やまわろ

ティーンズ
08 /05 2012
やまわろ
やまわろ釛子 ふたみ

大日本図書 2010-10
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表紙の絵が綺麗だったので読書。ミステリーふう(?)で読み始めからわくわくしました。多感な年頃の高校生が授業の一環として山登りをさせられるのだけど、それぞれに思ってること考えていることが折り重なって、その上に河童ならぬ山童(やまわろ)の存在が霧のようにまとわりついてくる。寂しい山の生活にやまわろは友達を欲しがっているという、やまわろでなくとも人はいつも誰かを欲しがり寂しがっている。そんな人間の性についてこの物語は光を当てているのだろうなと思いました。恋人がいても友達がいても一人ぼっちでも、皆一人の人間として一人分の寂しさと悩みと友を欲しがる心をもって生きてる。一人じゃないという言葉は一人だから生まれてくるのかなと思ったりもした小説でした。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き