ショートショート

ショートショート
03 /02 2014
見たショートショート その2


・お勘定
ドイツ/2009年/バーで待ち合わせた男達の会話はいかにかっこいい車に乗っているか、自分達がクールであるかという内容で、いかにもなのだけれどお勘定はお金ではなく...。
はっとする、そしてそれが皆知ってることだからどきっとする。4分という短い映画ですがインパクトが強い。最後に男達が観にいく映画が皮肉を一層強くしてる。

・もう一回
日本シンガポール/2011年/グリーンカードを取得し家に帰ってきた男のみたものは。
これは男性のほうが分かるんじゃないかな。胸の痛い、そして仕方のないことだけど仕方なくないことの話。

・スウィート&ソルト
2012年/年をとった男がスーパーで魚を買って料理しようとするが...。
暗喩がこめられていて、どこまでも深く解釈できるんだけど、でもどこか面白い。年取った男の表情がなんか憎めなくて見続けてしまった。にしても、女ってこんなふうに見えるんですかね(笑)

・パリのオーダーメイド菓子店
2012年/オーダーメイドを受ける菓子店の二人の男がウエディングケーキを作る。
一見仲の悪そうな性格も合わないように見える二人ですが、言葉や行動の端々に相手を思いやりがあって、この二人...という話。かわいらしい話でした。

・リトルスーサイド
2012年/人類に嫌われているある虫の話。
観てても愛着はないんだけど、なんだか結末がきになる映画でした(笑)見方を変えればたしかにそうだよなぁと思ったりした。一見残酷な話ですが監督の愛情を感じました。

・窓辺の友情
2014/病気の少年が窓から外を見るとサラリーマンの男性が...。
心の温かくなる話でした。男性は少年のために毎朝同じ時間に色々なコメディを見せてくれるんだけど、それは決して少年だけの為ではなく...という話。他者を思いやる時に沸く力のようなものを思い出した。

・パラダイス・カフェ
2008年/メキシコ/レストランの厨房で働く男の話。
もうひとひねり欲しかった。主人公の男の社会的背景やどうしようもなさは伝わったけど、魅力を感じなかった。

・オー、シット
2011年/多分仕事の面接と思われる大事な用事をすませるために、ぴかぴかの車に乗ってスーツ着て移動している男の悲劇。
ああ、運が悪かったなぁと最初は思うんだけど、どんどん悪運が降ってくる。女性にもめぐり合うんだけど...。途中からそのありえなさに笑ってしまうんだけど、身に覚えがあるというかあながち誇張ではないところが、自分の心の奥底で分かってきて笑えなくなってしまう。遠くに見える竜巻に人はなす術もないんだろうなぁ。

・レモネード・スタンド
2012年/ベニーとおじいちゃんは仲良しで、なんだか知らない間に家族がいなくなったので二人でレモネード屋を開くのだけど...
この二人、始終にこにこしながら生活してるけど、まったくもって変な二人(笑)で話もへんなふうに展開してゆく。しかし男二人がにこにこしてるのはこんなにも罪がないのかと思ったりした。

・パープルマン
2010年/韓国/北朝鮮から逃げてきた17歳のヒョク、社会主義にも資本主義にも染まれないヒョクの生活は...。
実際の人物を映画化している。ほとんどがクレイアニメで、その滑稽さが人生の過酷さを逆に怖いまでに現していると思った。こわい映画だった。

・ゴーストのおいしいレシピ
2008年/アメリカ/愛想の無いケーキ屋のおばあさんが亡くなりその後にケーキ屋を営もうとする人がやってくるが、店は誰にも渡さない!とおばあさんがゴーストになってやってくる話。
この話とても好きになりました。原作があるみたいで「The Bake Shop Ghost」心が暖かくなる話。結末も分かるんだけど、物語が”まだこの街には人情が残っていました”と語られるくだりが好きだなぁ。

・ピーターパンは大人になり、ジョン・レノンは死んだ
2008年/フランス/子供達にピーターパンのその後を話して聞かせる大人は...
病院の一室で大人になったピーター(かも?)が子供達に話している。「人は夢をみるのを忘れると大人になってしまうんだ」というセリフが印象的。

・アリア
2012年/白人の男の子と恋してるアフガン系の少女。彼女の待ち受けてる運命は...。
自由な恋愛とは程遠い文化を持つ家族の物語。お父さんがとても優しくて、深く娘を愛していて、その姿が素敵でした。本当に深く生きている人は深刻な時にも真に静かに、しかし動く人なのだろうなと思った映画でした。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き