ヨハネスブルクへの旅

まじめな本
06 /06 2009
ヨハネスブルクへの旅
ヨハネスブルクへの旅橋本 礼奈 Beverley Naidoo もりうち すみこ

さえら書房 2008-04
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おすすめ平均 star
star小学生の課題図書ですが…

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5・6年生の課題図書。夏休み前に惹かれた本を読んでみました。
夏休みになるとぐっとこのページのアクセスが増えます(笑)
他人の感想を読むのはいいのですが、あくまでも参考に留めておいてください。
どんなにつたなくても恥ずかしくても自分で読んで感じたことを素直に書くのが感想文です。そして何をどんなふうに思っても、心からそう感じたのであればそれは恥ずかしい事ではありません。
それでも恥ずかしかったら恥ずかしくない文章が書けるまで繰り返し読んでみてください。
この本は美しい感想やきれい事を書いてほしくて書かれていません。あなたが選んで読むと決めたならば、責任持って読んで書いてください。

おばさんの説教はここで終りです。





アパルトヘイト下の南アフリカ、13歳の少女ナレディは生まれたばかりの妹が病気になり弱ってゆくのを心配して300キロ離れた街に住む母親のところへ助けを求めにゆきます。
弟ティロと少しばかりの水と食料をもって、ひたすら歩き続ける姉弟。二人が眼にした社会の様子を通して、アフリカで起きた問題を知る話。

黒人差別の話と、そこで暮らす様々な黒人との交流を描いた話です。ナレディはとてもしっかりした女の子で、弟や妹のことを考え、必死で考え行動します。
今まで見聞きしたことを参考にしながら、危険なめにあわないよう気をくばりながらなんとかお母さんに逢い連れ戻そうとがんばる姿がいじらしいです。

妹の命を救う為母を連れ戻し、病院に行きますが、そこにもまた様々な問題があり、直ぐに診療してもらえません。
色々な人を見、触れ合いながらナレディは自分の置かれている立場に疑問を持ち始めます。
差別、教育、貧困、健康、全てにおいてどうしてここまで搾取されなくてはならないのかという、単純で素朴ででもだからこそ根の深い疑問、豊かな感性でそのことをじっと考え始める主人公を思うとき、私達は何を感じればいいのでしょう。

大変だな、いけないことだな、だけではなく、どうしてこうなったのかを、改めて絶えず色々な人と話し合えるきっかけにしたいと思った一冊でした。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き