傷ついた街  「○と-」

美術館・博物館
10 /15 2011
昨日、スパイラルガーデンに行き棚田康司展「○と-」(らせんとえんてい)を観て来ました。お昼前に久しぶりに行ったスパイラル、ここのトップライトから当たる午前の光の美しさを観て思い出しました。彫刻が綺麗に輝いてみえました。
二体の作品、<ナギ>と<ナミ>は横向きになっている男の子と女の子です。<導電少女>は薄い下着をきた少女で<風の少年>は細い糸を手に持った涼やかな少年の彫刻でした。くすのきを使った、風合いのある堀に、眼や唇が光ってみえるのが印象的でした。細いのに芯が感じられる少女、少年の彫刻は観ていて飽きませんでした。


それから国立近代美術館に行って常設展と「傷ついた街」レオ・ルビンファイン展に行きました。2001年九月に起きたアメリカ同時多発テロを目の当たりにみた作者が世界の各国を回り、その国の街の傷を生活する人を被写体としてとらえることによって、映し出そうとするものです。人間のアップの(またはその一部分の)写真には、何気ない生活の中に潜む心の傷、国の人間の歴史を感じることができました。ただそこにその国のその町に住む人が写っているだけなのに、そこには深い悲しみと後悔憤り、怒りを感じるのは、また自分もその人間の一人だからなのだと、見ながら思ったりしました。

最近なかなか時間とゆとりがなくて、ゆっくり美術館を観てまわることができません。思いきって昨日はえいっ!と外へ飛び出してみました。美術にふれぼんやりしている時間が、とても大切だなぁと思った一日でした。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き