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ゴヤ展

美術館・博物館
01 /29 2012
行くの諦めていたんだけど、会期が終了間際になってどうしても行きたくなって行ってきました。そんなに行きたいのなら始めから行けばいいのに…と自分につっこみを入れながら鑑賞。よかったです。

学生の時プラド美術館に行って本物の「プリンシペ・ピオの丘での銃殺」を見た時の衝撃を今でも覚えています。大きな絵ですごくて、文字通り息を呑みました。それから「我が子を食らうサトゥルヌス」も怖かった。観ると独特の印象をもたらす絵を描くという記憶と印象があります。
多くの素描を見ることができた。描くことの執念執着愛情を感じた。「着衣のマハ」は布地が綺麗だった。他の油絵も布の動きと質感がよかった表情の巧みな表現力もこれだけたくさんの絵を一度に見ると分かりやすい、モデルの微細な感情や本人さえ気がつかない部分を描いてる。しかも上手に。
カプリーチョスといわれる素描集が面白くよかった。戦争を目撃した後の数々の絵がゴヤの精神的なきつさとそれを乗り越えようとするもがきを見た気がした。「かわいそうなおかあさん」という絵は戦争で死んだお母さんが担ぎ出されている少し後ろから5歳ぐらいの女の子が俯き泣きながらついてゆく絵で、女の子の丸い俯く頭の形の素朴さに涙がでました。絵は静粛に描かれているだけですが、静かでせつない苦しい時間が流れていました。
同じ頃に静物画を描いていたというゴヤの心の流れが一番気になりました。自分の心を鎮めていたのでしょうか。そこ孤独と寂しさはどんなものだったのかと想像したりしました。

違う角度から社会や人間を絶えず観察して眺めて描く、根底には絶えず紅いマグマのような感情がたぎっていた画家だったのだと思いました。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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