大英博物館 古代エジプト展

美術館・博物館
07 /29 2012
六本木の森アーツセンターギャラリーで行われている「大英博物館 古代エジプト展」に行ってきました。
エジプトの人の死生観を知りたくて死者の書が観たくて、時間の隙間をみてえいやっとでかけました。装飾品や棺、パピルスにかかれた大小の死者の書を見ました。死者の書は紙だけではなく布にも書かれているものもあって、死んだ魂が無事にいくつもの(200といわれていた)門をくぐれるよう呪文が書かれています。それはどこかお経のように延々と粛々と書かれていて、アジアっぽかったです。

30メートルを超える「グリーンフィールド・パピルス」は圧巻で、これほど入念に死者の書を用意する気持はどんなものだったのだろうと考えたりしました。信仰心の篤さをかんじました。おまけ(というか世界の成り立ち偏?)までついていて、これだけ書くのはたいへんだぁと思ったりしました。心臓を秤にかけたり40の呪文○○してない誓いを言ったり、死んだ後も大変そうです。
しかしその棺の美しさや人型の裏まで描かれた絵文字の美しさに圧倒しました。ほんと美しい、死者を思う気持が現れている(もしくは権力が現れている)と感じました。
細かい文字が並び神への供物や持ち物服装まで丁寧に描かれている。また牛や鳥などカーと呼ばれる精霊の鳥などの生き物の描写も美しかった。昔の人は修正液なんてなかったから息をつめて、一筆入魂で書いたのだろうなぁ。牛の足や神である鳥のくちばし、ヒヒの表情などどれも簡潔で美しい線で描かれていることに感動しました。
心臓の形をしたお守りみたいなものがたくさんあって興味深く観ました。エジプトの人が昔考えた心臓の形ってこんな感じなんだなぁと(ハートのようなかわいらしい壷みたいでした)想いながら、体の中心にあって生きる源だということで大切にしていた心が伝わってきました。

死者の書もブームというか時代があって段々短く簡素になってゆくんだけど、徐々にみてると時代の流れみたいなのを感じました。死に対する多岐に渡った人々の考えと、思いの変化が感じられた展覧会でした。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き