アートを生きる

まじめな本
08 /03 2012
アートを生きる
アートを生きる南條 史生

角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-03-17
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美術の仕事をする作者の経歴とその仕事を紹介している本。一度会社員になってから本当にやりたいこととして大学に入りなおし、現代美術に携わってゆく道のりはすごくて、苦労はもちろんめきめき音をたてて人間が変わってゆくようすを想像しました。自分は何か、どうしたいかを問い続け時に白髪になりながらも道を進んでゆくようすはさらっと書かれてるけど大変だったんだろうなと思いました。

様々な芸術家、美術収集家、美術展の事がコラムで書かれていて、知っている作者のものもあれば、行ったことのある美術展もありこんな顛末があったんだと読んで面白かったです。ジェームズ・タレル、ボイス、第一横浜トリエンナーレ、森美術館…。

現代美術は私にとって当たりはずれが大きいというか、大掛かりだからといって感動的というわけではなく、分かっているつもりでも実際観ると驚く作品があったりします。その”なにか”を探しにいつも美術館に行ってしまうのですが、作者はその”なにか”の形をこの本のなかで追及しているかんじがしました。一人一人の価値観で観る現代美術は何通りもの訴えかけが形があり美しさがある。美術をみて感じることの楽しさを思い出させてくれた一冊です。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き