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プルーストとイカ

まじめな本
07 /14 2009
プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか?
プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか?小松 淳子

おすすめ平均
stars従来の読書観が、更新されるのは確か
stars文字と脳の刺激的な関係
stars文章を読む時、脳内部では何が起こっているのかを解説
stars読字障害は治療可能
stars文字文化によって受け取った「考える時間」をどうするのか?

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ずっと前に書評で読んで予約していたのが来たので読書。
読書をしてて自分の頭で何が起こってるのか気になってたので、科学的に分かって面白かった。私は読みながら風景を見るというか、入り込むというより観ているという感じが強くて、どうしてかなぁとずっと思っていました。

語学の起源から書くこと読むこと話すことが脳に与える影響の違いについて楽しく読むことができました。
最近読むことについて色々疑問に思っていたので、この本を読めてよかった。書いた側と読む側の相違や、声に出して読まれた言葉と、書かれた言葉を読むことによって頭に響く言葉の感じの違い、イメージの想起の仕方など、この本には気になっていたことの答えや糸口が書かれてあり、面白かった。

文字の起源から書き文字の方向、形など世界中の言語の違いを細かく説明してあって、日本語しか読めない私には分からなかった視点で文字を捉えることができました。
ソクラテスの危惧したことが現代にもあるなんて、またそのニュアンスが今でも伝わるということに驚きました。
近頃書くことでは結局何も伝わらないんじゃないかと、そんな考えに囚われていたので、考えを進めるきっかけを作ってくれた本です。

中国の漢字と、ひらがなの混じった日本語の読む時の違いも面白かった。これは私も自覚していて、読んでいる時、漢字とひらがなを見ていながら頭で映像が浮かんでいます。”読”という文字を見たときに瞬間的に浮かぶイメージ(映像・画像)があって、読むというより眺める感じで小説を読んでいるときもあります。最近の小説はやたら漢字が多いのと、ひらがなが多いのがあります。読みにくいなぁと思うのは思うように画像が頭の中にでてこないときであったりします。

小学生の息子が全然漢字が覚えられなくて困っていたのですが、脳にとっては大変な作業であることを知りました。でも息子は駅名や地名は簡単に覚えるんです、でも書けない、この不思議についても書かれてあって腑に落ちました。

本ばっかり読んでて、そのくせ覚えてないし頭悪いので、あほやなぁと思っていたは、見方が違うことに気付かせてくれました。頭悪いとかではなく、本を読むことによって得られるものは決して画像だけではなく、また文字ばかりではなく、感情ばかりではないこと、世界そのものを広げ受け入れることであることに、言葉にすると当りまえなんですが(これも言葉にうまくできてないんですが)分からせてくれた本です。

読字障害ディスレクシアについての研究のくだりは、よく分からなかったんですが、最近読んだ1Q84にも出てきて、参考になりました。
ガウディがディスレクシアだったのには驚いたけど納得しました。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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