にあったマナーを紹介し、現代のマナーにしようという本。すれ違うときに右肩を引くなど、さりげなく思いやりのある行動ができる人に私もなりたいです。道を歩いていると自転車に乗って音楽聴きながら傘を差し鞄をぶつけるようにして突進してくる人がいます。子供に当たっても、知らん顔で行ってしまったりするので、大人がこれではいかんなぁと思います。
ちょっとした思いやりや優しさが自分に返ってくるのだと(けっこうすぐに返ってきます)思うと、進んでできると思うので、その心がけがまず必要なのかなと、説教くさくなってます(^^;

童謡を唄ったり、オペラ曲のソロを聴いたりして帰ってきました。
「春の小川」は今になって美しい曲だなと思うようになりました。先日読んだ「アミニズムー」に出てきて、このさらさら流れる川のイメージに愛着を感じました。その”さらさら”が花に向かって咲けよ咲けよと囁いたり、えびやめだかに遊べ遊べと歌う情景はなんとも日本的で美しいと感じます。
綺麗な小川の流れに人間である私も一緒に耳をすませたくなる一曲です。
最後にテノール歌手の方が最上川の舟歌を唄ってくださいました。酒田やしょっつる、谷に吹く風の様子などを唄った歌で、数年前行った山形の風景を思い出しました。こうやって場所を思い起こしたりイメージするのは楽しいです。

言葉を大切にすること、人や自然の持つ音に耳をすませること、いつでも気にとめておきたいことです。

スコットランド文化事典

イギリスの本
06 /25 2007
スコットランド文化事典スコットランド文化事典
木村 正俊 中尾 正史

原書房 2006-10
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スコットランドを調べていたらタイムリーな事典が発売されて、思わず図書館にリクエストしました(笑)。でも一万五千円もするので、他区から借りての又借り読書になってしまいました(泣)とても分厚い本で家には置けないけど、近くにほしいそんな本です。眺めているだけでも面白いです。先日調べたラナークについても書かれています。あまり詳しくないけど、他の知識と一緒に読むと楽しみながら時代の流れが分かります。
事典は事柄について集めた本という意味です。辞典とは違うんだなぁと思いながら読書しました。

携帯を

にっき
06 /24 2007
買いました。初めてです。
動揺してとりあえず、ここに書き込みに来ました。
初期設定できずに5分で投げ出したおばさんです。
みんなすごいよーなんでこんなの(のって…)使えるの~すごい。さっぱりわからない。今投げ出した携帯を夫が使って調整してくれてます。既に逃げてます。
放送中の教育TVの講座「中高年から始める携帯活用術」を見て勉強してるのに…分からないものは分からない~~。
新しいの苦手な歳なのです。
難しい、お店に返しに行きたいくらい泣きそうです(^^;
私には過ぎたるものです。
がんばります。なんとかなるさ
便利生活始めるぞー!!(全然便利になってないなぁもう)

だしブーム

にっき
06 /23 2007
だし

だしがマイブームです
ここ連日山形のだしと呼ばれるこのおかずを作っては食べています。

なす、きゅうり、おくら、しその葉、みょうががあればできる、簡単な惣菜です。
あのとろったした食感が大好きです。
クックパッドにページまで作ってしまいました。
作り方などここに乗っているので参考にしてみてください。
色んな”だし”があって、見ているだけでも楽しいです。
そして簡単なところが気に入ってます。
私でも作れます(笑)。
一過性の流行にならないよう、いろいろ作りたいです。希望です。

愛をみつけたうさぎ

ファンタジー本
06 /21 2007
愛をみつけたうさぎ―エドワード・テュレインの奇跡の旅愛をみつけたうさぎ―エドワード・テュレインの奇跡の旅
ケイト ディカミロ Kate DiCamillo Bagram Ibatoulline

ポプラ社 2006-10
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娘が一年半くらい前に
ねずみの騎士デスペローの物語ねずみの騎士デスペローの物語
ケイト ディカミロ Kate DiCamillo Timothy Basil Ering

ポプラ社 2004-10
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を読んで、当時感想を熱烈に語っていました。『そんなに面白いならお母さんも読もうかな』なんていいながら、読まずにいたのですが、新刊が出たので読んでみることにしました。
「デスペローー」は(娘のうけうりですが)NY同時多発テロの後、作者が影響を受けて書いたとされています。そして今回のこの題。あとがきにも心の旅とあり、作者の思い入れがいっぱいつまったものになっているという感想をうけました。

陶器でできたうさぎの人形、エドワードが持ち主のお金持ちの女の子の手から離れ、様々な人の暮らしを渡り歩きながら愛を学ぶ話。
話すことができず、当たり前なんですが、人間から物あつかいされるエドワード。自分では手一つ動かすことができない彼が起きる事柄を受け入れるところから愛が生まれます。
”僕なんかどうなってもいいんだ”と繰り返し心がくだける彼の姿は、旅が始まる前の傲慢な姿からは弱々しくみえるけど、愛の本質をみたような気がしてきます。

社会の弱者の世界、それも一つではない世界を人形の目からみつめた物語。そこには悲しみも小さな喜びも、驚きも切なさもあり、作者の冷静ながらも暖かい視線を感じ心が温かくなります。
人形とし棄てられ置き忘れられて、じっと待つことを学ぶ場面がいくつか出てきます。冒険ものでありながら、ゆっくりとした長い時間の流れている話です。小説はこんなふうに時間を感じさせる醍醐味があります。子供にこの時間の楽しみ方が伝わるといいです。

挿絵がとても美しい。中にたくさん絵が入っていて楽しめます。このうさぎの人形はまさしくエドワードという感じです。娘が幼稚園の時からかわいがっているうさぎのぬいぐるみがあるんですが、この話を気に入ってくれるといいな。

うさぎのぬいぐるみ

これがそのうさぎ。手作りです。私が作ったのではありません(^^;
小さい頃は一緒に寝てたんだけど、最近は机の上に置かれてます。それでも時々一緒に寝てるので、彼女にとってかけがえのない友達なんだろうなぁと思います。そんなふうにぬいぐるみや人形を抱いた思い出はきっと誰にもありますね。

ふしぎの博物誌

まじめな本
06 /20 2007
ふしぎの博物誌―動物・植物・地学の32話ふしぎの博物誌―動物・植物・地学の32話
河合 雅雄

中央公論新社 2003-01
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抄録 ダイヤモンドはどうやって出来るのか、昆虫はなぜ6本足なのかなど、第一線の研究者たちが動物・植物・地学にまつわる「とっておきの話」を綴った、興味深いアンソロジー。全32篇収録。

好きなものについて語っている人の話を聞くのが大好きです。どうして、いかに、なぜそんなにも好きなのか、延々語っているその姿には生きる意味の一部が表れていると思うからです。好きなものが何もないと豪語する人より、はまってしまって困っていると恥ずかしそうに語る人のほうに魅力を感じます。

物や事柄を認識するということは、自分の中の世界を広げることに繋がっていると、最近になりやっと分かってきました。アリの行進の仕方や生き方が、ラフレシアの咲いている様子が、花崗岩の採石場を考えることが、人生を物事を見る目を豊かにすると分かると、どれもが楽しく愛しく思えてきます。
だから前からその事柄に興味を持ち、研究してきた人たちの文章が面白くないわけありません(笑)。

色んな博物館に行ってみて気付いたんですが、博物館によって、展示の仕方が微妙に違います。展示方法によって館員さんの想いが微妙に違うんです。各研究の速度に違いがあれ、自然に対する目の向け方や研究の仕方がその土地によって違うことに気付くと、博物館は俄然面白くなります。
編集された河合さんの勤める兵庫県立人と自然の博物館に行ってみたくなりました。

以下は感想から少し発展した内容なので興味のある人だけ どぞ♪

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臨時列車

鉄道
06 /19 2007
日曜日は朝から夫が息子とどこかへパトロールにでかけてゆきました。(パトロールとは我が家の用語で近所の車庫や踏み切りに電車を見にゆくことです)
帰ってきたなぁと思ったら、息子が喜んでみせてくれたのがこれ
tk-2.jpg

都電荒川車庫前で売っているレトロ列車のおもちゃでした。
tk-1.jpg

黒い線にそってあるくというセンサーがついています。区役所前とか、みやのまえ、とかマイナーな駅名がリアルです(^^;。

宝くじ号2

宝くじ号

ちなみにこれが本物、以前に撮った宝くじ号です。

「次は夕方かな」とつぶやく夫に何の電車を見てきたんだと聞くと、なんでも臨時列車なのだそう。「???」と思っていると夕方はついてゆくことになりました。その時の画像
臨時列車

某大学が走らせた臨時列車なんだそうです。二種類の機関車が前と後ろについてお座敷列車が走ったそうです。…そんな情報どうしてしっているのか、長年連れ添った相手の知らない一面を知った一日でした。

列車を見送ってから、埼玉にある日帰り温泉清河寺温泉に浸かってまいりました。いいお湯でした。

愛です

にっき
06 /17 2007
昨日は上野でお友達とオフ会をしました。
お題はイギリスとスネイプと7巻発売です。
上野でスネイプスネイプ言ってる(怪しい)三人組になってきましたよ。

牡鹿

科学博物館に行ったので、当然のこととして牡鹿の剥製を(笑)。
他にも狼や犬や梟や…見所いっぱいの見学をしました。

その後アイリッシュ・パブに入り、ギネスとキルケニービールを飲みながらフィッシュアンドチップスを食べました。
オフ会

ビールはキルケニー、美味しかった。

7巻はやはり愛で終わるのでしょうか、そうですよね、と語りあいました。スネイプ先生に愛はゆき渡るのでしょうか。ファンとしてはとても心配です(^^;。彼にも愛が作者の愛が注がれるといいです。大丈夫ですよね、愛ですよね、と語り(慰め?)あって帰ってきました。

あわせて6~7時間ぐらいお話してました。要約すると愛だけなのに(笑)。段々自分のあほさ加減とか、不甲斐なさに気が小さくなりつつも大きな顔して語っていたような気が…お話してくださったお二人さま、ありがとうございます。いや、もう…ほんとに(小さくなってます)お二人の暖かい気持ちに支えられました。楽しかったです。ありがとうございました(^^)

空のひきだし

絵本・詩
06 /15 2007
空のひきだし空のひきだし
いせ ひでこ

理論社 1997-11
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「ルリユールおじさん」を読んでよかったので、他の本も読書。エッセイとスケッチが入った本。表紙の空と少年もいいですね。小児病院が所有していると書かれているので、子供のいる病室に飾られているのでしょうか。それは素敵です。
画家であった父の死や、海外旅行、日常の生活中で絵を書くこと、表現することの大変さ素晴らしさ美しさが語られています。どれも雲の名前がついていて、ぽっかりと浮かんだ姿を想像しながら読んで楽しみました。
子供の進路や犬の死、ゴッホの生き方、幼い頃からの自分、色々な事柄を胸において語られているところがいいです。
そんな出来事から
絵描き絵描き
いせ ひでこ

理論社 2004-11
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ができたんだなぁと思いました。
手にとって見ると、ゴッホの絵の中に入っている表紙絵だということがわかります。同じようにゴッホの絵の中に入るというのは黒澤明の「夢」にもあって、なんか嬉しくなります。絵を見るときってその中に入ってゆくかんじがあります。視覚化すると自分の姿を書き込むことになるのですが、本人が入っているので、自分ではあまり意識してないです。あ、意識するようになるともっと変わった見方ができるのかも、むつかしい(笑)。
最後のほうのページに携帯電話をしている人たちの間を主人公が歩いている場面があります。最近携帯を持とうかなと思っている私にはどきっとする場面でした。
絵を描くということは画面を切り取る作業、自分のものにできた瞬間の喜びが、悲しみが、そしてまた旅に出たくなる気持ちがつまった本。これ、最初と最後が繋がってる印象を持ちました。

1000の風・1000のチェロ1000の風・1000のチェロ
いせ ひでこ

偕成社 2000-11
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チェロを弾く作者の絵本。話が進むにつれて阪神大震災の影がでてきます。震災で愛する人を失った人を慰めているように感じた絵本。チェロの音色が聞こえてきそうな、風を感じる一冊。

宮沢賢治が好きでチェロも弾く作者。様々なつながりを感じる三冊です。全てのものに対する優しい眼差しを感じる本でした。

今日は天気がよかったのでウォーキングがてら川辺を歩きました。
この本の影響で雲を撮ってみたくなったのでチャレンジ(^^)
空1

他の画像はご覧になりたい方だけ以下をクリック♪

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アニミズムという希望

まじめな本
06 /14 2007
アニミズムという希望―講演録・琉球大学の五日間アニミズムという希望―講演録・琉球大学の五日間
山尾 三省

野草社 2000-09
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1999年の講演記録。最近読んだ本で紹介されていて、なんとなく気になっているうちにこの本を読んだブログを読み興味が深くなり、図書館でもくじを見て読むことを決めました。

第一話「土というカミ」という題名に強く惹かれました。私は無宗教なのですが、カミは近頃思うに今いるこの場所にすごく近いところにいるんじゃないか、カミかどうかは分からないけど、何かしら見えるものに紛れて見えないものもあるんじゃないかと、すっごい根拠のないつたない理屈なんですが、言葉ではなく頭ではなくひらめきというか触感というかそんな感じがするんですよ。で、じゃどこにいるのかっていうと地面の下、あるいはそこらへん、地上私達が手の届く範囲内にもなんかあるんじゃないかって、こう書くとすごくへんなんですけど、なんかそんな感じがしてきて仕方なくて、で、この題名が気になって読んだのです。きっかけからして長い感想です(笑)。

カスカネダや宮沢賢治、仏教、ギリシャ神話、一茶、ゲーテ、ニーチェと様々な有名な宗教人物の教えを言いながら、歴史を超え、国を超えて地球規模で星単位で講義をされている様子が、文章から伝わってきて楽しかった。言葉を大切にしながら、伝えたいことをじっくり話しているという印象が文章から感じられました。

詩を朗読したり、他の人の人生や歴史を自分なりに解釈して話したりと、この講義私も聞きたかったなぁと思うような楽しい素晴らしい内容でした。
その通りだなと思うところと、考えが違うところ、頷けるところ、もっと自分で考えを深くしなくてはならないところなどあった。講義の中でも山尾さんがおっしゃっていたように、この本を自分がどのような世界観で受け止めたかが重要なそんな本でした。

生きること死ぬこと、万物に興味がある人は一読されるといいと思います。目に見えないものを心でとらえる方法の一つを提示してくれているように感じた一冊。

びろう葉帽子の下で―山尾三省詩集びろう葉帽子の下で―山尾三省詩集
山尾 三省

野草社 1993-07
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(2002-07-27読了)に田口ランディさんのエッセイで知り、読んだ記憶があります。当時の感想は詩集の読後をうまく書いてないけど、これは沖縄にゆかないと分からない詩だなぁと思った記憶があります。沖縄に行きたくなりました。お酒も飲んでみたい(笑)

ケー

ほのぼの本
06 /12 2007
先日行った東京都美術館のショップにあった置物に一目ぼれし、買ったのがこれ。
ケー

ここのミュージアムショップは、いつもはっとする物や本を並べています。見るだけでも楽しいのでいつも寄ってしまうのですが、すると当然買いたくなる(笑)
これは見た途端、『ケーだ~!』と心で叫んでしまいました。

ケーは
散歩しながらうたう唄―森雅之第二作品集
散歩しながらうたう唄―森雅之第二作品集森 雅之

おすすめ平均
stars中毒かも
stars初期作品を集めた佳作

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の一番最後にあるマンガに出てくる生き物。

誰にも捕まえられなくて、でも撫ぜることができるケー
撫ぜるととても気持ちがいいらしい
100もの話を知っていて、でもどれもヘンな話ばかり
昔は町に二頭はいたんだけど、今は見かけなくなった生き物

そんなケーにそっくりだったんで、一人大騒ぎして『欲しいものがあっても今日は買わない』と店の前で自分に誓った掟を破ってしまいました(笑)。

かわいいなーケー。今日はそれだけの日記です(^^;
コミックのケーはもっと細くて背が高いのですが、この置物も多分ロバだと思うのですが、私にとってはケーなのです。

西武・電車フェスタ2007

鉄道
06 /11 2007
先週末、夫が突然「仕方ないな、行ってくるか祭りに」言い出し、「どこの祭り?」と聞くと武蔵丘車両検場に行くと言い出しました。何が仕方ないのか、疲れたを連発しているのだから休めばいいのに、何が仕方ないのか、さっぱり分からないんですけど、息子が行きたがってるんだそう。って息子はフェスタの存在すら知らないというのに…どうして行きたがるというのか…謎です(笑)。
「明日は早起きするんだからな早く寝ろよ」と言いながら布団に入っている夫を見て、行きたいのはあなたじゃ…という言葉が喉まで出かったんですけど、黙っておきました。

鉄道フェスタ

鉄道フェスタ

撮ってきた画像がこれです。

鉄道フェスタ

トラバーサーにも乗ったそうです。

鉄道フェスタ

これはプラレールコーナーの様子。楽しそうですね。顔がわからないようにぼかしてしまったのですが、嬉々として遊んでいたそうです。皆プラレール上級者(?)なので、脱線するとめいめいの持ち場で治して走らせていたそう。こういった自然な子供同士のまとまりって、ほほえましい(笑)。

疲れちゃってまいったよーといいながら一番楽しそうに帰ってきたのは、親か子か?想像にお任せします(笑)。

ゲドを読む。

ファンタジー本
06 /10 2007
ゲド戦記を読む


フリーペーパー文庫「ゲドを読む。」を読みました。
ゲド戦記は原作もアニメもまだ見ていないので、丁度いいなと思いつつ本屋に行ったら見当たらず、店員に声をかけるともらえると張り紙が隠れるように貼ってあるのを、目ざとく見つけて貰って帰りました。
知り合いのお母さんがバイトをしていて「残り僅かなんだよ、ラッキーだったよー」と言ってピンクと赤のどちらがいいかと聞かれました。赤のほうを貰って帰りました。

「いくつかの重要な『ゲド戦記論』」という、掲載された文章をまとめて読めたのがよかったです。未読なので、何を言っているのか、物語を知らないので分からない部分が殆どだったのですが、分からないなりに、熱を感じ読んでみよかなと思いました。

今までに何度か読もうかなと思ったことはあったのですが、今ひとつ読み出さずにいました。それはあらすじを何度聞いてもよく分からなかったことと、上橋さんの「とてもおおきなものを」の最後に書かれている感想をうすうす感じていたので読まずに来たのですが、河合さんの対談と文章を読んで読みたくなりました。

何の物語が下敷きになっているとか、どれに影響を受けたかとかは読む側はほんとはどうでもいいんです。楽しかったら、楽しければいいんです。こう書くと乱暴だけど、楽しんだということは何度も反芻して繰り返し書かれていた事柄を思い出して、意味を考えるということなので、私はこの楽しかったかどうかにこだわってしまいます(笑)。楽しいといいな、DVD出る前に読めるかな…(汗)

河合さんの「『ゲド戦記』と自己実現」で十牛図についての解説が省略されているのが気になった。何が書かれているんだぁ。十牛図、どっかで最近読んだなぁ。すごい気になる~(笑)

ロシア絵画の神髄

美術館・博物館
06 /08 2007
東京都美術館で行われている国立ロシア美術館展--ロシア絵画の神髄を観てきました。

これポスターの絵「何という広がりだ!」がずーっと気になって、いてもたってもいられなくなって行ってしまいました(笑)。
海辺で若い男女が波に逆らい楽しそうに立っている絵です。
この海が氷河の漂う寒そうな茶色の海なのです。波だって人間が普通に立っていられないほどの高い波なのに、二人は微笑みあいながら両手を上に広げているのです。
観るたびに『あの二人大丈夫なのかしら』などと老婆心がはたらき、だんだんそれが不思議に思えてきて、確認するために行ってきました。

ロシアの18~20世紀の絵画・彫刻が100点以上展示されています。時代や作風の流れにそって展示してあって、歴史が全然分かっていない私でも楽しめました。政治の移り変わり、ヨーロッパや戦争の影響、農民の生活など、写真で見るよりも、温かみのある画家の眼差しに時間の流れを感じました。

長くなるので以下に…

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ルリユールおじさん

絵本・詩
06 /06 2007
ルリユールおじさんルリユールおじさん
いせ ひでこ

理論社 2006-09
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今月号のMOEに載っているのを観て、綺麗な絵にひかれて読みました。

抄録:大切な植物図鑑が壊れてしまった。少女は、ルリユール=造本家を訪ねることに。一つ一つ手作業で進められる本づくり。父から受け継いだ職人の心…。古いものを大切に残すパリの豊かで温かな心を伝える絵本。

という話なのですが、作者さんの暖かいタッチがふんわり心に伝わってくる絵本。老齢にさしかかったおじさんの掌のやわらかさを感じました。
このルリユールおじさん、本が壊れて困っている少女を快く迎え入れ仕事をします。少女はじっとしていず、ときどき怒られますが、魔法のようなおじさんの仕事に興味を示し、わくわくしてつきまといます。
長年身体に染み付いた仕事をこなすおじさんと、まっさらで元気な少女との交流が素敵な話です。パリの美しさも二人の関係を静かに見守っているように美しい。

54ページにある”わたしだけの本”と言いながら、修理された本を抱きしめる少女の絵が好きです。本好きな人の気持ちが分かってるなぁと思いました。
他の絵本も見てみたい。

絵描き絵描き
いせ ひでこ

理論社 2004-11
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1000の風・1000のチェロ1000の風・1000のチェロ
いせ ひでこ

偕成社 2000-11
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など読んでみたい。

ルリユールという仕事をINVISIBLE GREENというサイトで知りました。素敵な仕事です。私も少女のように工房で見てみたい。

迷子の自由

ほのぼの本
06 /05 2007
迷子の自由迷子の自由
星野 博美

朝日新聞社出版局 2007-02
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抄録 今日は道に迷おう。知らない道を歩いてみよう。迷子になることで、何が見えてくるのだろう…。東京・インド・重慶の写真×エッセイ集。「一冊の本」「キヤノンサークル」の連載に加筆し再構成した1冊。

以前
銭湯の女神銭湯の女神
星野 博美

文藝春秋 2003-12
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を読んだことがありよかったので今回も読書。写真家でドキュメンタリー作家です。東京やインド、台湾を旅行しながら、写真同様独得な観察眼で街をレポートしている文章は興味深いものがあります。一人暮らしで、引越しを続けている様子や、猫との生活の文章など、ついうらやましいなぁと思ってしまいます。
日本と他国との人としての違い、社会の違い、歴史を感じた一冊。

一人暮らししてたときを思い出しました。帰りが遅くても、ふらっとでかけて何時間も帰ってこなくてもよかった時代があったなぁー。雪の降った早朝に都内を歩き回った思い出が懐かしいです。

絵本メモ

絵本・詩
06 /03 2007
春に幼稚園から絵本リストが配られたので、順次借りて読んでいます。
忘れないようにメモと感想。

にゃーごにゃーご
宮西 達也

鈴木出版 1997-02
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人気がある絵本で図書館で順番待ちして借りました。この猫の怖そうな顔がポイントです。無知の知という言葉を思い出した(笑)。悪意や傷つけようとする感情をこんなふうに避けられたらいいのにと思いました。こんなに純粋で単純ならいいのになぁ。お勧めお勧め。

まてまてー!まてまてー!
宮西 達也

金の星社 2005-08
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小さな餌を魚達がたべようと近づいてきます。どんどん大きくなって最後は…。次にどんな魚がくるのか楽しみな話。

いったでしょいったでしょ
五味 太郎

偕成社 2004-03
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これはリストになかったんですが、よく言う言葉なので、つぼにはまって読書(笑)。息子は自分でくりかえし読んでいました。面白いのは「転びますよ」とか「すべりますよ」というのを私に言わせて「いったでしょ」と、いつも言われている言葉を本人が言いたがったところ。いつも言われて言い返したかったもよう(笑)。
なんで子供って分かってていつも転ぶんだろう…、普通に歩けないものなのかしら。観察してると本人もどうしようもないみたいなんですけど。どうしてなのか…謎です。最後はかわいい終わりです。お勧め。

あおいかさあおいかさ
いしい つとむ

教育画劇 2007-04
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雨の日に青い傘をさしてでかけする女の子の話。小さい頃、こんな小さな日常の変化にわくわくしたことを思い出させてくれる一冊。強い風が吹いてきて傘はとばされてしまいます。空のようすと、小さな青い傘と女の子の気持ちの移り変わりが楽しい一冊。

イギリス建物の本

イギリスの本
06 /01 2007
イギリス旅行に行く時の建物のみどころについての質問をうけたので、以前に読んだイギリス建物の本を紹介します。

イギリスの住まいとガーデン―暮らしを楽しむエッセンスイギリスの住まいとガーデン―暮らしを楽しむエッセンス
川井 俊弘

TOTO出版 2003-12
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イギリスの住宅の歴史が平面図つきでわかる一冊。


英国の未来像―建築に関する考察英国の未来像―建築に関する考察
チャールズ皇太子 出口 保夫

東京書籍 1991-01
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チャールズ皇太子のイギリス建物考、建物や街の美観に対する考えの深さがわかります。


イギリスの窓文化イギリスの窓文化
三谷 康之

開文社出版 1996-11
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イギリスの窓文化についての本。

"紋章の国"イギリスの旅
森 護

日本放送出版協会 1985-10
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パブの看板―イン・サインに英国史を読むパブの看板―イン・サインに英国史を読む
森 護

河出書房新社 1993-07
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イギリス パブの看板物語イギリス パブの看板物語
森 護 千房 雅美

日本放送出版協会 1996-03
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現代建築よりも民家など昔の建物を中心に、専門とガイドの間のような本を選んでみました。もしご覧になっていたら、前に読んだ本なので思い出してお返事しますので、もう少しお待ちくださいね。

今TV放送されている「エマ」も19世紀の住宅のようすが分かるマンガで見ているだけで楽しいです。

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き