フレディの遺言

まじめな本
05 /31 2009
フレディの遺言
フレディの遺言こころ美保子

朝日新聞出版 2008-12-19
売り上げランキング : 20851

おすすめ平均 star
star介護のバイブル

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新聞に広告が載っていて気になって読書。フレディというのは作者の名前で、お医者さんであるフレディさんの遺言が誌のように語られている本。それに素敵な絵がついています。
認知症になった時にどうしてほしいか素朴にストレートに語られていて、その後に家族が認知症になったらどのように接して欲しいか、認知症になりにくい生活はどんな生活かなどを教えてくれます。
まだ先だとか、自分はならないなんて思って遠ざけてしまいがちな病気を知るきっかけになりました。
それからつい世話をしてやってると思いがちな介護するときの心構えを教えてくれました。自分がどのように介護されたいか、介護をしている人を敬ってほしいというくだりは印象に残りました。
面倒で大変な仕事だからこそやりがいのある、素晴らしい仕事なんだと改めて思った本です。
人間に対する尊厳、老後に向かう心のありかたについて改めて考えた一冊でした。
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朗読者

現代小説
05 /30 2009
朗読者 (新潮文庫)
朗読者 (新潮文庫)Bernhard Schlink 松永 美穂

新潮社 2003-05
売り上げランキング : 1146

おすすめ平均 star
starドイツ文学
star朗読をすることの先に
star戦争の傷跡

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来月映画になるので、再読しました。以前読んだのはメモによると2002年となっています。7年前で当時ベスセラーになっていたのと、題名に惹かれて読んだ思い出があります。
で内容はというとストッキングと燃える教会という記憶があって、あと思春期の男の子の青春とかいう記憶ぐらいしか残ってなくて(汗)、なんとなく覚えているようないないような、女性のうなじとか、大学の授業とか断片的な記憶しかなく、でも空気感がとても印象に残っていたので再読しました。

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青空バーベキュー

絵本・詩
05 /29 2009
青空バーベキュー (パンダのポンポン)
青空バーベキュー (パンダのポンポン)長崎 訓子

理論社 2005-04
売り上げランキング : 39415

おすすめ平均 star
starみんなで、おいしいもの食べようよ

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息子に読み聞かせるために買った本。パンダのポンポンは美味しいものが大好きなコックさんで、仲良しの猫チビコちゃんとのゆかいな食べ物にまつわるお話が入っています。
七色のあめだまや、シーフードカレー、楽しいバーベキューなど、想像しながら読むのが楽しかったです。食べ物のことばかり考えるポンポンと一緒に食べ物のことを考えるのが楽しい。
おやつや食事の時に思い出して、ポンポンみたいだね、と話したり、ここ数日の雨で青い傘をさして話しています。
他にもシリーズがあるので読んでみたい。

のだめカンタービレ

マンガ
05 /26 2009
のだめカンタービレ #21 (講談社コミックスキス)
のだめカンタービレ #21 (講談社コミックスキス)二ノ宮 知子

講談社 2008-08-11
売り上げランキング :

おすすめ平均 star
star自立?決別?
starのだめ、頑張れ!
star面白い!

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今更なのですが、のだめです(笑)。時間があるときにネットカフェで読んでいて、今回も読書。何度も読み直してるのでいいかげん買ったほうがいいかなと思い少しづつ買い揃えてます(ふとどきなファン)。同じ理由でエマも買ったから、きっと全巻そろえてしまうでしょう。それほど大好きです。
今まで読んでいても感想は書かずにきたんですが、この巻で話しの流れが変わります。これはいかん!と(何がいかんのか自分でも説明しにくいんですが)思い載せる事にしました。

ねたばれを含むので以下に…

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この胸に深々と突き刺さる矢を抜け

現代小説
05 /25 2009
この胸に深々と突き刺さる矢を抜け〈上〉
この胸に深々と突き刺さる矢を抜け〈上〉白石 一文

おすすめ平均
stars批評のための批評はやめよう
stars四方八方無茶苦茶に放たれた矢、胸を射止めない矢。
stars透明な文体で書かれた思索の香気漂う情報小説
stars小説と論文のあいだ。モラルのない社会で人はどう生きるか。
stars小説の形を借りた社会論のようにも、人生への思索本とも取れる。

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この胸に深々と突き刺さる矢を抜け〈下〉
この胸に深々と突き刺さる矢を抜け〈下〉白石 一文

おすすめ平均
stars作者の思考と物語がバランスよく調和した佳作
stars引用をちりばめた現代社会分析(客観)と主人公の生の選択(主観)との清冽な対位法
stars「思いの丈」を一気に披露した力作ではあるが…。
stars四方八方無茶苦茶に放たれた矢、胸を射止めない矢。(上巻で書いたものと同内容)
starsこれでもかと「本質」を問い詰める求道的な小説

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題名が気になっていて、読書久しぶりの白石さんの本です。
読んでいる間息子がこの絵の目が怖いとい言って怖がっていました。
テーブルにおいておくと落ち着かないみたいで「お母さんこの本仕舞ってよ」と言っていました。そんな視線を受けながら読書。

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影のイマジネーション

美術館・博物館
05 /24 2009
川口にあるスキップシティのNHK映像プラザに行ってきました。

プラザ内で行われている企画展「影のイマジネーション」が面白かったです。
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スクリーンの前に立つと画面にシャボン玉がでてくる作品や

090524_1606~01
突起を握ると映像が出てくる作品があって楽しんできました。

他にも常設展ではTVアニメのアテレコやお天気アナウンサーになって放送の仕組みを知るブースがあり息子が楽しみました。
TS3B2479.jpg  090524_1558~02

映像の面白さを改めて感じた一日でした。

ベルサイユの子

映画
05 /22 2009
ここ暫くパートの仕事が休みで、あんまり続くので次の仕事探そうかなぁと思いつつ、今のうちにと見たかった映画を観てきました。

ベルサイユの子 ベルサイユは行ったことないんですが、以前友人と二人でパリの旅行に行った時、彼女が宮殿とその近くの森を歩いていて、その感想をホテルで聞いていたのでイメージのあった場所でした。かわいらしい子供と遺作となった主人公の映画ということで、新聞などで読んで見てみたいと思い鑑賞。


少しですが、ねたばれを含むので以下に…

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ザ・セル

DVD
05 /20 2009
ザ・セル [DVD]
ザ・セル [DVD]ジェニファー・ロペス, ヴィンス・ヴォーン, ヴィンセント・ドノフリオ, マリアンヌ・ジャン=バプティスト, ターセム・シン

ギャガ・コミュニケーションズ 2007-07-06
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おすすめ平均 star
starストーリーより色彩美
star絢爛たるパプリカ。
star要注目!!

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ザ・フォールが面白かったので、前作を鑑賞。フォールは監督のコメンタリー見たくてDVDを買ってしまいました。ザ・セルがレンタルにコメンタリーがついていたので、本作を見た後でコメンタリーも見ました。面白かった。ただやはり前作だなぁと、他の感想で書かれているように、フォ-ルがよくまとまっていると感じます。この作品があったからフォールがあったんだなと思わせる面白さがありました。
監督クエイ兄弟のアニメの話をされています。やっぱりーと(笑)思いました。男が唾をたらすことで始まるアニメは印象的でした。昔見たアニメを違う形に表現している作品が見れるってすごい面白いというか嬉しかった。クエイ兄弟のアニメ見といてよかった。

もっと精神的な込み入った映画なのかと思ったのですが、明快なストーリーで分かりやすかった。監督のコメンタリーを聞くと、「イグジステンズ」や「ノスタルジア」の影響も受けていることを話していて、そうかそれでこの映像になったんだなぁと思ったりしました(イグジステンズは見てません)。後にできたものなのかな「バンズラビリンス」にも似てる感じがあった。
映像の美しさについてオペラにしようと思ったと話す監督の意図するものがストレートに伝わってくる映画です。確かにどこにもない映像で強く印象に残りました。衣装いいです。でも動きにくかったそうです(笑)。
建築の空間の使い方や、映像の遠近法について細かく語っている監督は珍しいなぁと思いながら見ました。コメンタリーの感想になってしまいました(汗)。

花よりも花の如く(7)

マンガ
05 /20 2009
花よりも花の如く 7 (7) (花とゆめCOMICS)
花よりも花の如く 7 (7) (花とゆめCOMICS)成田 美名子

白泉社 2009-05-01
売り上げランキング :

おすすめ平均 star
starドラマ「石に願いを」オンエア

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成田さんの最新刊を読みました。前巻でドラマに出演することが決まった主人公憲人の出演する「石に願いを」のドラマが収録されている巻。この手法はエイリアン通りでもやっていた方法で懐かしくなりました。しかし、今回の手法は格段にUPされていて(というのも変ですが)ドラマを演じている憲人の演技の奥深さが表されているように感じました。様々な表情を持つ若い能楽師という役柄をこなす憲人の演技の幅を表現することによって、能の感情を押し殺した役ではみえない演技の幅を感じさせてくれました。籐哉という役柄をこなす憲人という入れ子になっている物語の構図が、読者に第三の目を持たせる結果となっている巻だと思いました。
もちろん「石に願いを」の物語にも主題があって、そちらも楽しめます。登場人物が別の役を演じているという、ちょっとややこしいんですが、何度も読むと俄然面白くなるマンガです。
以前に個展で行った場所もでてきて、あの場所でこの物語が展開しているのかぁと二次元から三次元に渡っても楽しむことができます。
成田さんファンでよかったなぁと、こんなとき思います(笑)。

黒部の太陽

まじめな本
05 /17 2009
黒部の太陽
黒部の太陽木本 正次

新潮社 2009-02
売り上げランキング : 109932


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夫に薦められ読んだ本。少し前にドラマを見て原作を読んでみたくなったよう。小学生の頃に黒部に行ったことがあるので、おぼろげではありますが、印象にある場所だったので薦められるまま読書しました。

大変な時代の大変な工事でクロヨンと呼ばれる工事のいきさつが書かれてあります。現場の人が亡くなったり、なかなか家に帰れないまま家族と不和になったりで四苦八苦しながらそれでもトンネルを堀開拓してゆく昭和の男達のたくましさに驚きました。こんな私が何を語っても軽くなってしまうほど辛く大変な工事の内容に驚くばかりです。

最後のほうで、定年退職する人が工事に使ってほしいと退職金を差し出す場面があります。
上司はそれを見て、工事が難航する原因となった破砕帯があってよかったと振り返るくだりが好きです。破砕帯があるばかりに、辛い目にあっているのに、それによって人が心と力を集めて一つになっていることを実感しているのが伝わってきました。それほど辛く大変な工事だったんだなぁと読んだ時思いました。

ありきたりな賛辞になってしまうのだけど、大変な工事があって今の日本があるのだと思いました。

モンテ・クリスト伯〈6〉

現代小説
05 /17 2009
モンテ・クリスト伯〈6〉 (岩波文庫)
モンテ・クリスト伯〈6〉 (岩波文庫)Alexandre Dumas 山内 義雄

岩波書店 1956-01
売り上げランキング : 25869

おすすめ平均 star
star復讐、そしてクライマックスへ。
star長大だが一瞬

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様々な思惑がからみあって進む六巻。伯爵の想いはもちろんメルセデスやアルベールの気持ちが変化し物語が変わってゆく巻で面白かったです。

伯爵に決闘を申し込むアルベールの当日の行動がいい、メルセデスのエドモンを想う気持ちと、伯爵のエデに対する気持ちの変化と、フェルナンの行動、父子、母子の愛情のゆくえと時代の流れと運命を感じて楽しみました。どれも一人一人の個性が立っていて、この人ならばこういう時にはこういう行動をとるんだろうなと思う行動をしている。
神のつもりで裁きをしていた伯爵のもろさも印象に残ります。感情を排した上での復讐劇が感情ゆえに違う結果へと流れてゆく。
モレルの息子がヴィルフォールの娘を好きでいることの驚きながら、感情の不確かさ不思議さに自身も納得し始めるところが面白い。人はこうでありたいと思いながらも意外な驚きや発見によって変わってゆく様が現れていると感じました。
ユージェニーとカヴァルカンティの破談のくだりも面白かった。ユージェニーらしさと、カヴァルカンティならではの脱出劇が繰り広げられるところがひきこまれました。ホテルから馬車で逃げ出すユージェニーの思いはどんなだったのだろうと考えました。
憂いを帯びた伯爵がかっこいい巻でした。凍った心が少しづつ溶け出してゆくところに惹かれました。

ルーブル美術館展

美術館・博物館
05 /15 2009
上野の国立西洋美術館で行われている、ルーブル美術館展に行ってきました。
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混んでいると噂だったので迷ったのですが、平日時間がとれたのでえいやっと行ってきました。
開館10分前にもかかわらず館の前には長い列ができていて、どきっとしましたが、早めに開館してくれて、最初もあってゆっくり見ることができました。
館を出たのは11時でした。振り返ってみるとこのような人の量。晴天でしたが平日のせいか人がそう多くありませんでした。といっても通常よりはずっと多かったです。

主な感想は以下に…

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私を鉄旅につれてって

鉄道
05 /13 2009
私を鉄旅につれてって (JTBのMOOK)
私を鉄旅につれてって (JTBのMOOK)
ジェイティビィパブリッシング 2009-04-20
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図書館でみかけて読書。頼まなくても連れて行ってくれる伴侶がいるので、困ってはいないのですが、やはり他の人がどんな鉄旅をしているのか気になってしまいます(笑)。
皆さんとてもりっちで素敵な旅をされているのだなぁと、羨ましくなりました。

電車は先頭か一番後ろ、運転席にへばりつくのはお約束で、ホームに降りても去ってゆく電車を見送り、来る電車を見守る仕事が待っているマニアな父子と一緒だと、とても楽しむという雰囲気ではありません(笑)。
次は○番線!、もうすぐ電車が出ちゃうよ!と急かされながらの移動の連続です。
しかも彼等のすぐって一時間前とか普通です(^^;。二十分まえでも充分だと思うのに「何言ってるの準備ができないじゃないか!」と怒られます。そんな大変な思いではなく、この本のように駅周辺を歩いたり、素敵なカフェでお茶したりしたいなぁ、ああ、そんな鉄旅いつできるのかなぁ。

この本には先日行ったナイアガラもでてきて、見所が一杯ありました。なごみがが作られた目的を始めて知りました。そうかなごむためなのかぁ、夫からは聞けない情報がつまっていて面白かった。偏りすぎなんだなぁ、彼の情報は(苦笑)

母の日のできごと

にっき
05 /12 2009
母の日だった日曜日は夫が色々なところへ連れていってくれました。
連れて行ってくれただけで、特にプレゼントとか買い物なんかはしなかったんだんだけど(泣)
画像はいっぱい撮ったのでレポートを

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長くなるので以下に…


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マイ・グランドマザーズ

美術館・博物館
05 /10 2009
恵比寿の写真美術館で行われている、やなぎみわ「マイ・グランンドマザーズ」を観てきました。
チケットを貰って観にいこうと思っていながらなかなかいけず、諦めていたのですが、行った先々でこのポスターを見たり、パンフレットを見たりして、これは行かなくてはいけないのかも…と段々危機感を感じ(?)最終日の前日である土曜日に行ってきました。

大きく引き伸ばされたパネルに様々なグランドマザーがいる写真展。短い文章がついていて一緒に読むと物語の世界が広がりました。
中心にいる彼女の視線と周りの環境や子供達の視線、そこにある空気が虚空でありながら感情が現実味を帯びて立ち現れているように感じました。空虚でありながら実があり、軽いのに重みがある不思議な現実感を感じました。
パンフレットを見ただけでは分からない実物を見る面白さがありました。
最後のビデオも面白かった。一緒に行った息子がじっと魅入ってました。
会場の出口に書かれた一文もよかったです。
母の日が最終日とは面白い演出だと思いました。

帰りに麦酒記念館へ行き、ビールの試飲をしてきました。
T89.jpg
試飲のつもりが美味しくて、飲み比べは二の次でした(笑)

ナイアガラ

鉄道
05 /08 2009
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GW中、息子と夫がナイアガラという汽車の走るカレーレストランに行ってきました。

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以前私が暮らしていた家の近くにあったので、結婚前に二人で行ったことがあります。
デートだったんだけど、二回目はなかったな(笑)。
そんなお店に夫が子供と行くことになろうとは…人生生きてみるものです。

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かわいい汽車がカレーを運んでくれます。
もちろん息子は大喜び!!

kare-38.jpg
卵カレー710円
フランクフルトカレー850円

息子は一人前(しかも高いほう)をぺろっと食べて帰ってきました。

近くに動輪も展示されているそうで、私が行った時にはありませんでした。
時代が変わったんだなぁと二人の話を聞きながらおもいました。

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こころと脳の対話

まじめな本
05 /07 2009
こころと脳の対話
こころと脳の対話河合 隼雄

潮出版社 2008-07
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おすすめ平均 star
star「聴く」を仕事にしている人には必須本
star脳科学という文脈の外にある本質
star「先生の言葉、宝石のようです」と茂木氏を感嘆させた対談集

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予約してた本がきました。対談集なのでさらっと読書。茂木氏と河合氏の三回分の対談の内容を収録したものです。
二回目には茂木氏の箱庭について話されていて、前後も心理学と脳科学についての話で面白かった。用語なのか意味がちょっと分からない部分もあったのだけど、ニュアンスで読みました。

箱庭のことについて色々語られているのですが、読んでいると自分が文章を書く理由と似ていて驚きました。第三の目を持ってというか、私は自分自身を確認する為に文章を書きます。書くときは結構分からずにいて、書き終わってから自分が何を考えているのか、無意識の意識を感じるので客観視するためにも書くことを続けてきました。
途中河合氏も言っているように、これは一人で観ていては何も解決しなくて、ぐるぐるするだけになってしまうんです。こうやってブログに書いて誰かに読まれていると意識することによって、いろいろな角度から自分の感想や意見を読み直して自分を確認するこができるので、私にとって箱庭とはこのブログのようだなぁと思いました。

中心をぶれないでいられるようになりたいです。生と死についてや曖昧なものを抱えるということについて考えました。この本を読んで魂を抱えて魂を視て生きたいなと思いました。


後、話していて疲れる人はその人の話しの内容と思っていることの乖離がひどい、という言葉にどきっとしました。私と話している人は疲れていないといいなと思います。乖離してないつもりなんですけど、やっぱりどこか自分を隠そうとしてしまいます。

牛をつないだつばきの木

ほのぼの本
05 /06 2009
すっかりご無沙汰しています。元気です。GW家族でどこにも出かけませんでした(泣)
それはそれで父子は楽しい鉄道生活を送っていたのですが、それは後日に…

牛をつないだ椿の木 (日本の文学 (27))
牛をつないだ椿の木 (日本の文学 (27))新美 南吉

金の星社 1982-01
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先月埼玉県行田市にある 日帰り温泉天然温泉 古代蓮物語に行きました。そこのごろ寝コーナーにマンガや雑誌にまざり新実南吉の本が一冊あって感動したので紹介です。

温泉にあったのは古い大日本図書のものでした。近くの図書館で一度何かのきっかけで読みかけて終わっていたので、今回はちゃんと読んでみました。
「牛をつないだつばきの木」は死を覚悟して書いた、南吉の代表作といわれています。
主旨はもちろんですが、その細かいディティールが好きです。ここに井戸があったらなぁと強く想いその願いをかなえる海蔵さん。真摯な思いに胸を打たれます。
夜一日にあった些細な日常を母と話しながらご飯を食べるのが楽しみな海蔵の心根がいいです。お互いどんなことがあったのか、想ったことや感じたことを食卓を囲んで話し合う。小さな幸せだけど大切な幸せであることを改めて思いました。

井戸を作って出兵する海蔵さん。子供達が井戸の水を飲んでいる姿をみて、自慢もせず、いばりもせず一緒に水を飲むのがいい。しかも彼は子供達が飲み終わった後に飲むのです、その心の優しさがいいです。

誰に誉められなくてもこれでいいのだと、ふるさとを後にする海蔵さんの後姿を思い浮かべた時、南吉のイメージと重なりました。


「和太郎さんと牛」よぼよぼな痩せた牛だけど、和太郎さんにとってはこの牛はいい牛でした。という下りから始まります。呑気で穏やかな暮らしだけど、和太郎さんの個性が伝わってくる話。農作業で目が見えなくなった母の顔が気持ち悪いという嫁の言葉を聞き、一度は母に出て行ってくれというのだけど、それは間違っていると呼び戻すところが好きです。
お酒が好きな、でも気持ちのいい男の話です。この話も最後が好きです。

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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