ひとりひとりのやさしさ

絵本・詩
08 /10 2013
ひとりひとりのやさしさ
ひとりひとりのやさしさジャクリーン ウッドソン E.B. ルイス

BL出版 2013-07
売り上げランキング : 121499


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


あるあさ、クローイのクラスにこうちょうせんせいがおんなのこをつれてはいってきた。「てんこうせいのマヤですよ」マヤのかっこうはみすぼらしい。おべんとうのなかみもへんだ。クローイたちは、そんなマヤをわらいあい…。マヤとの出会い、無視しつづけた日々。でもある日、クローイは大事なことに気づく…。実力派作家コンビが描く問題作。シャーロット・ゾロトウ賞受賞、コレッタ・スコット・キング賞オナーブック。

表紙の絵が美しくて手にとりました。転校生をいじめてしまった事を後悔するクローイの話。苛める側の細やかな気持が描かれています。初対面の時のちょっとした違和感を嫌悪感と勘違いしていた自分の心に気付くクローイ。でも仲良くしたいと思ったときに彼女はいなくなってしまいます。
着てる服とか食べてる物とかちょっとしたことで子供って差別したり得意な気持になったりする、大きくなってしまえばたいしたことない事でも子供の世界では大きなことで、深く心に残ってしまうもの。そんな気持を思い出した一冊です。

絵本の中の絵の表情が細やかでクローイやマヤ、教室の友達の気持が伝わってきました。ほんとは仲良くしたかったのに、お互いにすれちがったままで別れてしまった寂しさを主人公のクローイはきっと次の経験にいかすでしょう。辛い思い出だからこそ深く記憶に残る、そんなことも考えた物語でした。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き