フォレスト・ガンプ

DVD
01 /18 2015
フォレスト・ガンプ [DVD]
フォレスト・ガンプ [DVD]
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2006-07-07
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去年後楽園でシュリンプカクテルが美味しそうなお店を見つけ、海老が好きな夫と行ってみたいなぁとずっと思ってたんですが、先日豊洲で同じお店をみつけ入ってみました。入ってからフォレスト・ガンプの映画がコンセプトとしり、店内にも映画が流れていたんですが、観ていなかったので観てみました。1994年に公開され有名な映画です。なんで観てなかったのかなぁと思ったら、この時期の私は人生で一番ばたばたしていた頃でした。仕事が忙しく翌年に結婚した頃でした(^^;

映画はフォレストの視点で描かれます。彼に知的障害があると言われた母はそれでも学校に通わせる。最初の黄色のスクールバスに乗るシーンは、最後のシーンに繋がっていて印象深い。
物語はテンポよくとんとんと進みます。プレスリー、ベトナム戦争からケネディ暗殺、ウォータールーホテル事件、ジョン・レノン、時代時代のポイントをフォレストは縫うように生きてゆく。

私が気になったのは、フォレストとジェニーの関係。ジェニーは虐待を父から受けていたばかりに、決して手を出さないフォレストによりそうように少女期をすごす。またそれによってフォレストに心もよりそっている。ジェニーは父に似た暴力的な彼氏ばかりとつきあい、フォレストは少しでもジェニーに乱暴する男を必死にこらしめる。ジェニーは慌てながらも、フォレストを邪険にはしない。彼女も好きなんですね、でも彼女の中にはいくつものわだかまりや障害があって、愛していると言うフォレストに甘えてる。それば愛じゃないといいながらも、深く依存してる(と私は思うなぁ女として)

ダン中尉も個性的な人で、ジェニーが男女の呪縛があるとすると、ダン中尉は社会の呪縛がある。ベトナム戦争から帰って、社会の暗部をみながらも、フォレストとすごすうちに浄化されてゆく。

ババは黒人(社会)の呪縛がある。彼はずっとフォレストに海老の話をする。亡くなった後、フォレストはババ・ガンプ・シュリンプ会社を作り家族にその半分の配分を配当する。ここにもアメリカの暗い歴史の部分がでてくる。

アメリカの影の部分をフォレストはたんたんと、むしろ軽快に見えるほど軽やかに走りぬけてゆく。

後半の母の死を経験するあたりから、印象に残るセリフがでてくる。「生は死の一部」とか、「自分の運命は自分で決めるの、神様の贈り物を生かして」とか、運命は何かわからないといいながらも、人生の二つの側面の間を生きるフォレストの真っ直ぐな(母が亡くなる時、医師が「まっすぐに育ったな」というけれど、あれは比喩だよなぁ)生き方が、周りの健常といわれる人々の人生のなかで際立って美しく対照的にみえてくる。

彼女の墓に向かい、僕らには運命があるのかそれとも風に乗ってたださまよっているのかと問いながら、たぶんその両方だろうと答えているところが興味深かった。決まっているところと決まっていないところがある、と自ら堅く生きていながら語っている姿は説得力がありました。

彼が「きみの面倒をみるよ」と言うと、ああ、彼ならきちんとみてくれるんだろうなという安心感がある。見えない信頼のようなものが場面から伝わってくるようになる。ぼくばばかだから、と小さい頃から言い続けたフォレスト(それは最初の校長先生と母との会話を聞いたときから始まっているんだけど)の、この頃からの孤独の覚悟をしている強さ、を感じます。
色々思い悩むより、いまできることをきちんとこつこつやって生きてゆけば、人生はそんなに難しくないのかも、と改めて思わせてくれた映画です。まぁ世界は複雑なので、それだけじゃないんだけど、変にいろいろ考えるより、執拗に細かいことを考えすぎずに生きるのは、自分のため以外にもいいのかも、と思った映画でした。

ババ・ガンプ・シュリンプ
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アラバマ州のレストラン風でいいのかな。
映画のなかではあまり料理がでてこなかったんだけど、楽しかったのでもう1回行きたい。
バケツで海老食べるんだぁ(^^)
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き