聲の形 1~3

マンガ
10 /13 2014
中学生の息子がどうもよく分からなくなったので、何かいい本はないかなと思い本屋さんで手に取ったのがこの本。
新聞で以前記事になっていたのを読んでいて、お店で試し読みをして2巻まで買ってみました。最近の漫画はよくわからなくて表紙だけじゃ、内容がつかみにくい。お試しを読んでこのマンガは私のもやっとしてた部分にあてはまりそうだから買ってみた。
小学高学年から高校あたりの男の子は、私のような母の側からみるととても分からなくって、理解したいけど絶対理解できないんだろうなって部分がかなりあるとおもいます。で、思春期を越えた娘に聞くと自分でも分からないんだそうです。異性でありなおかつ自分の息子であれば分からないのもしかたないなぁと思うんですが、少しでもあがこうとするのが親なわけで。マンガもろくに読まない息子が読むかなぁと思いつつあたえてみたら、息子はたちまちこのマンガを二巻まで読みました。
私は一冊ずつ読みました。内容が濃いのと読み終わったあと色々考えてしまって、次の巻になかなかいけない。二三日間を空けて読みました。

聲の形(1) (講談社コミックス)
聲の形(1) (講談社コミックス)大今 良時

講談社 2013-11-15
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今は特殊学級とかあるけど、私が子供の頃は、色んな障害のある生徒がクラスに一人か二人いました。で、思い出すと彼らが6年間通い続けたという思い出はないんですね。途中で転校したり、特別学校に行ったりしてた。私の弟も心臓病で手術したりして最後のほうは殆ど学校にいかなかった。
このマンガの場面のようにクラスで○○ちゃんを助けようみたいな流れになったり、折り鶴折ったりしてもらった。でも小学生の感性というのは幼いわけで、もちろん苛められたし、姉である私も色々笑われた。かわいそうってい言われることにも色んな感情が含まれているんだって思ったのもこの時期だったなぁ。
このマンガはクラスに一人の耳の聞こえない女の子が入ってくる。そこには率直に感情を表現する子供達の様々なできごとがまっている。どのエピソードも、起きるよなぁこういうこと…っていうもので、主人公の石田くんの苛めも珍しいことではない。でも誰もが眼を背けたくなること、それを描いてるこのマンガはすごいと思った。

聲の形(2) (講談社コミックス)
聲の形(2) (講談社コミックス)大今 良時

講談社 2014-01-17
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一巻の終わりで自分が何をしたのかを自覚しはじめる。そこから知らないとはいえ分からなかった(意識的に眼をつぶっていた)とはいえ、自分の故意にやってきたことの重さについて受け止め始める。
1巻で思ったんだけど、この担任の先生いけないよなぁ。お前の気持も分からないでもない、とふらっと言った言葉をこの石田少年はGOサインと受け止めてる。自分の虐めがが正当化されていると勘違いしています。その先生にしっぺ返しをくらっています。これは子供に対する態度じゃない。でもそんなことを知らずにやるのが大人です。
自分の居場所を奪われて始めて気付く、現実の重みをひしひしと受け止めながら、なんとか罪を贖っていこうとする石田少年の行動と考えがとつとつと進んでいきます。

二巻まで読み終えた息子が「三巻買ってこないの?」というので三巻買いました。

聲の形(3) (講談社コミックス)
聲の形(3) (講談社コミックス)大今 良時

講談社 2014-03-17
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さっき読み終わりました。
成長しても心の傷は埋まってなくて(当たり前ですね)過去をそれぞれがどう向き合っているかが現れれてる巻。単純な意識のすれ違いとか、もんもんとしてるところとかよかった。こういう部分が息子の共感を得てるといいんだけど…息子に四巻買ってこないの?と先週言われてたの思い出したのでこれから買いにいきます(笑)

耳が聞こえない西田さんを通して、この時期の子供達のもやもやした気持と友達との関わりや、人との関係を巧みに描いているマンガです。あと弱者と言われる人や、今の社会からみたご都合主義的な個性ではなく、本当の意味での個性的にならざるえない子供達の必死なあがきもあると現れていると思う。私は石田青年の母の立場からどうしても読んでしまうなぁ。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き