シングルマン

DVD
05 /18 2012
シングルマン コレクターズ・エディション [DVD]
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予告を見て綺麗だなぁと思って見てみました。同性愛の話とは知らなくて(無くなった人が主人公の子供かと思ってた)16年つれそった愛する人を失った悲しみの映画と知り、驚きながら見ました。哀しみが癒えるまでの映画ではなくて、哀しみの映画。主人公ジョージがコリン・ファースで、いい演技をしてます。深い悲しみに囚われながらも表面上はドライに見える。仮面を被って生きるジョージが生きる世界もまた仮面を被っているという構図が複雑な空気感を出していていい。住んでいる建物がいい。こんなおうちに住みたいです。恋人は建築家という設定からしても建築が好きな監督(または美術)さんなんだなと思った。60年代の服や髪型、自販機などもあって穏やかな時間を感じて心地よかった。
最後は驚いたんだけど、最後の場面に流れる一連のジョージの行動と情念の流れが美しかった。生徒がポッターという名前に(勝手に)どきどきした(笑)
言葉の一つ一つに、細やかな感情の流れが表れていて、ジョージの孤独と寄る辺なさを感じた。同時に恋人の存在感を喪失感から感じる映画でした。

追記:有名ブランドを去った後、自社ブランドを立ち上げる前に監督が作ったという映画であることを後から知りました。そう考えるとすごい映画です。この映画見たときに好きな人を失った哀しみが画面ににじみ出ていて、監督の心の底に流れている冷たく熱い感情を感じたのですが、それは間違いなかったんだなと思いました。好き(愛)という感情は個人的すぎて時にとてもきつくまた、個人的であるからこそ豊かなものをもたらしてくれるものだと、改めてその切実さ重要せいを思った。人を(または何かを)深く愛するということは恐ろしくも羨ましい事象であるということを考えました。(2012年10月14日)
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き