市民ウマ大学

にっき
11 /23 2014
11月13日に馬事公苑で行われた第9回市民ウマ大学を受講して来ました。
馬事公苑は何度か行っていて、そこにいる馬をもっと身近にみてみたいと思っていたので、この講座に応募しました。

講座は二部構成になっていて
一部「馬の診療について」
二部「装蹄について」
でした。各講義の後は実際に馬の診療の様子や装蹄の様子を見学しました。

一部「馬の診療について」
馬という生き物の性質や特性。他の動物と違う部分についてJRAの獣医さんにお話を聞きました。
競走馬は野生の馬と違いメンテナンスをこまめにしないと、病気になってしまうというそうです。中指が蹄として特化した馬は生き物としても繊細で病気になってしまうと命を落とす危険があるってことを知りました。
よく脚が悪くなると安楽死させなくてはならないという話は聞きますが、だからこそ丁寧な世話をしている様子を聞き、大変な仕事だなと思いました。
馬がよくなる病気や手術の仕方、最新の医療についてもお話を聞きました。
そして後半は実習です。
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かわいいです。馬は皆、生まれたときから持っているという手帳の話や(母子手帳みたいなもので生まれた時の特徴や親などが詳細に記されてる)、馬のつむじや直腸検査の様子を見学しました。
エコーやICチップを入れる背骨の場所など、実際に見たり触ったりするとなるほどって思いました。

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だんだん慣れてきて人懐っこく首を振ってくれました。

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ビタミン注射打ってるところ。

二部「装蹄について」
装蹄師による蹄の装着の仕方を教えていただきました。
馬の爪のつくりから、蹄の歴史、どうして野生の馬は蹄が必要なくて家畜用は必要なのか。なんとなく分かっているつもりでいて、実は馬の世界って他の動物に比べ難しく繊細なんだなぁって思った。爪が一ヶ月に一センチぐらい伸びるとか(これも当たり前なんだけど個人差がある)ちゃんとメンテナンスしないと死に繋がる病気になるとか、蹄の見方とか教わりました。馬は前足に体重の約65パーセントをかけているそうです。前足の方が蹄は大きくまるっこく、外側のほうが円が緩やかなのだそう。蹄の種類もいろいろあって素材から形から見ているだけで楽しかったです。競技用の蹄は素材も厚さもきまっていて、細かく規定されているんだなぁって思いました。
そしてなにより装蹄師っていう職業も驚きました。全国で530人くらいいるそうです。3週間置きに打ち直さなくちゃいけないそうで、それも大変な仕事だなぁ。人間の爪と違いきちんと切ってそろえてあげないと歩けなくなってしまうから大切なお仕事です。
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外に出て装蹄の様子を見学。爪を切っているところでした。刀やペンチで削るように切っていました。馬はなんだか気持よさそうにみえました。
爪の形に蹄をあわせ、熱い(500度くらい)うちに切ったところの消毒もかねてぎゅっと爪に押し当てて焼きます。それから6箇所、外側と内側に釘をうってゆく。手際よく打っていきました。
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できあがり。綺麗な馬の爪がかわいらしく見えてきす。

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馬を育てるというのは大変なことだとは思っていたけれど、今回の講義でいかに重労働でいくつもの手間と時間と職業が必要なんだと知りました。たくさんの人が働いているんだろうな、ぐらいでしたが、医療には麻酔医もいますし、調教師は20頭に一人、世話をするひとは一人で二頭を面倒見ている。その人たちが愛情を持って、馬を中心に健康や精神面など話し合いながら大切に育てているんだなぁと思いました。
獣医さんの「最近マンガなどで獣医はよくでてきますが、こんなにかっこよくはありません」って言っていらしたのが印象的でした(笑)。愛がなくてはできない仕事のプロの人たちの技に感動した講義でした。
参加者の殆どが競馬好きみたいで、質問が競馬のことばかりでした。競馬行ってみようかなぁ。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き