スポンサーサイト

スポンサー広告
-- /-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

モンテ・クリスト伯〈6〉

現代小説
05 /17 2009
モンテ・クリスト伯〈6〉 (岩波文庫)
モンテ・クリスト伯〈6〉 (岩波文庫)Alexandre Dumas 山内 義雄

岩波書店 1956-01
売り上げランキング : 25869

おすすめ平均 star
star復讐、そしてクライマックスへ。
star長大だが一瞬

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


様々な思惑がからみあって進む六巻。伯爵の想いはもちろんメルセデスやアルベールの気持ちが変化し物語が変わってゆく巻で面白かったです。

伯爵に決闘を申し込むアルベールの当日の行動がいい、メルセデスのエドモンを想う気持ちと、伯爵のエデに対する気持ちの変化と、フェルナンの行動、父子、母子の愛情のゆくえと時代の流れと運命を感じて楽しみました。どれも一人一人の個性が立っていて、この人ならばこういう時にはこういう行動をとるんだろうなと思う行動をしている。
神のつもりで裁きをしていた伯爵のもろさも印象に残ります。感情を排した上での復讐劇が感情ゆえに違う結果へと流れてゆく。
モレルの息子がヴィルフォールの娘を好きでいることの驚きながら、感情の不確かさ不思議さに自身も納得し始めるところが面白い。人はこうでありたいと思いながらも意外な驚きや発見によって変わってゆく様が現れていると感じました。
ユージェニーとカヴァルカンティの破談のくだりも面白かった。ユージェニーらしさと、カヴァルカンティならではの脱出劇が繰り広げられるところがひきこまれました。ホテルから馬車で逃げ出すユージェニーの思いはどんなだったのだろうと考えました。
憂いを帯びた伯爵がかっこいい巻でした。凍った心が少しづつ溶け出してゆくところに惹かれました。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

お久しぶりです。少し時間が出来たので、小説を中心に過去ログ読ませていただきました。「モンテ・クリスト伯」私は岩波少年文庫で読んで以来です。月夜野さんの記事を読んでいたら本格的に読んでみたくなりました。それからドフトエフスキーやロシアの文学も興味をそそられました。
現在「ルーゴン=マッカール」に捕まっちゃって20刊読み終えるまでは、なかなか他の本に手が回りませんが、終わり次第よんでみたいと思います。(ずいぶん先になりそうですが・・・)

お久しぶりです

ぴぐもんさん、こんにちは、お久しぶりです。
過去ログまで読んでくださってありがとうございます。
アニメ岩窟王を見て興味が湧き、少年文庫からもっと詳細を知りたくなってここまできました。
伯爵の憎悪のあり方や、昇華のながれに強く惹かれています。作者デュマ自身強い憎しみや許しがたい何かがあったのではないかと、推測していたのですが、岩波文庫で読むとそればかりではなく、社会全体に流れる人間という生き物の生々しい生き様を感じ、面白くなっています。
生きていると、どうして?と自他共に問いかけたくなる事柄はたくさん起きていて、デュマはパリという都市と伯爵を通じて、全力でこの問いかけに答えてくれているような気持ちになります。

「ルーゴン=マッカール」も長編小説なのですね。エミール・ゾラの小説も読んでみたいです。

今、一休みして村上春樹の新刊を読んでいます。これもとても面白い長編小説です。

読みたい本がたくさんあって、なかなか読みつくせないのが、もどかしいですね。健康第一ですので、身体に気をつけて読書を楽しんでください。
私も寝不足に気をつけます。

書き込みありがとうございます♪

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。