日本人の身体

まじめな本
03 /30 2015
日本人の身体 (ちくま新書)
日本人の身体 (ちくま新書)安田 登

筑摩書房 2014-09-08
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FMラジオで紹介されているのを聞いて興味がわき読書。能楽師による身体論。私は体という漢字よりも身体という漢字をよく使います。その身体という文字は死んだ人をあらわすものだとういうことを初めて知りました。他にも楽という字は英雄の骸骨を叩いている文字なのだとか…
日本人は古来自他の別がなく、あなたすなわちそれはわたしという考えてきました。西洋の個という考えが進んだ現代においても昔の人がもっていた身体感覚を知ることによってより心安らかにすごせるのではないだろうかと、そんなことを思ったりしました。

能の面白さについては、目からうろこでした。そうそうだから能は面白いんだよ~って言いたくなるくらい。言葉じゃなく身体でわかってたことを言い当てられたかんじでした。能はほんと定期的に自分のために観たくなる芸能です。

植物は内臓器官を裏返して生きているっていうのも面白かった。身体のことについて語るときどうしてもエロティックになるけど、生殖本能から生存本能まで、隅々まで面白い本でした。

能とおなじく身のうちにいくつもの物語が生まれてくるかんじがした。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き