人生スイッチ

DVD
05 /22 2016
人生スイッチ [DVD]
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ギャガ 2016-02-02
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前から夫に面白いから見ようって言われてた映画を鑑賞。
上映されているときから誘われてたんだけど…あの、これつれあいや彼氏がいる人に聞きたいんですが、他にやりたいことや観たい映画があるときにしつこく誘われると逆に見る気がなくなってしまうってことありませんか?映画がいやなのではなくて、なんだろうこう、そんなに見たければ一人で行ってくればいいのに…って思うときありますよね。ちょっと面白そうだから一緒に見に行く?というのりで行くのはいいけど、一人で映画館行けないから一緒に行ってみたいに誘われると(最近そうやっていつも誘われる。わたしは一人映画館が全然苦ではないので、こういった不一致は何年たっても変わらないのだなと思います)一人で行けないのは悪いことじゃない(むしろその性格がうらやましい)んですが、他にやりたいことがあるときはしんどいのです。ほっといてほしいj時はほっといてほしくて、かまってほしいときはかまってほしいB型の勝手なお願いなのですが(^^;

DVDになりやっとみました。面白かったです(私へそ曲がりです)

1 おかえし びっくりしました
2 おもてなし これが一番怖かった。厨房のおばさんの切れっぷりがすごい
3 エンスト(パンク) 男のおかしさがでてたと思う
4 愚息 これね…怖かったなぁいろんな意味で。こうやって愚息はできるのかと…(^^;
5 ヒーローになるために これもとても他人事には思えない
6 ハッピーウエディング これは女の怖さがでてたように思う

どれもブラックでした。でもそこが面白かった。観ていて、こんなに仲が悪いのって逆に仲良しなんじゃないかと(パンクでは痴情yのもつれ?といわれていた)最初から登場人物がなくなるので、次の短編が始まると誰が死ぬのかな…とか思ってしまった。
死なないのもありました(^^;。行き過ぎた感情、たまりにたまった感情にスイッチが入ってしまった人の一度やってみたかったけど、やっちゃうと後が気まずい感じの話です。
最後のハッピーーはね、あれは、分かるよ(笑)パーティーというのはどんな形にせよどこかうそ臭いものです。新婦が爆発してからの顛末が面白い。パンクもそうだけど、憎しみをぶつけあえる相手は案外気があうのかもしれません。絶対意気投合はできないんだろうけど(汗)。ともすれば息があったのに、環境と状況ですれ違ってしまう人の不思議を思ったりしました。

個人的にはこういった意味での気があッた人がいたら全力で逃げたいと思います。こんなふうにはコミットしたくない(苦笑)
このなかで一番は愚息かなぁ、一番救いが無いという点で印象に残りました。

追記:みもふたもない書き方してますね(^^;最後のハッピーウエディングで、花嫁とレストランの従業員がホテルの屋上で会話するシーンが山場だなと思いました。従業員(コック)がどんなに酷い人生でも前に進まなくてはいけない、結婚式を終わらせなければならないんだよ、という。誰の人生でもない自分の人生だから気兼ねすることなく自分の好きに生きるといい、でも前にすすまなきゃだめだっていう。次の瞬間からなんだかなぁ~な展開になるんだけど、このせりふがとても印象にのこりました。
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エクトプラズム 怨霊の棲む家

オンライン
05 /22 2016
エクトプラズム 怨霊の棲む家 無修正版 [DVD]
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ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-06-02
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時々ホラーがみたくなるんですが、そんな衝動にかられてみた映画
ネットで観はじめて、途中でやめてしまうのが多いのですが、これは面白くて最後までみてしまいました。
実際にあった話というのと、設定がきになったんだと思います。
長男がガンをわずらっていて、治療のために病院近くの古い屋敷をいわくがあると分かっていて格安だからと住んでしまう。
そこは以前葬儀場としてつかわれていて…という話のながれ

話の進みが速く、出来事にあまりくどい演出がない。最後に大きな展開もまっていて、その話の流れも分かりやすく、ただ怖いだけではないはらはらさがありました。

いやーでもお母さんはたいへんだぁって思ったよ(笑)四人の子供(うち二人は親戚の子)を育てながらアル中の旦那と病気の長男。そして働いている…(><)母は強しです。
屋敷がすごすぎて、霊感がなくてもそれは住めないよってな屋敷なんですが、この長男は体が弱りそんな霊の交信もうけながら必死で戦っている姿がいじましかったです。病気とも霊とも闘わなくちゃいけないなんて、辛すぎます。

この映画観た後に思ったのは、弔いの言葉を覚えておきたいなってことと、子供を産んだ瞬間から母はきっと死ぬまで気をぬけないんだなってことでした。もう文句なく母は強い、どんな方向から攻撃されてもへこたれてちゃいけない(><)

去年の旅行-3(半田ー新美南吉の生家周辺)

にっき
05 /22 2016
生家に行ってから、南吉がなくなった住宅や周辺を散策。お寺が点在していました。
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たしかこれは常福寺だったと思う。(生家の近くにあるお寺)
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これが光連寺

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これが南吉の通った岩滑小学校
側道にごんの絵がかいてありました

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古い家をながめながら、昔はこんな家が並んでいたのかなぁなんて思いました

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ここは「牛をつないだ椿の木」の舞台になった場所とあってきてみたところ。
普通の県道というか田舎の道で肥料を作っているのか堆肥の匂いがしていました。
確か近くに養鶏場もあったと思う、とにかくいられないくらいの匂いで、他になにもなくカメラの電池もつきかけていて、慌てて撮影して移動した思い出があります。
ここにどんな道があったのか想像するしかなかったんですが、それだけに空の青さとのどかさと、車しか通らない人気の無い寂しい場所であったということを覚えています。

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ごんが住んでいたというイメージの山のふもとにはこんな石碑が

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そして小高い山の上の墓地には南吉の墓がありました。

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おじぞうさんも

高校の見える小高い山の上から半田が見渡せて、そのなんともいえない冬のきんとした空気と時々鳥が横切る空をみていたら、寂しいようなでも、自然のな豊かさに慰められているような気持ちになりました。人間としては寂しいけど、草や鳥や空や他の生き物たちに支えられているような呼びかけられているような気持ちになりました。
南吉は孤独の中に自然の豊かさを見出し物語を作っていったのかなぁなどと、寂しくなりながら心豊かに想像をめぐらした昼下がりでした。

去年の旅行-2(半田ー新美南吉の生家)

にっき
05 /16 2016
次に向かったのが新美南吉の生家

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当時はにぎわった街道の脇に建っていたそうなのですが、前の道は細く家もとても小さい

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平面はこんなかんじ

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長屋の隣との廊下で繋がった部分
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南吉の父は畳屋で、継母はとなりで下駄屋を営んでいたそうです。

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この穴は何を通していたんだろうなぁ、ストーブとかの換気かなぁと思ったり。

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階段部分はこんなかんじ。ほんとに細くて狭い。コンパクトといえば聞こえはいいのですが、小さな家です。

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急な階段をのぞくと井戸(台所)がみえてきます。

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下はこんなかんじ、ここはご飯を食べたところ。

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一階からは平屋に見えるのですが、坂に建っているので、半地下のような場所なのです。なのでちょっと暗くて怖いかんじがしました。
上階でアナウンスを二回聞いたあと(ボタンを押すと10分くらい説明が流れる)静まり返った小さな生家でしばらくすごしていたらなんともいえない気持ちになりました。
幼い頃に母を病気でなくし、自分もあまりからだの強くなかった南吉。先日読んだ本には継母にもあまり気持ちよく育ててはもらっていなかったようです。父と継母と弟の三人で、途中養子にだされて戻ってきた南吉はここでどんなふうにご飯を食べ、眠り、家族と会話したのだろう、この仕切りや壁ひとつひとつに彼の想いがあるようで、じっと耳をすませていました。

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窓から見える風景が印象的でした。

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店の向かいには物語の題材にもなった灯篭が

学校から帰ってきて夕暮れのひとときや、人が往来する通りを眺めて彼は何を思ったのだろう。すぐ傍には川が流れ、違う時間を生きる鳥や狐などの生き物がいて、草花や畑の植物の成長があって、そんないくつもの時間の流れのなかで、自分という人間のひとりである個として何を想い考えたのかなぁと思いながらすごした生家でした。
いい意味で当時の生活感を感じる建物でした。

去年の旅行-1(半田ーでんでんむし公園)

にっき
05 /15 2016
いまさらなのですが,去年1月に行った旅行の日記を書きます
1月5日から6日の旅でした

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朝早く出発し高速から富士山をながめる
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SAによりつつ一路名古屋方面へ
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大田川という駅で降ろされ逆方向に乗りつつなんとか半田に行く(方向音痴きわまれり)

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なんとか半田に到着後駅前で自転車を借りてまわることに、朝早くてたしか一番の自転車に乗りました

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川近くにあるでんでんむしの公園へむかいました

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ここは詩でんでんむしの悲しみにちなんだ公園で、川の真ん中にある公園です。
毎朝だれかが掃除してるのかな。綺麗に掃除をしたあとがありました。(これは公園名がはいった敷石)

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周辺はこんな感じ(たしかこのあたりは彼岸花の咲く土手だったとおもう)
東京から一足飛びにのどかな風景の真ん中に来て、驚くやらほっとするやら、毎日ここで暮らす人たちはそれが日常なのだろうけど、私にはとても静かで落ち着く場所でありました。今思い出しても時間の流れ方が独特で、それが始めてなのに身体になじむかんじがして、落ち着きました。

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川には鴨(でいいのかな)が、ごん狐のモデルになった川(でいいいのかな)うなぎがいたといわれていたそうです。

鳥が数多く住んでいて、あまり人間を警戒していない(というか人間があまり鳥を意識していないので、近くまでよってもあまりきにしない)ようでした。鷺が川沿いの道路の手すりに止まって、自転車で前を通るまでじっとしていたことがありました。(鷺が気配を消してたんだと思われます)私がびっくりしたから飛んでいったけど、たぶんぼんやりしてたらそのままいたとおもわれる…50センチぐらい近くまで止まったままでした。私たちは私たちでなんとか生きてるからそっちもそっちでやっててね、って感じなんですみんな。

その不思議な距離感と仲間意識はなんともいえない親密感を感じました。

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公園はこんなかんんじで

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こんな道を自転車でてこてこ走りました

バケモノの子

DVD
05 /14 2016
バケモノの子(スタンダード・エディション) [DVD]
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バップ 2016-02-24
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やっとみました。二週間ぐらい前にみてたのだけど、作業しながらだったので、ちゃんとみてなかった。今回もなんとなく見たので細部とかあと二三回みたほうがいいのだろうな…。
公開してるときから気になってたので見れてよかった。この人の映画はまだ映画館でみたことないなぁ。最初の部分とか映画館でみたら楽しそうです。

白鯨 (上) (角川文庫)
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KADOKAWA/角川書店 2015-06-20
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でてくるんですね。メルヴィルかぁ。
二回とも子供達がよく観てた。見ごたえがあるというか自己投影しているのかな。映像や展開が楽しいみたいで、確かに美しくて見やすい映像です。展開は、よくできてるなぁと、サマーウォーズに似てるかんじかな、日本っぽい展開ですね。闇を自分の中にいれるしかない、とか、どっかでみた話だなぁ(笑)この悪を内包するという考え方はアジアなんだと思います。
バケモノの世界と人間の世界の描写や行き来するようすは、面白いと思いました。街の感じや触感も、でもなんだろう、ジブリっぽい動きだったような。そう思うところが新しさを感じなかったのかな。新しい動きがほしかったなぁ。なんてつらつら考えてしまいました。ああ、バケモノの世界の闘技場が…あれはRC造なのかな…木とのとりあいとか、型枠大変そうだなとか考えてしまった。あの演台のあたりとか…そんなのどうでもいいですか、いいですね(笑)煉瓦積みにモルタル塗ったのかもしれない。いやそんなこと考えなくてもいいんですが、すみません
見た後に子供に勉強したくならない?ってきいたら、怒った…だなぁ。
最近、富に刃物や人を刺す映像が多い気がするのは気のせいかなぁ。

ホーンズ 容疑者と告白の角

DVD
05 /14 2016
ホーンズ 容疑者と告白の角 ダブルホーンズ・エディション (2枚組) [Blu-ray]
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松竹 2015-11-04
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ダニエル・ラドクリフ主演の映画をみてみた。なんだかよくわからないけど、角が生える話で怖そうだなぁって思ったのですが、最後結構よかった。人気になった原作の映画化らしいのですが、最初はなんだか救いのない話しだなぁっていう感じでした。彼女(メリン)が殺されたんだけど、彼氏(イグ)のダニエルが疑われてて、なんだか町全体が陰鬱な雰囲気で、とうとう角まで生えてしまう。しかし角が生えた頃によって彼は町の人たちの本音を聞くことができるようになる。そこから真犯人を探すことを思いつくのだが…というサスペンス(?)映画。観てると誰もが胡散臭い(笑)
恋愛のすれ違いと嫉妬、様々な人の感情を読み解いてゆくうちに彼は成仏(?)してゆくという話。
最初が救いがないだけにラストにむかってすがすがしい気持ちになってくる。悪魔になっても彼女への愛と自分の身の潔白を信じたイグの魂の浄化がいいなぁ。
しかし蛇や羽が生えるのってつい蛇(ハリポタ)、羽生える(ドグマ)を思い出してしまうところが、自分に対するつっこみどころかな(^^;
CGが結構生々しかった。

ドグマ [DVD]
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東宝 2001-03-23
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追記:レビューを見ると当初の主役は別の俳優を配役していたもよう。ダニエルさんが演じたためとても濃い作品になったと思います。この人がでると、なぜか独特な雰囲気の映画になりますね。それはまるでアランのように…この濃さ嫌いじゃないです

素顔の新美南吉―避けられない死を前に

まじめな本
05 /13 2016
素顔の新美南吉―避けられない死を前に
素顔の新美南吉―避けられない死を前に斎藤 卓志

風媒社 2013-05
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去年の一月半田に家族旅行したときに買った本、新美南吉が好きで、もっと知りたくて買いましたが、なかなか読めないでいたのをやっと読むことができました。
作者は民俗学者なのですね。新美に関わった人に話を聞いたり、様々な資料を集めて書かれていて、特に女学校の教員時代のことを詳しく知ることができてよかったです。彼の書く童話はとても綺麗で平素な言葉を使って素朴にしかし普遍的な美しいもの(こと)が描かれていてすきなのですが、その人生や生い立ちは決して綺麗なものではなく、また彼の歩んだ青春もたいへんなものだったことが分かりました。
半田の生家や亡くなった離れなどを観てきたので、土地の感じがよく伝わってきました。高校があった安城市は少し離れているのですね。今は桜町小学校になっているとあり、地図でみると駅のほんとに近くで、駅から遠くなってしまった現安城高校はサイトを見ると新美先生という言葉がでてきてて、たった五年の教員生活だったのに、こんなに地元の人に愛されていて素晴らしいなと思いました。
もっと早く読んでいればよかった…と思う反面、この文章が読みにくくていままで読みのがしておりました。作者の主観が入っていて読んでいて全体を通す感じがすくなく、読みながら作者の気持ちに同調しなくてはならず、文章量は少なかったのに読むのがしんどかったです。もっと作者をしっていればすんなり入ることができたのかと思うのだけど、…うまく読めませんでした。そして、なんというか、最後にも書かれていますが、新美さんの作品をたぶんあまりお好きではないのではないでしょか。すみません。わたしはどうも読書をするときは感情を入れてよむので、新見さんの文章を俯瞰しているという意味ではいいのですが、こう内面を想像しにくい解説になっていたようにおもいます。わたしだけなのかもしれないんで、これから読もうとする人はご自身で確認してください。
事柄に関しては同調しつつ作品に関しては客観視しているように思いました。
皇后陛下が「でんでんむしのかなしみ」でお話になられたように、物語はその人の心のなか奥深くに入りいつまでも生き続けるものです。作者のその心の様子を知りたかったです。
女学校教員時代の清書の出来事が興味深かったです。三人の生徒に清書をさせるという行為、今では考えられないけれど、わたしは他に好きな生徒もいたということから、言葉にはならない友情友愛だったのではと、そうだったらいいなと思いました。そこに先生と生徒を越えたそれでいて人間の大切な部分をはぐくんだという感じがしました。
彼の生家はほんとに小さく狭くて、こんなところでご飯食べたのかぁって思ったけど、同時になんともいえない土地のやすらぎを感じました。彼岸花が咲く頃また行きたいなぁ。

2013年8月に読みたいっていってた

今調べたら去年の旅行詳細に語っていませんね(汗、写真もない。ああ、とってもよくて面白かったのに…去年前半すごく忙しかったので書けてなかった。画像探します…ああ

エヴァの時代―アウシュヴィッツを生きた少女

まじめな本
05 /11 2016
NHKのドキュメンタリーにこの人が紹介されていて、エヴァさんはどんな人なのだろうと思って読書。

エヴァの時代―アウシュヴィッツを生きた少女
エヴァの時代―アウシュヴィッツを生きた少女エヴァ シュロッス Eva Schloss

新宿書房 2000-05
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アンネの日記の義理の姉妹にあたるエヴァさん。アウシュビッツを生き延びアンネのお父さんと自分の母親が再婚したため、このような関係になったのですが、アンネが生きている当初は隣の棟に住む大人びた同じ年代の女の子程度の面識しかありまさえんでした。番組ではアンネの日記以後の自分たちの生き方がどのようであったのかを言葉と彼女の生き方で紹介していました。それはもう想像を絶するものなのだろうなと、映像から伝わってきました。だから少し前に書かれたこの自伝を読んでみたいと思うようになったのです。

この本を読んで2013年に読んだ夜と霧は、また私にとって遠い存在としか考えていなかったんだなと感じました。今回もまだまだ遠いけど、でもくり返し思い出すことによって、忘れないでいたい、そう読みながら思いました。

2011年に読んだマルカの長い夜や2009年に読んだパピヨンも思い出した。

15歳の誕生日にアウシュビッツ・ビルケナウに連行されてしまうエヴァの長い辛い生活が書かれています。それは長い年月を経て書かれたために、とても冷静に静かに語られています。しかし内容はすさまじく、そして辛いと書くにはあまりに酷い大変な日々です。ドキュメンタリーを観てから読んだので、彼女の言葉やしぐさを思い出しながら読みました。それがなんともいえない臨場感となって頭の中に響いています。

次々と倒れ死者の出る棟で、若いエヴァは時に殴られぶたれ、理不尽なことを言われ、母と泣きながら抱き合い、その母とも別れ、自分の代わりに隣人が死の列につれていかれ…してゆきます。そのどの出来事も胸がつぶれるようなことばかりで、読んでいてとても辛く胸がふさぎました。子供を連れて行かれた母や、家族を失った人の失意の様子など、自分から電流の流れる柵に飛び込む人をわずか15歳の少女の目にはどううつったのでしょうか。日常同じ年代の子をみていて、この子達にこれらの試練がふりかかることの恐ろしさを感じます。

そしてもっと怖いのが戦争が終わりその後、自宅までの道を帰るときの様々な出来事でした。ソ連兵や国をわたり家路につくまでの生活が、どれも恐ろしかった。エヴァとその母は達観したのかむしろ楽しんでいるような部分もあるけれど夫や兄がいないなかとても不安だったのだと思う。というか、もうそれは言葉にしきれないのだろうと思った。

ここのくだりで印象に残ったのが、動けなくなり兵士に殺されてしまった馬のおなかのなかから子馬がでてきた時のエヴァの悲しみと、SSだった兵士が逃げ遅れユダヤ人として逃げようとしてソ連兵に虐待されたときのエヴァの心の動き。彼を怖いと思ったのに、酷い目にはあわせたいと思わないどの心の動きが印象に残った。きっとそんなことをしても自分の心や体の傷は癒えないのを理解していたんだと思う。本当に深い傷を負った人は、人に危害を加えたいとは思わないのだと思う。

あともうひとつ気になったのはジェンダー。ビルケナウで全裸にされてシャワーを浴びるときに、兵士たちに好色の目で見られ辱められたことをエヴァははっきりと記憶しています。そして、戦争が終わってソ連兵により下着が支給されるときの兵士とのやりとりは好意的に書かれています。この対照的な心の動きはどうしてだろう。そこに何か簡単で重大な違いがあるのだろうと思いました。

この帰路の旅で母子は何度も涙します。それは人として扱われたこと、人間性を尊重されたときに喜びで涙しているのです。こんなにも人間は自分の居場所を求めていて、そして人を人として扱うことが生命をつなぐことなのだと実感しました。人間も含めた環境の大切さ、それはお金や物だけではない、ほんとにそれだけではないんだと強く思いました。と、同時に人はどうしようもなく利己的で、それゆえに人を必要とするのかも、とも思いました。

戦争の馬について書いた小説もありましたね。戦火の馬

ドキュメンタリーでエヴァはこう言っていました。

アンネの日記が世界に広まったとき、本当に辛いことは人は知りたくないのだと悟りました。それでわたしは長い間、自分の経験を胸にしまってきたのです。人はいやなことや聞きたくない出来事は聞こうとしません。

疲れるし、もうたくさん、と思ってしまいます。でも忘れないでいたい。都合がいいとは思うけど、できるだけよりそっていたいと思うことが多くなりました。それは、利己的って思われてもしかたないけど、自分の心を広げてくれることに繋がってるって信じてます。無駄なことじゃない、辛いことを共有するのはそれがたとえ一時でも無駄なことじゃないんだって信じています。

ドキュメンタリーで夕焼けが綺麗だといっていたエヴァさん、そんな毎日のひとつひとつをいつくしむ感受性に裏づけされた心のもう一つの側面をいつでもいつまでも感じていたいと思う、そんな読書体験でした。

追記:放送されたドキュメンタリーをみなおしました。
番組名は「エヴァの長い旅」で、上記で語っているインタビューの訳は
「(反響に)怒りを覚えることはありませんでしたが…世間は”残虐な出来事は知りたくないのだ”と思いました。その気持ちは理解できます。ただなぜ人々が”隠れ家”のみに興味をもつのか分かりませんでした。『それ以上』の内容には踏み込みたくなかったのでしょう。(ホロコーストのことは)学校でも教わりませんでした。”まだその時期”ではなかったのでしょう。」
でした。私も子供のころアンネの日記を読みましたが、ああ、このあとアンネは連れていかれてしまったんだな、という感想だけでした。そこでは辛いことがあったと聞いても、それ以上知りたいとは考えなかったし、周りの大人も薦めてはいなかったと思います。それが時代というものなのでしょうか。だとしたら、人は毎日様々な差別や無知を無限に生み出していることになります。今この瞬間にも

叶匠壽庵の黒胡麻パフェ

甘味
05 /08 2016
5月1日、映画を観た帰りに新丸ビルで食べた甘味のご紹介

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叶匠壽庵の黒胡麻パフェ864円

すっごい悩んだのですが、今回はパフェにしました。
黒ゴマ(2コ)とバニラ(1コ)アイス、白玉、栗の甘露煮と小豆の煮たの、焼き菓子もついていました。この小豆の煮たのが甘すぎずによかったです。器がおおぶりで結構量がありました。美味しかった。

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こちらは夫の食べたコーヒーあんみつ(パフェと同じ値段)
う~んあんみつもすてがたかった…

端午の節句前で柏餅が美味しそうでした。あと夏の水菓子やかき氷も…また行こうとおもいます。

アルスラーン戦記

マンガ
05 /08 2016
連休に見たかったのや読みたかったのを少しずつ消化しました

王都炎上―アルスラーン戦記〈1〉 (光文社文庫)
王都炎上―アルスラーン戦記〈1〉 (光文社文庫)田中 芳樹 山田 章博

光文社 2012-04-12
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少し前に小説一冊目読んで

アルスラーン戦記(1) (週刊少年マガジンコミックス)
アルスラーン戦記(1) (週刊少年マガジンコミックス)田中芳樹 荒川弘

講談社 2014-04-09
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コミックを3巻まで読んで、連休中にアニメ見終わった。
小説を読んでからなので、ああ、この人がこのキャラかとわりとすんなりあてはめて進むことができました。小説だと分かりにくかった部分がコミック、アニメで分かりやすく物語りも楽しめた。アニメは家で仕事しながらみたので、楽しく仕事ができました(笑)
一国の王子の成長記というは話としてもすがすがしい部分が多くて、リラックスしてみることができたなぁ。

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

DVD
05 /08 2016
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション [Blu-ray]
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パラマウント 2016-06-03
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GWは体調を崩していたこともあって、ほとんど家でごろごろしているか、近所でぐたぐたしていました。ごろごろついでにミッションーを鑑賞。去年映画館で見た娘のいうとおりほんとに始まってすぐ上記のカットになる…びっくりの連続な映画です。
ぐたぐた観てたら夫も一緒に鑑賞。見終わったあと、最初から又見直してた…。
終わった後は今度はコメンタリー見初めてた。そんなに好きだったのか…。見終わって二人で一致した意見は、映画館でみたほうがよかったね。ということ。
こういった観て楽しい映画は大きな画面で連続してみるのが一番です。CMや他の雑多なことに惑わされずにじっくり見てどきどきしたい映画です。
水の場面は面白かった。トムがトムでした。楽しそうだったなぁ

レヴェナント 蘇えりし者

映画
05 /04 2016
1日映画の日に観てきました。前から予告を観て興味があったので、夫が何か映画がみたいというので一緒に見に行くことに。
始まって20分…怖くて泣きそうになりました。…こういう映画だったのかと(笑)怖かったです。でも不思議なもので慣れてしまい、あまり怖くなくなってしまいなんとか最後まで見れました。

実際にあった復讐の物語、異常な世界で語られる異常な人間行動、しかしそれが生き物としての本質に一番近いという物語になったのではと思いました。
生々しい場面でありながら、自然のカットはどれも美しくて、ジャックロンドンの小説を思い出しました。何度もその景色の美しさに涙がでそうになりました。生きることのすさまじさに対して自然の美しさが強調されているのだとおもう。

バベル [Blu-ray]
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ギャガ・コミュニケーションズ 2012-07-03
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の監督さんで、タルコフスキーの影響を受けていると思いました。
古い教会のシーンとか、奥さん浮かんでしまうところとかですね。映像を観ていてにおいが気になった。あと呼吸するところでわざとカメラを曇らせているカットがあり、映画を観ているこちら側の人を意識させるしかけかなとも思った。最後はディカプリオのこちらを見つめるUPで終わりましたね。煙とか湯気などはタルコフスキーの

アンドレイ・ルブリョフ [VHS]
アンドレイ・ルブリョフ [VHS]
日活 1993-08-13
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かなぁと今ふと思った。

死が希薄なこの時代に生きることの生々しさを伝えたかったのかなとも、人間同士のどろどろを他国の地でおこなう凄惨さを伝えたかったのかなとも(ここらへんはプラトーンを思い出す)映像が現実的であたり抽象的であったりする部分があるので、様々な捕らえ方ができる映画でした。印象がバベルの時とおなじかな(^^;

寒い土地の様子がちょっと分かりにくかった。あんなに薄着で凍傷とかにならなかったのだろうか…

さようなら、オレンジ

児童書
05 /04 2016
さようなら、オレンジ (ちくま文庫)
さようなら、オレンジ (ちくま文庫)岩城 けい

筑摩書房 2015-09-09
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前から読みたいとおもっていた本二冊目(一冊目は「1984」でした)
課題図書になっていた時から気になって図書館で借りたのですが、最初で挫折して文庫になったときに買っておいたのを読もうと思って見えるところにおいて早…という月日を経てやっと読めました。(最近時間があるときはある生活になりました)

最初挫折したきっかけは、導入部分のサリマがシャワーを浴びるシーンで血の着いた作業服をいやだと思っている場面を読んだときでした。血が常時ついた作業を着て仕事をするというのが怖くて(生肉売り場で働いているという描写はまだなかったので、てっきりわたしはこのサリマという女性が毎日血を流す仕事をしているのかと思って怖くなったのです)

こわごわ読み始めたのですが、怖い小説ではなく新しいタイプの小説だってことがわかってきて、あっという間に最後まで読んでしまいました。もっと早くに読めばよかった(笑)新しい土地で第二の祖国を生きる二人の女性の話。そこではいろんな差別があり、劣等感がありなじめない心情がある。でも強く生きていく姿がたよりまくも力強く、繊細ながらも堂々と物語が展開してゆきます。
サリマという女性が英語を勉強しながら自分について語ることばを探し学んでゆく姿がとても素敵でした。英語を習得する難しさと勉強をする喜び、個性の差が生み出す人間性の幅の広さなどを読んでいて感じました。

オレンジは朝日であり夕日の色なんですね。美しいと思う心と自我を確立する心は繋がっていて、またその情感を無理なく流れるように表現しているところがよかった。学ぶ面白さをまた体験したいと思った本でした。学ぶことの尊さを感じる一冊

一九八四年[新訳版]

現代小説
05 /03 2016
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)ジョージ・オーウェル 高橋和久

早川書房 2009-07-18
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やっと読みました。ああ、ほんとやっと読めた(笑)家にどのくらいあったんだろう。どこかにしまいこんでは引っ張り出し引っ張り出しして目に見えるところにおいておきながら読んでなかった。見ると2009年の三刷目の文庫なので五年以上はたっていると思われる・・・フルタイムで働き始める前に買ったんだな・・・そしてそのまま読む時間を失っていたんだなぁ。
で、やっとよみました。
面白かった。こんなに面白いならもっと前に読んでおくんだった。ぜんぜん、ぜんぜん古くない、すごい、すごいって言われる意味が分かった。どうして読もうと思ったのかは村上春樹の小説からなんですが、あまり繋がりが分からなかった(あほです)
この本のすごいのって、言ってることが古くない。で、そう感じるのは新訳の影響もあるんだと思います。新訳ってだいじ…(最近

村上さんのところ
村上さんのところ村上 春樹 フジモトマサル

新潮社 2015-07-24
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を読んだのでなお力説

最初のほうは面白くない・・・といわれていますが、(わたしは40ページぐらいまで読んで何度も挫折してた)もう少し先まで読むと俄然面白くなります。静脈瘤がどうこうとか、やたらじじむさい主人公で、ぶつぶつ言っててやたら悲観的なわりには反抗心ばかりもってて、挙句に自分は特別だなんて思ってる・・・そして反逆者まがいな行動をとっていい気になっている…ように見える、そうです。主人公に同化しながらものすごい客観的に物語を読んでいる自分を発見するのです。愛してしまうよになる女性ジュリアも最初は、なんだあの女なんて思ってるけど、自分を好いていると分かるとぞっこんになってしまうし、そして静脈瘤さえ忘れてしまうほと元気になってしまう。オブライエンとの関係や、周りの人との関わりに関する感情がどれもリアルで、現代とまったくかわっていないように感じます。
ウィンストンの善良なふりをして実は悪意を隠している部分や偽善それはどれも今の人にも自分も持っているよく知っている感情と情の流れ、それをオリジナリティ、個性だと勘違いしている主人公を通して気付けば自分がより深いところでいろいろなことを感じ考えていることに気付かされます。
101号室の怖さ、そして洗脳をうけることの意味、違うと声を上げることの重々しさ、理屈や理論は語れないけど、巧妙に仕組まれた組織(世界)の成り立ちというのを漠然としかしひしひしと感じ始めた今だからこれだけ面白いと思ったのかなぁと思ったりもしました。

未来世紀ブラジル [Blu-ray]
未来世紀ブラジル [Blu-ray]
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思い出したなぁ

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き