新美南吉童話集

児童書
11 /17 2011
新美南吉童話集―心に残るロングセラー名作10話
新美南吉童話集―心に残るロングセラー名作10話新美 南吉 北川 幸比古

世界文化社 2004-02
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娘に大正時代に活躍した作家で好きな作家は?と聞かれ、太宰や川端の作家をあげたあと、新美南吉をあげました。調べると大正に生まれ昭和の初期に活躍した人なのですが、私にとっては大好きで大切な作家です。最近また「牛をつないだつばきの木」を読みたくなったので、子供に読み聞かせるような作品集はないかなと探して買った本。
親子で読めるいい本です。ごんぎつねをはじめ、手袋を買いに、でんでんむしの悲しみなど代表的なものが入っています。最初には年表と生まれた町の風景生い立ちなどが説明されていて、どんな人だったのかや場所を尋ねることができます。新美南吉のこういった入門的な本がなかったので、分かりやすく説明していてよかった。

でもレビューにもあるのですが、巻末の作品の解説は余分だったと思う。戦争時には教科書にも起用された事柄を記すことは大切だけど、今の時代に余分な解釈はいらないように感じた。新美さんは素直な真っ直ぐな感情、気持ちで事柄を直視し童話を書いたのだと感じているので、話を読んでどう感じるかとらえるかはその時代、読んだ人で変わっていいと思う。それだけ長く読み続けられるべき童話だと思うので、個々の持つ読書の余韻をより楽しめるよう編集に徹底してもらいたかった。そこが残念。

娘に「牛をつないだつばきの木」を勧めたのですが、説教くさくていや、と言われてしまいました。これがしみじみと身体に入ってくる年齢になったのだなぁと自分の歳を感じました(泣)
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き