東急プラザ銀座

にっき
04 /24 2016
元気です。と、いいたいところですが、体調がやっぱり悪くて、なかなか家のPCに向かえません。今の仕事は定時で帰れるので悪化してはいないのですが、急に在宅の仕事がきて、えっちらおっちら家でも仕事していました。体調がよくないとどうもいけないですね。
疲労感や貧血、めまいが止まないのでたぶん更年期か自立神経なんとかになっていると思うのですが、周りのひとに言っても理解してもらえません・・・(^^;。遊んでばっかりいるからなぁ(笑)遊ぶのも生きるのも全力なのですよと、いいわけ言ってみる。
お医者さんに行って漢方治療中です。

先週そんな自分をもりあげるためにも(やっぱり遊んでます)職場の近くにできた東急プラザ銀座に行ってみました。
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もう建築も並んでいるお店も商品も全てハイセンスで、驚きまくってしまいました。TVで紹介されていたスイーツやお店、雑貨、グッツ、なんでもきらきら輝いてみえました。そしてこの建物は江戸切子がモチーフだそうで、内部も江戸模様が組み込まれていました(寄木細工のパターン)。ペッパー君もいました。
デジタルアートもありました。ギャラリー激戦区(?)に新しいアート空間ができてこれからが楽しみです。

ぱたぱたと会社帰りに一時間ぐらいでぐるっと周って出てきたところ、公縁側の通りに素敵なスタンドが
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何かを売っているような、コーヒーを出しているような?お店です。
近づいてみるとガラスケースには器が、カウンターにはお酒が並んでいました。
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他にお客もいないので、お店の人に聞いてみると、ここは立ち飲みコーヒー屋さんなのだそう
コーヒー飲んだり、一緒にお酒を(交互に)飲んで楽しむところなんだそう
私が興味深々で聞いていると、バーテンダーさん(でいいのだろうか)がいろいろ説明してくれて、なんだか楽しくなってきたのでコーヒーを一杯作ってもらいました。

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深煎りのいい豆なんですよ、と豆の説明をしながら丁寧にコーヒーを入れてくれました。10分くらいかかったんじゃないかなぁ。蒸らしながらゆっくりとお話しながら入れてくれました。こういった時間を楽しむのをすっかり忘れていましたよ。

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特製コーヒーお酒に漬けたお菓子付 1000円
カップはケースの中から好きなのを選べます。私が選んだのは植物の絵柄、京都の工房の女性の作品だそうです。カップの由来や面白い点など教えていただきました。
カウンター下には小物も展示してあり、カウンターバーだけではなく、お店にもなっています。

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茶道のように間を読んだ気遣いのある会話に、大人な時間をすごしたなぁと久しぶりに思いました。さすが銀座だぁと思った金曜日の夜でした。

お店の名前はPÄRLA(パーラ)です。隣に同店のクレープ店があります。

おまけ
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カーテンドア折りたたみ部分のデットスペースに桜の鉢植えが…
こんな小さな空間にももてなしの心が添えられていて、気持ちがほこりしました。
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Who Am I

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04 /24 2016
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確かクーキー観たときに予告でみた映画をDVDでみてみました。
・・・ん~、予告のほうがわくわくしたかな(汗)普通の映画。
最後のどんでん返しも驚くものではなく、ふーんという感じでした。
アメリカのコミックが原作だったのかな、コミックのほうが面白いかも
こういった視覚的トリックというのが既に古典になったということなのかと
そんなこと今思った。
楽しくリラックスして見れた

追記:なんだか散々なこと書いてますが、それなりに面白かったです(えらそうですみません)主人公たちがいろんな言葉を引用するのがときどき的を射ているのがあってよかった。人は無難なほうへ考えたがる。ことを荒げるのがいやだというような言葉がよかった。まぁ中には逆切れするのもいますが、都会においての大人というのは事なかれ主義が多いです。自分も含めて。そんな大人の常識を笑うところが面白かった。でも最初の人は死んじゃったんだよなぁ。ああ。

上野散策

にっき
04 /10 2016
お昼から上野を散策しました
根津から谷中を通って芸大まで歩いてみることに
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これはうちの近所。猫も通りに顔を出す暖かさになってきました

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根津でみた面白い長屋。
よくみるとこういった古い昔ながらの木造がまだ残っています
先日京都に行ったときも裏通りにこういった木造の家があってなつかしく思い出しました

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路地で地元の人によるフリマをやってました
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不用品や骨董などあって観てるだけでも楽しかった。あったかいかんじのフリマでした

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大好きな桃林堂にもいってきた
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小鯛焼 230円
季節の桜餅 260円 お団子 360円(どれも税別)
甘さが上品ですっと食べられてしまう小ぶりな和菓子です。おすすめおすすめ
野菜や果物を砂糖煮にした五智果というのも好きです

そして最後に大統領で友人と昼から一杯!
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楽しい一日でした~♪

甘味めぐり 伊勢屋

甘味
04 /09 2016
先週、亀有の伊勢屋本店であんみつを食べてきました

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白玉くりーむあんみつ540円

白玉入ってアイス入ってこの値段はまさしく下町値段!うれしくなりました。
亀有に住む友達と食べました。彼女は今月出産予定で、自分の住む町に呼んだことをすまなく思った彼女に、行きたいところある?って聞かれたので、迷わずあんみつ!!って言ったらここを紹介してくれました。
あんみつそんなに好きだったっけ?ってきかれて自分でも笑ってしまったんだけど、確かにこの歳にしてあんみつデビューです。
昔製図を習った先生が甘味好きで、その美味しさを語っていた記憶をこの間思い出したりしてます。甘味好きはいるのですよ、ええ隠れてるだけで、いや隠してないんだろうけど、男の人もけっこういるんですよ、ほんとに。

亀有は甘味の店が多いのですが、イートインのお店が少なくほとんどが持ち帰りでした。彼女が教えてくれたこの伊勢屋さんも店頭の売店が広く、店内のお客さんはまばらです。彼女自身お店で食べたことがなく、いつも大福を買って帰るのだそう。店先まで来て分かったけど、北千住に支店があって私も大福とお団子たべたことがありました(^^)そんな鉄板のお店です。
この下町ならではの素朴ででも甘味好きを満たす味。楽しかったです。銀座で食べるのとは違った快感がありました。そして食べている間にもひっきりなしにお客さんがきて甘味やおこわを買って帰っていきました。お店の人はお客さんの子供からお年寄りまで楽しくお話してた。地元に愛されてる甘味屋さんでした。
友人と長居してたけど、いやな顔ひとつされずに何度もお茶をいれてくれました。両さんの住む町ならではの人情味あふれるお店でした。

博物館でお花見を

美術館・博物館
04 /09 2016
昨日4月8日に会社帰りに上野国立博物館へ行ってきました。

夜の入場にあわせ10日まで春の庭園開放もしてるので、ウエルカムパスポートを使って行ってきました。
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桜はもう散りはじめていて残念でしたが、その分人が少なくてよかったです。
先週はすごかったんだろうなぁ

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とうらぶで有名になった三日月宗近の眠る国立博物館だとおもうといつも来てたのにわくわくしています。最近はまってるもので(笑)

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刀剣コーナーはもちろんチェック。神剣といわれる刀を拝見しました。やっぱり女の人多かった・・・

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春の庭園も満喫(転合庵)。でも京都に行ってきたばかりなので、そっちの桜に思いをはせてしまいました(汗)

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夜の平成館。京都国立博物館を見た後だったので感動もひとしおです

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この水との関係は綺麗だなぁ。水面に花いかだができてて幻想的でした。普段は観ることのできない博物館の様子がどれもよかった。
夜の美術館博物館ってひっそりとしてて、何かが降りてきてる感じがしていいです。金曜日は遅くまで開館しているところが多いので他もいろいろいきたなぁ。もちろん国立博物館も今度は一日ゆっくり来たい。刀剣以外の展示もよかったです。

青と白と

現代小説
04 /07 2016
青と白と
青と白と穂高 明

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図書館に行って新刊コーナーでみて借りてきてふらっと読み始めて一気に読んでしまいました。
ぱらぱらとみたとき文章のかんじがよかったのと、東北の震災について語っていることに気がついたので、ちょっと読んでみたくなったというのが動機。

東京で一人小説を書きながらくらす姉と被災地にくらす妹夫婦と父母祖母、家族の物語。3.11のできごとを遠くから近くから絶妙な距離感で語っています。その空気感は一緒に日本というこの地で体験したからこそ分かる親密さで伝わってくる。読んでいると当時のことを思い出し、ああこんな感じだったよなぁって思いながら読める。つまり小説を読んでいながら自分のなかの物語も同時に体感するようなそんな現代小説でした。
大きな地震という出来事を内側から外側から感じることができました。
読んでみて思うのですが、やっぱり東京というところはああいうところなのですかね(笑)私も日々体感しています。人の立場にちょっとでも立ってはくれない。まるで他人のことを考えると負けみたいなかんじのところがある。そのくせ幼くてすぐによりかかりたくなる。プライドが高い分ひどく意固地(これは小説に書いてません)そんな印象をもっていたので、東京でのくだりはとてもしっくりしてしまった。

物語が進むつれ、母の想い妹の想いが分かってくる。だれもがそれぞれの立場で故人を想い支えあっているという姿は、物語をたどることで心が温かくなりました。死を思う、故人をいつくしむ、悲しい出来事があったからこそ、その想いは深くなるということを改めて感じました。
亡くなった叔母の出来事からは時間が、妹の仕事から市政が、争議の場面から地元性を感じました。特にタクシーの運転手さんがどれも素敵です。こんなこと本当にあったんだろうなあ。喪服についてのくだりは以前「遺体

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を読んだときにもあったなぁ。

ラストのひたむきな思いもよかった。五年たったから考えられる出来事の側面を考え直す時間を機会を与えてくれる一冊です。小説は、物語はこのためにあるんだなぁと思わせてくれる物語です。

エヴェレスト

映画
04 /06 2016
4月1日に観てきました。登山は興味がまったくといっていいほどないのだけれど、夫が登山が好きで(でも山登りしたことない)誘われて鑑賞。そういえば同主演の岡田さんの映画「永遠の0」も夫に誘われて観たのでした。邦画見るのは夫とが多いかも。

夢枕獏の原作の映画化。漫画にもなっているそうで、わたしはどちらも見ないまま鑑賞。森田さんという登山家がモデルということで以前

狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死 (yama‐kei classics)
狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死 (yama‐kei classics)佐瀬 稔

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を読んだことがあり(2011年10月)(2012年7月にコミックを話題にしてる)くり返し夫から話をきいている登山家だったので、それをイメージしつつみました。
予告で阿部さんが森田さん(小説では羽生さん)の役をつとめると聞いてちょっとイメージ違うかなと思ったんですが、寡黙な登山に一途な姿の彼の演技はすごかったです。一貫した登山への執念、執着を見事に演じていました。
岡田さんも大ネタを狙う中途半端な写真家から彼の魅力にひきこまれ、登山に”道”をみいだしていく役柄にはまっていました。永遠のーではどちらかというと寡黙なクールな役から変わったなぁと思いました。FMで役者としての心構えとか気持ちの持ち方を少し前に聞いたことがあったので、真剣に役者にとりくんでいる人だな、役者が好きなんだなと思いました。

登山ってつらいことや冷たいことが嫌いなわたしは、どこがいいのかさっぱり分からないのですが(分からないまま終わるのでしょう・・・そして)でも、あの登らなくちゃならない、どうしようもない気持ちがほんのちょっとこの映画で分かった気がしました(いや分かっちゃいないんだろうけど)映画でくり返しスクリーンに大写しにされたエヴェレストの広大さ、生命を寄せ付けない偉大さの一端を感じました。
ってゆうか、世間でもしがらみが大きければ大きいほどこういった真逆のものを希求する気持ちっていうのがわかってくるようになる。本当は違うのかもしれないけれど、自分がいるから山に登らなくちゃならないんだという羽生の言葉の裏にある社会から背を向け、山登りに自分を追い詰めざるえない心の闇を感じました。

音楽がなんというかべタすぎてちょっとひいた。バーンというエヴェレストのカットにばーんという音楽は疲れました。羽生という人が静かな人なだけに静かで雄大なイメージにひたりたかった。EDの曲もちょっとはまりすぎたかんじがしました。TVだったらあうかも。大きな画面ではちょっと不向きな気がしました。

時に印象に残ったのは、山に消えた羽生を岡田くん演じる深町が東京で思い出しては感傷にふけっているところです。あれは羽生の孤独が際立っていたと思います。そしてそれに深町が激しく感応しているように見えました。人に(社会に)理解されず、理解されることをかたくなに拒み続けることによって業を断ち切るように山にのぼり続けた人生を(森田さんと同じように結婚していたということは救いだと思うのだけれど)人の生きる孤独をみた気がしたなぁ。

もう何いってるのか分からないんですが、このあたりで終わりです。でもずっとこれからも考えるのだろうなぁ。もう心の中に森田さんがいるのだなぁ。

名刀と日本人

まじめな本
04 /03 2016
名刀と日本人: 刀がつなぐ日本史
名刀と日本人: 刀がつなぐ日本史渡邉 妙子

東京堂出版 2012-12-10
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最近「刀剣乱舞」というオンラインゲームを始めてしまいまして、刀剣のことが気になりとりあえず読書。
既に大人気になっているゲームなんですが、出だし遅いんですが、いまさらながらのデビューです。

図書館で何冊か借りたうちの一冊。この本よかったです。刀剣のニュアンスというか、刀の持つ意味やその佇まいを知りたかったので、刀の歴史が書いてあるこの本はぴったりでした。佐野美術館の館長さんである渡邊さんの丁寧な説明から刀への想いが伝わりました。

他に借りたのはこの三冊

刀匠が教える日本刀の魅力 (目の眼ハンドブック)
刀匠が教える日本刀の魅力 (目の眼ハンドブック)河内 国平 真鍋 昌生

里文出版 2004-02-15
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刀の見方や、有名な刀のいわれなどが載っている。巻末に名刀の見られる美術館や博物館のリストがある。

図解 日本の刀剣 (てのひら手帖)
図解 日本の刀剣 (てのひら手帖)久保 恭子

東京美術 2014-09-29
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刀の部位の名称や作り方が図説で乗ってます。分かりやすい。

刀剣 (1969年) (カラーブックス)
刀剣 (1969年) (カラーブックス)小笠原 信夫

保育社 1969
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かなり古い本ですが、これよかった。三日月がでてるので借りた(笑)

にわか刀剣好きになったわけですが、刀のもつ意味合いというか武士の心といわれてきた歴史の一端を知ることができました。御朱印帳も始めたことだし、日本史をちゃんと勉強しないとな…と新たな壁に戦く今日でありました。

日本橋桜フェスティバル

にっき
04 /02 2016
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先月初め日本橋コレドに映画見に行ったときに桜フェスティバルがあることを知って一度いってみたかったので、仕事帰りによってみました。(3月31日)
6時でももう明るい季節になりました。春になっているのでしょうか、越後屋さんはもう春のようです。

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ライトアップまで時間があったので鶴屋吉信でさくらあんみつ(1296円)を、ここで娘と合流してあたりを散策しました。
さくらあんみつはシロップがさくらで上品な甘さでよかった。さくらのアイスが塩気があって甘塩っぱい美味しさでした。

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室町コレドで行われているプロジェクションマッピング。さくらが投影されています。ロードに張った布が風によくなびいて綺麗でした。

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周辺も桜色に 桜は咲いていたのですが街路樹として剪定された後なのでちょっとボリュームが寂しいかな、でも満開で綺麗でした。散り始めも綺麗そうです。10日までです。
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帰りは越後屋さん(入り口に桜色の暖簾がかかっててライオンの後ろが桜色の屏風のようでした)の前を通って大手町まで歩いて帰りました。途中、島根や奈良、長崎の物産展が遅くまでやっていて覗きながら帰りました。

バベットの晩餐会

ファンタジー本
04 /02 2016
バベットの晩餐会 (ちくま文庫)
バベットの晩餐会 (ちくま文庫)イサク ディーネセン Isak Dienesen

筑摩書房 1992-02
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短編で読みやすいとあったので、借りて読書。先に映画を観ているので読みやすく世界にすっと入れます。で、読み終わった後思ったのはこんなにも違う!でした。短編で映画のほうが詳細に描かれているのだろうとばかり思っていたのですが、逆でした。小説のほうが内容が濃い。というか、んー別な意味で詳細に描かれている。たぶん作者は映画ような食事の意図よりも人間性に宿った芸術性について違う考えを持っていると思う。
バベットがパリでの出来事を語るくだり、そして将軍とパパンの人間性(この時代を生きた男性という面も含めて)そしてバベットの性格。プロとしての芸術家としての誇りプライドがきっちり描かれている。
将軍のような人たちに私の技術は認められてきたがその人たちによって夫と息子を奪われたバベットがいかにいきるか、どこで自分を生かすかをどう考え行動するのか、したのか、それがすべて彼女の晩餐に現われいる。

p91 「いいえ、わたしは貧乏になることなどないのです、お話しましたように、わたしはすぐれた芸術家なのです。すぐれた芸術家が貧しくなることなどないのです。すぐれた芸術家というものは、お嬢様、みなさんにはどうしてもお分かりいただけないものを持っているのです」


エーレンガートというもう一つの物語もすごく面白かった。この人はなんだろう、何を知ってたのかな、どう生きたのかなってのが気になってくる。画家のカゾッテ氏から語られる芸術家のくだりが面白い。この話ある王族の話なんですが、一つ一つの物語の断片がものすごく人間くさくて面白い。エーレンガートは最初、端役のような従女なんだけど、どんどん魅力的になってくる。乳母とその夫との情の流れも面白い。メロドラマなんだけど、よく知ってる身近な陥りやすい情に彩られていて、物語を近く感じました。その点でいうとバベットーも食べる(不思議なものでこの物語のなかであまり献立について語らない。それに食べている人も料理について感想をあまり述べていない。それなのに食事で明らかに変わった人間の行動について語っている。映画にはなかったけど、信者の人たちは食後雪の降りそうな夜に外で駆け回り、子供のようにはしゃいでいます。そして翌日は大雪が降って誰も午後まで外に出てこなかったというエピソードまでついている)ことを通して人間の感情について語られている物語なんだなと思います。

あとがきに時代を超える物語であると書かれているのに同意しました。


追記:バベットーでパパン氏がフィリッパと歌の稽古で歌う歌がモーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」の曲
エーレンガートではカゾッテ氏に女性は誘惑すること男はそれに答えることで芸術が成立しているのだというくだりが面白かった。女性は自分の魅力を充分わきまえた上で男性に誘惑しているではないか、それを愛で答えることが男性の意味なのだという言葉を女性のディーネセンが説いているのが面白いなと思った。男女の違いやおろかさをこの人はよく知っていたんじゃないかしら、と思ったりした。

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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