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コロ-展

美術館・博物館
07 /03 2008
コロー展 光と追憶の変奏曲へ行ってきました。
風景画にひかれ最近美術館でゆっくり過ごせなかったので、自分にご褒美として行ってきました。
開催されてまだ日が浅いですが9時半入場の時は空いていたけどお昼には結構な混雑でした。これから混みそうな展覧会ですので、予定されてるかたは早めの午前中がお勧めです。

見てきた感想はよかったです。これからTV放送されるので、もっと詳しく丁寧な説明がされると思うのですが、ガイドとパンフレットブックを読んで今の時点での自分なりの感想を書いてみます。
長い間静物画を見るたびに『どうしてこんな楽しくない絵を描くのだろう』と思っていました。子供の頃絵画教室で静物画を描いていて全然楽しくなかった思い出があり、空想画を描いているほうが楽しかったのでそう思い込んできてました。しかし大人になって静物を捉える眼差しに画家の本当の思想があるのだと気付いたとき、こんなにすごいものだと初めて気がつきました。

コローの風景画は初期の写生は自然をそのまま模写していますが、年齢を重ねることによって徐々に画家の内面がその自然にあ表れてゆく過程がみられ、興味深かったです。思想や語るべきこと、アングルや視覚効果を意図的に構成しその風景の中にさりげなく人物を配置する。その奥行きは画布一杯にあり人物そのものには特に重きを置いていない、とこうかくとなんだか日本画に通じるところさえ感じます。

パンフレットブックにはコローの様々なものの捉え方や考え方、初期からの思想が書かれていて印象に残るものが多かったです。
イヤホンガイドでは22番のアナウンスが印象に残っています。書き始めるときの物の見方と芸術性のくだりは何度聞いても感動しました。芸術は現実だけでは完成しないという考えは、理性と感性が相反するかという考えにも通じ、目には見えない均衡を感じました。

初期のどんよりとした煙る空と川からたちこめる霧の表現が、晩年には引き込まれるような空気感に変わり、ヨーロッパの光を微妙に反射する様子と、木々の間から見える空と、生い茂る下草の柔らかさに圧倒されました。暗いところから描き始めるというコローの光の表現の美しさと妙を楽しんできました。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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