荒井良二だもん

美術館・博物館
01 /02 2015
汐留でデ・キリコ展を観て、そのまま話しながら銀座の方へと歩きました。12月22日の月曜日で、資生堂ギャラリーなどギャラリーの多くは休みだったのですが、開いていたギャラリーもあり、探すともなく開いているギャラリーに飛び込んで遊びました。
このキンザ・グラフィック・ギャラリーもその一つでした。で、このギャラリー私的には当たりだった。こういったふらっと飛び込むギャラリーに今の自分の心の状態にぴったりくるのがあるのが楽しい。時間と運が必要で、今回も歩くのが好きな友人といたからこのギャラリーの前を通ったんだと思うと、すっごく面白く楽しい。嬉しいサプライズでした。


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ギャラリー前で撮影したので部分しか撮れませんでした

ギンザ・グラフィック・ギャラリーで2014・12・3~12・25までほぼ三週間の展示でした。22日に行ったのですが、会期中に描き進められていたようで、まだ白いキャンバスもありました。壁に書かれた様々な作品は描きたてできたてのオーラがありました。一階と地下階の2フロアで、地下にはいしいしんじさんによって壁に書かれた作品もありました。
この壁に書かれた文章がプリントアウトされていて、家に帰って読み返した時、はたと思い出しました。

絵描きの植田さん
絵描きの植田さんいしい しんじ 植田 真

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2010年5月に読みました。この時は植田さんの白い雪のイメージがあったけど、今回の「とじる門」はとても生々しい、震災(災害)をテーマにしていて、その救済に突き進む荒井さんの姿が鬼気迫るほど切実な姿に思えました。
以前高輪プリンスで行われた絵本の展覧会のアートワークに参加したことがあります。その時の、荒井さんの即興で絵を描く姿を見た時の事も思い出しました。この文章にでてくる画家の絵の描き方の表現を読むとまさにそのイメージが自然と浮かんできました。

屏風や紙の玉を筒に入れるちょっとした遊びの場もあって子供が遊んでいて楽しかった。
屏風などの作品には金色が多く使われていて、荒井さんの色彩って黄色が印象的だったんだけど、金色の作品もあるんだぁって思いながらみました。
あさになったのでまどをあけますよ
あさになったのでまどをあけますよ荒井 良二

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絵本の原画なども多くあって、私が特に気に入ったのは「まってるもん」でした。
イノチダモン
イノチダモン荒井良二

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青緑のかわいいちいさな子供のようなまってるもんは、なんでもいつでも門の上でもまってる。待つことってとても大切で、自分の中にも人の中にもあるその力を信じなくちゃいけないのに、今の生活はなかなか待つということができない世の中で、子育てでも人間関係でも必要なこの”待つ”をやってくれるまってるもんに強く惹かれました。(この絵本は命にまつわるお話しで内容は少し違います)

とても素敵な素晴しい展示でした。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き