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劒岳

映画
09 /02 2009
立山に行って原作本を読んだら観てみたくなって、観てきました。
原作を読んで文章で知った谷や尾根の形や観測点や旗などの形をしりました。そして実際の立山の中で撮影され美しく再現されていると感じました。
富山の山奥に住む人と、文官の人たち、生活も人間も全然違うのに、山が好きということで繋がっている。辛い山登りだけど、楽しいと言い合う人たちの見えない絆を感じました。

映画を観ていると、なんでもない場面に胸がいっぱいになりました。原作では岳がバラ色に染まった、としか描かれていない場面が映画でその美しさに気付き、山登りをしない私にも、ほんの少しだけど山の楽しさ素晴らしさを感じられました。きっと山に登る人はほんとうの美しさを知っているのだろうなぁ。
明治のかくしゃくとした老人や、背筋の伸びた日本人が出てきます。サービスを受けることばかりを考えてしまいがちな自分は叱られているように感じました。目標なり仕事なり夢なり自分で選び取り進む自由が、今自由な現代だと想っている自分達にはないような気がしてきました。

映画で長次郎に剣岳に行くことを反対する息子を「彼も一人で生きていかなくてはならない」と柴崎に説明しているところがすごかった。さりげなく自立を促す親の言葉だなぁと思いました。

原作のあとがきに長次郎のその後が書いてあります。長次郎が息子に「なにもない村だから、客をとるには心をつくさなくてはならないんだ」と説明していたという記述があります。心のサービスというのを誰よりもよく知っていた人なのではないかと、今回映画を観て改めて強く思いました。


本当のサ-ビスはお金ではないことを、そして働くこと尽くすことの辛さと楽しさ、厳しさとそれと引替えに手に入れることのできる素晴らしいものを感じた映画でした。

エンディングに流れている山の風景を見て、登ってみたくなりました。でも怖いです。雷鳥の声も聞いてみたい。原作どおりの様々な自然を見ることもできて楽しかったです。
あと見終わった後、明治村に行きたくなりました(^^;。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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