論理と感性は相反しない

現代小説
06 /06 2008
論理と感性は相反しない論理と感性は相反しない
山崎 ナオコーラ

講談社 2008-03
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タイトル見て、丁度そのことについて悩んでいたので興味がわき手にとりました。論理と感性は相反しない…のでしょうか。私の中では知性と感性って同じじゃないのかなぁと思っていました。今はちょっとだけ自分なりの答えが出てます。そんな今に読みました。

このタイトルの小説は一番初めにあって、他短い短編が15編とあとがきが二つあります。
神田川と真野という二人のストーリがさりげなくすすんでゆきます。
短編ばかりなので、連載されていたように感じるけど、書き下ろしです。
気に入った話は二人の出てこない小説に多かったです。
日常と非日常の間、いや小説自体が非日常なんですけど、その合間隙間を感じる小説でした。

今ままでの小説と同じように、気になるくだりや、印象に残る一文がたくさんあった。
そしてより、人と人との距離感を感じました。

一番面白かったのはあとがき。作者が自分を書いているようで書いていない、と私は感じました。コンビニの様子など微妙に入り込みながら俯瞰している(または俯瞰の俯瞰している)作者を感じます。
そう思い振り返ると、やたら作者に似ている小説の主人公が近いようで遠くなりました。

…ちょっと抽象的な感想になってしまいまいた。短編が連なっているので、あらすじを書くとそのまま小説のねたばれになるので自粛しました。

あと、思うのは頭がいいってどうゆことなんだろうってこと。「理論とー」もあとがきにも出てくるんだけど、頭のいい自分というのをこの小説の作者と主人公が気にしているように感じます。そして気にしていることをもっと俯瞰して感じているように書いている。それについての感想というのはないんだけど、頭のいい人って、どういうことなんだろうなと、”回転の早い人”はいるんですね。それに”仕事のできる人”と世間で言われている人も、でもですね、頭がいいってどういうことなのかなと、知性と感性うんぬんと一緒に考える日々です。でもそんな自分の頭が回転が遅く、あほなのでどうしようもありません。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き