ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年

美術館・博物館
07 /24 2012
上野国立西洋美術館で行われているベルリン国立美術館展に行ってきました。同じ公園内にもう一点フェルメールの作品が来ているならば行かないわけにはいきません(笑)。日曜日の朝一番で行ってきました。
東京都美術館の「真珠の耳飾の少女」にくらべ朝一番の人出は少ないと計算して行ったのですが、結構多く会場を出たときに見た人よりも会場直後の人のほうが多かったように思います。
ガイド借りて観たのですが、彫像やタペストリーなど大型の美術品が多く違った見ごたえがありました。人物画も賢者や町の有力者の顔でしわのひとつひとつまで丁寧に描かれた画面からは作者の探究心と描かれた人の哲学が伝わってきました。時代によって人の表情や表現の仕方が変わってゆくのが面白かった。風合いや線は誰がどうと決めたわけではないのにその時代を映していると感じました。女性が水浴びをしている<パティシバ>はその柔らかな空気感も伝わってきそうでした。
「真珠の首飾りの少女」は、柔らかな光を浴びたなんともいえない表情をしている少女で、その壁には地図が椅子には楽器が最初は置かれていたと聞くとなるほどと思いました。でもないほうがすっきりとしてより外からの光の柔らかさが伝わってきます。この少女が着ている服は以前読んだ

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で紹介されていて、画家の持ち物だったらしいと知るとまた違った親しみがわきました。黄色が好きなんだなぁと思ったりもしました。それも独特の光を効果的に反射している黄色だと思います。

ボッテチェリのダンテ「神曲」煉獄篇の素描もよかった。小さいけど一人一人の表情まで描かれていて思わず魅入ってしまいました。常設展を見終わって外に出るとロダンの地獄の門があります。明るい光のフェルメールと闇の入り口のあるこの夏の西洋美術館でした。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き