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ゲド戦記Ⅲ

ファンタジー本
08 /25 2007
ゲド戦記 3 さいはての島へ (ソフトカバー版)ゲド戦記 3 さいはての島へ (ソフトカバー版)
アーシュラ・K. ル・グウィン Ursula K. Le Guin 清水 真砂子

岩波書店 2006-04-07
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少し前に読み終えたのですが、感想が難しい。正直に言うと最後がよく分からなかった。一巻では海の上で影と対峙しますが、ここでの死と対峙する”場”の雰囲気がよく分かりませんでした。続きが読みたくて四巻を買ったんですが、この最後の場面をもう一度読み直してから読もうと思ってます。境界というのが、難しかった。

長くなるので以下に…



ゲドとアレンの会話が好きです。均衡を治すためにアレンと旅を始めるゲド、でも”彼は何もしない”ことをするのです。旅立つ時の会話と旅の途中の会話と、はてみ丸での会話が美しく素晴らしい。

ゲドの呟いた「わしらときたら、木の葉や鯨や風がその本性にのっとって、ごくごく自然にやっていることを、その気になって学ばなければならない」の言葉にこどきっとしました。言葉を手に入れて感情を表現することができるようになったばっかりに、大切なものを落としてきてしまったような気持ちでいるのは、現代人に共通した感覚ではないでしょうか。
でも反面、言葉を持たことでできること現せるものもあるわけで、難しいなぁと思いました。

負傷したゲドとはてみ丸に乗るアレン
gedo-1.png

このときの情景が印象に残っています。絶望と無力感にくれる若者と死をじっとまつゲド、そこには希望も夢もなくて、あるのは時間だけで、でもそれでも生きてる、その光景の空気を感じました。
この後ゲドとアレンが交わす会話も好きです。
海に癒されたり、絶望を感じたり、海の怖さと懐の深さを感じた巻でした。

最後の闇との戦いがやっぱりよく分からない。でも『海辺のカフカ』を思い出した。あと、前半の「おまえの無垢な心の愛といううろうそくを使わせてもらって、ここまで旅を続けてきたのだ」というゲドの言葉に『もののけ姫』のアシタカのくもりなき眼を思い出した。イメージとして繋がった感じでした。
四巻読んでそこらへんをもっと知りたいです。課題です。

言葉を聞くには静寂がいる。星を見るには闇がいる。踊りというものはいつもがらんどうの穴の上で、底知れぬ恐ろしい割れ目の上で踊らされるものさ。

この言葉に惹かれています。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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