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牛をつないだつばきの木

ほのぼの本
05 /06 2009
すっかりご無沙汰しています。元気です。GW家族でどこにも出かけませんでした(泣)
それはそれで父子は楽しい鉄道生活を送っていたのですが、それは後日に…

牛をつないだ椿の木 (日本の文学 (27))
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先月埼玉県行田市にある 日帰り温泉天然温泉 古代蓮物語に行きました。そこのごろ寝コーナーにマンガや雑誌にまざり新実南吉の本が一冊あって感動したので紹介です。

温泉にあったのは古い大日本図書のものでした。近くの図書館で一度何かのきっかけで読みかけて終わっていたので、今回はちゃんと読んでみました。
「牛をつないだつばきの木」は死を覚悟して書いた、南吉の代表作といわれています。
主旨はもちろんですが、その細かいディティールが好きです。ここに井戸があったらなぁと強く想いその願いをかなえる海蔵さん。真摯な思いに胸を打たれます。
夜一日にあった些細な日常を母と話しながらご飯を食べるのが楽しみな海蔵の心根がいいです。お互いどんなことがあったのか、想ったことや感じたことを食卓を囲んで話し合う。小さな幸せだけど大切な幸せであることを改めて思いました。

井戸を作って出兵する海蔵さん。子供達が井戸の水を飲んでいる姿をみて、自慢もせず、いばりもせず一緒に水を飲むのがいい。しかも彼は子供達が飲み終わった後に飲むのです、その心の優しさがいいです。

誰に誉められなくてもこれでいいのだと、ふるさとを後にする海蔵さんの後姿を思い浮かべた時、南吉のイメージと重なりました。


「和太郎さんと牛」よぼよぼな痩せた牛だけど、和太郎さんにとってはこの牛はいい牛でした。という下りから始まります。呑気で穏やかな暮らしだけど、和太郎さんの個性が伝わってくる話。農作業で目が見えなくなった母の顔が気持ち悪いという嫁の言葉を聞き、一度は母に出て行ってくれというのだけど、それは間違っていると呼び戻すところが好きです。
お酒が好きな、でも気持ちのいい男の話です。この話も最後が好きです。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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