ベイマックス

映画
12 /27 2014
久しぶりに息子と映画に行ってきました。前回はプレーンズだったなぁとか話しながら観にいった。受験やその後の学校生活ですっかり距離がでてしまったけれど、そしてもうディズニー映画は一緒に観てくれそうになくなったけど、最後の一本かなぁと思いながらも見ました。

物語は14歳の天才のヒロはその才能をもてあましていて、そんな姿を兄のタダシは苦笑しつつも認めてる。2人は幼いときに両親をなくしていて、ドーナツ屋を経営する伯母さんのキャスに育ててもらってる。ベイマックスは人を助ける医療ロボットとして兄が作成していたのを兄の亡き後ヒロがひきつぐという流れ。兄のなくなるきっかけとなった事故を起こした悪役とやがて仲間と一緒に果敢に戦ってゆくという話。

どこまでも優しさで作られたベイマックスに戦いのデータをインプットするヒロの対照的な姿と、サンフランシスコソウキョウという東京みたいなサンフランシスコみたいな町が印象的でした。秋葉原のような御徒町のような新宿のような渋谷のような、全部行ったんだろうなぁと思ったりした。坂のある風景は横浜にちょっと似てたかな、両方行った事のある夫はサンウランシスコのほうだと言っていたから、そっちなのかなぁ。ディティールがどれも細かくよくできているところがピクサーらしく、それがコミカルに変換されているところがまたよかった。くずもち屋とか○○水道とか、他の国の人が見ると面白い形の文字なんだろうなぁ(笑)ピクサーの映画って見始めて思い出すんだけど、すっごく楽しそうに作ってるのが画面から伝わってくるところ、すっごく好きです。そのオフィスの面白さは有名ですが、あんな面白いオフィスからこんな自由な映画ができるんだなぁって思います。CGなのに伸びやかに楽しそうに作ってるのが見ていていやされます。そんなこと思ってる時点で自分がCG窮屈な印象しかもっていなかったのに何度も気付く。それはCGの難しさをちょっとでも知ってるからでそこを乗り越えているところ(技術的だけではなく)を楽しく感じるのだろうなぁ。なんて思う。

ベイマックスとの飛行シーンや街の様子がよかった。あと空気の入った身体の触感とか。最後にはほろりとさせるシーンもあり(小さな子供がシリアスな場面に恐怖を感じたらしく泣き出したのがまた面白かった)見終わったあとも笑いながら出てこれる娯楽映画でした。
話の構成は一話完結ものなので深さはないけれど、街の楽しさ(ヒロの部屋や室内の小物が面白かった)と飛行シーンなどの動きの場面が楽しめる映画でした。
あと前半のヒロをその気にさせた教授との会話が面白かったなぁ、あれ聞いて息子が大学って面白いところだって…気がついてなかったけど(泣)面白いのに・・・
スポンサーサイト

エルメス・フォーエバー展

美術館・博物館
12 /27 2014
上野の国立博物館、表慶館で行われたエルメス・フォーエバー展に今月始め行ってきました。
表慶館という重厚な建物の中で様々なエルメスの作品を見ることができて、よかったです。
E01
加工技術の質のよさが体感できる、触れるコーナー

E03
E02
どれもすごくて展示は面白かったです。銀座のギャラリーが拡大してこっちにきたかんじ。
職人の人が実演で鞄をつくっていて、みんな質問とかしてた。

E05
私が好きだったのはこのコーナー。
盆栽が真ん中にあり注に浮いていて、植物の水をくみ上げる音が聞こえているインスタレーション。鞄にも根っこが生えていました。

E06
エルメス色の展示のなかにある鞄の数々、こんな鞄持って旅したいなぁ。

E04
館の中の彫刻も展示の一つでした。

展示がどれも洗練されていて、素晴しかった。馬の調教の様子とか、実際に鞍に跨ることができる装置とか、部屋ごとに室内の色が変わっていたり、バックの金具への賞賛や、皮のコルセットとかもあった。時代とともに変わりながらも変わらない技術と品質をあますところなく展示している展覧会でした。よかったです。今年のベスト5に入るなぁ

ハーブ&ドロシー

DVD
12 /26 2014
ハーブ&ドロシー [DVD]
ハーブ&ドロシー [DVD]
ポニーキャニオン 2012-05-16
売り上げランキング : 6289


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


以前からこのドキュメンタリーが見たくて仕方なかったんだけど、映画館にいけませんでしたがBSでやってたので録画して観ました。やっぱり面白かった~(><)すごい夫婦です。想像以上でびっくりしました。

ドキュメンタリーはNYでくらす郵便夫と図書館司書の夫婦の話。出会いから始まり生い立ちまで徐々に語られてゆきますが、その合間合間に入っているカットがギャラリーだったり芸術家の家だったりする。美術の合間をすり抜けるように軽やかに歩き、コメントを発し、夫のハーブさんは美しいと呟く。そのうちこの夫婦を中心に美術品がまわっているように見えてくるから面白い。そして徐々に語られる周りの人の言葉により、特異まれな感覚と才能を持った二人であることが分かってきます。

夫のハーブさんは小柄で頑固な人で、ドロシーは一見おっとりしているように見えて不思議な人。その2人が仲むつまじくアーティストと会話し作品を買ってゆく。その量は多く、また独特なアプローチのようで、周りの人が皆それぞれ特有の言葉で夫婦を賞賛します。

2人にはルールがあり、それを超える美を愛する自由な心があり、またそれを超えるアートへの探究心があります。映画をみているとその収集に対する情熱と根気、集中力がただならぬものであることが分かる。これがアートじゃなかったらちょっと怖いくらい。NYでは知らない人がいない2人なんだろうなぁ。有名人です。
どうしてもそれだけのアートがあったらお金に替えて優雅な暮らしをしたくなるだろうと思うけど、質素な小さなアパートに住み、ひたすら美術を愛する、そのストイックなまでの求道家ぶりに尊敬してしまいました。あれほど徹底的にアートに捧げるなんてすごいを通り越してなにかもう別の神様みたいにみえました。
そんな2人はすごい仲良しで、どこにいくにも手をとりあって(繋いでいるというより、2人が離れないように手をにぎりあっているというかんじがします)ゆっくりと歩きます。そこにはどんな邪心もなく、素直に相手に身をゆだねようとする純粋な心があって、この夫婦は仲がいいんだなぁと感じました。どちらかが怒鳴ったりあまりしないかんじがする。(一度だけ絵を見せるときに布を外すのがどちらかでもめてたけど、あれは絵を見せるのをハーブさんが渋っていたのだろうか(笑))とにかく2人の息がぴったりなのが素敵でした。
あれほどの現代アートを収集できるのは、普通の人ではないというようなことを、周りの人が言っています。ごく普通のごく一般人ではこれほどの集中力と忍耐力、調査はできない、そこには類まれなる能力が存在しているという事が話されているけど、確かに私もこれは才能に近いというか才能なんじゃないかと思った。互いを補い合いNYの街中で手をとりあって生きる夫婦の精神により完成された世界がアメリカの現代アートコレクションとなって現れたのだなぁと思いました。
お2人も言ってたけど、子供のような2人の愛の結晶のようなコレクションでした。

ハーブ&ドロシー2 ~ふたりからの贈り物~ [DVD]
ハーブ&ドロシー2 ~ふたりからの贈り物~ [DVD]
紀伊國屋書店 2014-06-28
売り上げランキング : 11511


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


2もあるのか…観てみたいなぁ。

追記:コレクターの心境を本好きの本棚と例えていたのが面白かった。買った作品は全て頭の中にある。そしていつでもそれを見る事ができるというのが喜びなのだ。本棚の本を一冊一冊読み返さなくても手にとるだけでその本の物語が浮かんでくるように…、気持わかるなぁ(笑)

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

ハリー・ポッター
12 /26 2014
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 携帯版
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 携帯版J.K.ローリング 松岡 佑子

静山社 2004-11-26
売り上げランキング : 15561


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


もう随分前ですが読みました。USJに行く時に持ってって読み終わった。再読です。二ヶ月も前です(汗)スネイプのことばかり考えるようになってから、ちゃんと読んでいなかった(でも何度もスネイプが出てくるところを読んでいた)ので児童書として改めて読むとそうだったのかぁって思う部分が多多あって面白かった。
映画の方で覚えている部分もあり、忘れてしまったところや違っているところをまた改めて確認。そしてそれよりなにより物語としての良いところがこの巻は詰まっていて楽しかった。USJで並びながら読んだり、ホテルで読んだりしたからなおさらでした。シリウスいいなぁ(そこかい)
叫びの屋敷やボガードの登場にも小説の中でスネイプは関わっていて(そこかい)、こと細かい彼の性格(?)がでています。
改めて読んでみて感じたのはハーマイオニーがストーリーをひっぱりすぎるところです。以前ハ-マイオニーは原作者の分身だと言っていた男の人がいるけれど、確かにかしこく機転が利き(ロンがきかなすぎるというのもあるんだけど)物語を牽引しています。何事にも。彼女は登場当初からクラスや仲間に嫌われているけれど、ハリーやロンは仲間はずれにしないことから転換期に彼女と密接に必ずかかわる。普通に読んでみて改めて彼女のキャラクターの意図的な必然性を感じました。それは対照的に男のほうはスネイプになるのかな。リーマスがスネイプ先生のヒントに君は見事に気付いたわけだ、というくだりからみても分かります。スネイプは影としての存在に対してハーマイオニーは陽な存在がちょっと気になりました。ここらへんに作為性を感じてしまうと、進めなくなるなぁ。悪く言われてもがんとして自分の態度を善としてゆずらない性格がこれからも健やかに伸びることを願うなぁ。クルックシャンクスの疑惑に一瞬彼女はひるむけど、結果クルックシャンクすはいいことをしていたので、大きな挫折が彼女に起きませんように(今頃祈っても遅いのですが)と思ったりしました。
どうせ俺はー的なスネイプと足して2で割ってほしいなぁ
とかとりとめないことを考えた三巻でした。
親と子の絆や、生きてゆくうえでできる関係の大切さについて語るダンブルドアや、自分で考えることの大切さを説くこの巻は大好きです。ディゴリーなど次の巻ででてくる名前も多多でてきてる(ということに今気付くわたくし・・・)

新美南吉童話選集〈1〉

児童書
12 /26 2014
新美南吉童話選集〈1〉
新美南吉童話選集〈1〉新美 南吉 黒井 健

ポプラ社 2013-03
売り上げランキング : 43746


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


休みの間に新美南吉の生まれた土地に行く予定なので、改めて読んでみることに。童話なので短い時間に読むことができ、そしてこの人の物語はどれもほっとするので忘れていても時々ふっと読みたくなる。「でんでんむしのかなしみ」なんて満員電車で読むとしみじみしてしまいます。
一巻目なので有名な童話ばかりですが、私がこの本の中で特に好きなったのは、「みちこさん」でした。よそのお母さんが乳母車の中を片付けている間に抱っこして手伝うみちこさんのお話し。その赤ん坊を抱いた時のにおいや感じ、重さを心の中に抱きとめて、子供を抱っこした形のまま家に帰るとお母さんは、みちこさんはいいこだな、と思うというお話し。直ぐにゲームや結果を求めてしまう現代にはないこのおだやかで温かく優しい感じを、忘れてはいけないと思うのだけれど、そんなことを言っていると働け働けのこの国では母をやっていけないのです。いいものや目に見えないものを抱きとめる時間のゆとりがほしい今の生き方をついついこの人の童話は考えてしまいます。
「うまやのそばのなたね」では花が咲く様子を目をぱっちり開けると表現しててかわいかった。

あるクリスマス

現代小説
12 /26 2014
あるクリスマス
あるクリスマストールマン カポーティ トルーマン・カポーティ 山本 容子 村上 春樹

文藝春秋 1989-12
売り上げランキング : 23138


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


仕事を辞めて本棚を久しぶりに掃除していたら出てきたので読書。 家にずっとあり、内容も覚えていたので一度読んでいるのだけれど、履歴にないので感想を書かなかったようです。確かに読んでどう思ったかというのは覚えていない。ただなんともいえない不安定な感じはかすかに覚えています。

クリスマスの思い出
クリスマスの思い出トルーマン カポーティ 山本 容子

文藝春秋 1990-11-25
売り上げランキング : 25634


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


これと対になっていて、これも読んでいるのですが、ブログには履歴がない。
これも家にあるのだけれど、どこにいったのかなぁ(長い旅の始まりです)。

あるクリスマスは離れて暮らすお父さんと一緒にすごす始めてのクリスマスの話。カポーティの自伝的な短篇で、主人公の僕はお父さんと都会で過ごすことをとても嫌がっているのだけれど、彼は大人になると都会を泳ぐように生きるから人生って面白いと思った。幼いときに離婚して両親と離れて暮らすというのも人間形成のなかに影響を与えていたのかなとも感じた。
なんだか憂鬱な短篇なのですが、この僕という存在を外から客観的にみたときに、この物語を晩年書いたというカポーティの心境や人生を一つの物語ととらえたときに感じるなんともいえない皮肉に心を打たれる感じがします。
彼はこんなに父を嫌がっているのに都会に住み、同時に田舎の子供の頃の生活を懐かしく思ったんだろうなぁ。

後書きの村上春樹の文章を読んで、まったく父について触れなかったカポーティが最後に書いた小説との紹介に村上氏自身にもその可能性があるのかもと思った一冊でした。

失踪日記2 アル中病棟

マンガ
12 /16 2014
失踪日記2 アル中病棟
失踪日記2 アル中病棟吾妻ひでお

イースト・プレス 2013-10-06
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


図書館の順番がまわってきて二巻目を読書。前回のその後、具体的な治療のようすが描かれています。一巻目は幻覚や家族との様子、アル中という病気の怖さを感じましたが、この巻ではそこからぬけだす大変さが分かりました。
私はお酒は好きですが何日も飲まないでいられるし、二日酔いのままお酒を飲もうとは思わないけど、そうなってしまった人の恐怖の世界というのを身近にかんじました。そして一生酒を飲まないという苦痛・苦しみというのも考えた。そんなに好きなお酒を飲まないで暮らすというのは、想像を超える苦しみなんだろうなぁって思う。夫がタバコをやめるときと似ています。吸わない人ではなく、一生タバコを吸わない人になるそうで、お酒を飲まない人ではなく、お酒を一生飲めない人になる覚悟は大変なんだろうな。
マンガの後半は日常のようすなどもでてくるけど、正直「?」って思う部分がある。それは作者がアルコールに侵されているからなのかなと、常識と非常識の境を思いました。さほど深く考える必要のないところを執拗に考えていたり、本人も自覚があるのか、鬱の人型と一緒にいる場面がある。私も時々現れるけど(笑)アルコール依存症になりやすい人とか体質とかあるのかな、ともおもった。もっとアルコール依存症の本を読んでみたいと思った。

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。