fc2ブログ

葛飾区郷土と天文の博物館

美術館・博物館
09 /13 2009
12日の土曜日息子と葛飾区郷土と天文の博物館へ行ってきました。

以前息子と夫がでかけていて予告の「銀河鉄道の夜」を観にいきたいといっていたので、「じゃ今度はお母さんと一緒に行こうか、案内してね」と約束していました。しかし夏休み中なかなかいけず、今回やっと彼の案内で出かけることになりました。

kasusika-1.jpg
二階にはフーコーの振り子があり、葛飾区の歴史が分かりやすい展示がされていました。
染物やふのり、正月飾りの、伝統や農家の生活、区が何度も洪水に見舞われたことなどを勉強しました。葛飾に城があったことを始めて知り驚きました。土器や柴又のいわれになった島又の土地に暮らす古代の人生活なども知りました。展示が分かりやすく又興味が湧いてくる説明になっていて、楽しく見学しました。

kasusika-3.jpg
昭和40年代ごろの下町の生活風景を再現したもの。


三階は天文のコーナーになっていて
kasusika-2.jpg
天動説や地動説の説明から始まり、宇宙の広がりと面白さについて語れていて楽しかったです。決して広い展示ではないのですが、細やかな気配りを感じる展示で面白かったです。


そして「銀河鉄道の夜」を観ました。

こういった科学館や博物館の映像は当たり外れが大きく、正直あまり期待していなかったのですが、よかったです。オープニングで泣いてしまいました。銀河鉄道の夜は好きな小説なので尚更なのですが、イメージの膨らませ方といい説明といい、映像といいどれをとってもよかったです。導入されている”ジェミニスター3 Katsushika”の画像もよかったです。
小説を読んでいない子供にも興味がもてるよう作られていますが、観に行かれる方は銀河鉄道の夜と読んでから行くといいですよ。
星空の感じといい、鉄道が通った跡を追う説明といい、上映中涙が止まらないプラネタリウム番組はこれが始めてでした(笑)お勧めの番組です。

始終先頭に立って館内を説明してくれた息子は誇らしげに帰り道も教えてくれました。
館員さんも優しくて嬉しかったです。ありがとうございました。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

素敵ですね

月夜野さん、こんばんは。天文の博物館面白そうですね。プラネタリウムになっているのですね。銀河鉄道の夜の予告編、見させていただきました。私も「銀河鉄道の夜」は好きで繰り返し読んでいる本ですが、音楽といい映像といい文章が思い出されて鳥肌が立ちました。私も見に行きたいです。近いといいのになぁ。(^^;)興味深い施設と展示の紹介ありがとうございます。

ありがとうございます

ひなきよさん、こんにちは♪
よかったですよ。今日は原作を読み直して再び感動してました(笑)。調べたら各地のプラネタリウムで上映しているようです。

http://www.gingatetudounoyoru.com/

公式HPに上映館の案内があるので、参考に機会があれば行ってみてください。
星座の位置や見せ方がよくて、また宮沢賢治の作品を好きな気持ちが伝わってくる番組なのでお勧めです。

私は先日「剣岳」で測量の為の三角標の意味を知ったばかりだったので、宮沢賢治が星をその三角標になぞらえていることや、ゴーギャン展で白鳥が死の世界と生の世界の橋渡しをしている生き物と知って物語の始めに白鳥座から始まることの意味を知りました。

改めて宮沢賢治の深い洞察力と世界観に驚いています。

書き込みありがとうございます。

すごい!

月夜野さん、こんばんは。丁寧なコメントありがとうございます。何と、全国で上映!?しているのですね。うちの近所にもあるようなので是非行ってみたいと思います。また三角標って測量のための道具なのですね。知らなかったです。宮沢賢治さんって本当に博識で奥深くて驚きです。
いつも興味深い記事で感心しながら読ませていただいているのですが、お役立ち情報ありがとうございました♪とりあえずお礼まで。

人気番組のようです

ひなきよさん、こんにちは♪
人気番組のようです。プラネタリウムと連動している作品なので、同機種を置いてある館で上映可能なようなんですよ。いつもと違った動きで星も見られるので面白いですよ。星好きなひなきよさんにお勧めです。
宮沢賢治が生きていた時代は観測が行われていて、色々な場所にこの三角標がたっていたそうです。そして鉄道は岩手の軽便鉄道がイメージのようです。賢治は日々生活しながらも夢を持ち想像を膨らませていたのだなぁと思いました。
原作を読み直すと宗教や様々な固定観念に囚われず自己を探求していたことが伝わり面白かったです。機会がありましたら是非見てみてください(^^)
書き込みありがとうございます♪

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き