クラバート

ファンタジー本
06 /16 2012
クラバート(上) (偕成社文庫4059)
クラバート(上) (偕成社文庫4059)プロイスラー ヘルベルト=ホルツィング

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クラバート(下) (偕成社文庫4060)
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ジブリ美術館に行ったとき、中にある本屋さんでお勧めとして棚に並んでいた本を読書。
少年の顔と鳥の(カラスの)胴体がこわいけど面白そうとずっと思ってました。古本屋に状態のいいのがあったので買っておいておいたのを読みました。

水車小屋で働くクラバート。親方と弟子達と暮らすことは楽ではないが実りの多い生活です。が、しかし…。水車小屋で働くというのは表向きで、親方は弟子に魔法を教えてくれます。水車小屋には他にもいろいろ秘密があって…。魔法学校というより、師匠弟子との関係です。
そこには体を動かし働く事の大変さと喜び、十一人の仲間の人との関わり、親方のずるがしこく必要なことは教えない人間性があります。クラバートは何も知らない少年から、人を信頼すること疑うこと、秘密を受け入れることあばくこと、束縛と自由を徐々に学んでゆきます。
一年に一度のお祭りの楽しさ、仲間のずるさ、優しさ、外の世界の魅力をさりげなく美しく描いている。水車小屋を出ることは魔法を失うことで、それは新たな世界の始まりになる。成長し殻をやぶってゆくクラバートの流れが読んでいると穏やかに想像できてゆっくりと味わいながら読み進んだ。最後がいい。シンプルだけど作者の伝えたいことがそのままぽんと現れてると思った。大切なことといわれずに大事な物を差し出されたような印象を持った。


読んでいる間
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を思い出した。構成がよく似ている。クラバートのもとになった話が母子の愛の民話(伝説)だったということからもつながりを感じた。クラバートで現されている愛と千と千尋のーの愛は違うけど、主人公が成長してゆくという点ではにてるなと思いました。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き