スポンサーサイト

スポンサー広告
-- /-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ほえる犬は噛まない

DVD
06 /21 2010
ほえる犬は噛まない [DVD]
ほえる犬は噛まない [DVD]
おすすめ平均
stars明るい話題じゃないはずなのに何故だか後味はそんなに悪くない
starsほえる犬は噛まない
stars自虐的?な皮肉の効いたブラックコメディ
stars人にとって普遍的な何かを表現するのに成功している。
starsジャズと狂気は手をつないで行く

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


原題は「フランダースの犬」だそうで、カラオケで助教授の男が歌う歌も、エンディングで流れる歌も確かにフランダースだったんだけど、改めて思うととてもブラックな題名で、犬の献身とでもいうのか、犬の側からこの映画を観るとちょっと怖いというか変ってみえるかも、と最後に思ったりしながら鑑賞。

ユーモアというにはちょっと怖い部分があって、それより私はリアルな印象を受けた。助教授の男の夫婦がリアルだった。犬の鳴き声が耐えられないのに奥さんが飼いはじめちゃうところとか、「俺のこと馬鹿にしてるだろ」って怒るところは女性の側から見てそう思うこともあるんだろうなぁと妙に納得して観てしまった。教授は死ぬほど勉強すればなれるものだと思ってた、と呟くところがよかった。現実はそうではなくて、どうしてこうなってしまったのか、分らなくなってゆく男の混乱振りが、根が正直なだけに笑えて不憫だった。
こういった感想は変なのかもしれないけど、人と人との交流があるだけ救いのように見えた。今の東京はここまで関係性を持たないで切って終りにしてしまう事が多い。こういった茶番を笑えないところまで来てるように思える。職をなくす女二人、意味の無いバイトをする太った女性、犬の散歩をさせる女性でさえ人情味がある。これと同じシナリオを東京でやるとしらけてしまいそうだなと思った。…というかもっとすごい人いる(泣)
犬に対する文化の違いをどう自分の中で感じたかを感じるのも興味深い映画でした。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

見たいものしか見えない

この映画、観たのはずいぶん前なんですが、観終わった後結構すがすがしかった印象があります。

月夜野さんの感想との違いはどこからくるんだろうと思ったんですが……それはきっと、僕がぺ・ドゥナが大好きな点に尽きそうです。
彼女が活躍してれば、オールオッケーという(笑

ほんと、人は自分の見たいものしか見ていない。

もう一度観返そう思います!

こんにちは

うさぎさん、こんにちは♪

韓国映画は今まで敬遠していたというか、どのように観ていいか分からずなかなか手が伸びませんでした。
近い国なのに分らないことがおおくて、似ているのに似ていない部分があるのではと、距離を置きすぎてきたように思います。
この映画を観ながら、この物語が東京が舞台だったらどんな感じなのだろう、と思ったりしました。それはすごくシュールでブラックだなと、そして監督の意図するものが自分の感じていることでいいのかと不安もあったみたいです。

この映画はセリフが気になりました。そしてそれぞれの人物の価値観や抱える闇も、そっちを重く考えすぎてしまったようで、紙一重で笑いに繋がらなかったようです。ジム・ジャームッシュの映画はなにもなくても笑ってしまうのに(汗)笑いが違うようでした。
母なる証明も見てみたいと思います。

コメントありがとうございます♪

近いゆえに際立つ差異

>監督の意図するものが自分の感じていることでいいのかと不安もあったみたいです。

確かにそうですねー

以前、友達の紹介で知り合った韓国の方から韓国のイメージを聞かれ「(物事に)熱しやすく見える」と答えたら「そうかもしれない」と返してもらったことがあります。

僕らがこの映画を見て過剰に感じる部分は、そんな韓国側から見たら日常と地続きのリアリティを感じるところだったりして……そう考えると、映画の見方がわからなくなりますね。

『母なる証明』は『ほえる~』に増してハードで、重さにひっぱられがちになります。僕でもそうでした。

一度観た後に雑誌ユリイカ・2010年5月号のポン・ジュノ特集に掲載の古谷利裕「鼻血を垂らす幽霊 『母なる証明』 論 」を読むと、物語と一定の距離がとれて映画の技巧的な面が見えてくると思います。
こちらの文章は映画のネタばれしまくりなので、くれぐれも鑑賞後に!

劇画っぽい印象です

うさぎさん、こんにちは♪

友人に韓流ドラマにはまってる人がいるのですが、私はどうも長く見ることができません。ドラマチックすぎてしまうのかな。黒澤映画のドラマ性は好きなのですが、気持ちが一緒にならないのが不思議だなぁと思っています。
距離感を感じてしまいます。そこが文化の違いなのだろうなと考えています。少しづつ歩みよっていこうと思います。
ユリイカですね。読んでみます。

コメントありがとうございます♪

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。