猫のいる日々

現代小説
09 /30 2014
猫のいる日々: 〈新装版〉 (徳間文庫)
猫のいる日々: 〈新装版〉 (徳間文庫)大佛 次郎

徳間書店 2014-08-01
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この間夫に連れられて神保町の本屋に行ったときに買った本。最近本屋にいかなくなってしまいましたが、いいですね。本棚を眺めて自分にあった一冊を見つける楽しさを忘れていました。今はネットで本が買えるけど本屋さんの楽しさは大事だなぁと思った。そんな楽しさを思い出させてくれた本。

おさらぎ(大佛)さんの家には随時15匹以上の猫がいて、そのことを短いコラムで書いている。自他共に認める猫好きの苦労と楽しみ、おかしみがあふれていて楽しかった。歌舞伎座の舞台の上にふらりとやってきてしまう猫の話とか、飼っている猫のかくしゃくとした性格の話など、昭和三十年代とは思えない、いきいきわくわくした空気が伝わってきて、毎日ちょっとづつ楽しみながら読みました。
ひとつひとつ語るとただの猫のことにすぎないのに、大佛さんが語ると物語になってしまう。それは愛があるからなんだろうなぁと思った。パリの野良猫や外猫という通いの猫など、様々な猫をみつめながら、猫を捨てに自分の家にやってくる無責任な人たちに怒る姿勢を、現代にも通じるものとして受け止めました。

本屋で見てネットで買えばいいやぁという本屋を軽んじてしまっていた自分を反省。でも、わくわくする本屋も少なくなってしまったのも現実なので、寂しいなぁ。新しい楽しい発見をみつけに本屋に通った頃にまた戻りたいな。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き