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まあだだよ

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久しぶりに黒澤作品を見直しています。この映画、内田百聞とその教え子たちの物語。
穏やかな日常の中にある、さまざまな人間の側面が描かれていると今回思いました。晩年監督が大切に思っていたものが含まれている映画だなと当時も感じていましたが、見直してみて、何を描こうとしていたのかをいろいろ考えました。そして最初に見たときよりも、違う感想を持ちました。

当時のよきものを残しておこうと(復活させようと)考えていたのですが、そうではなく、今ではもうすでに無くなった人の感情の深いところにある関わりあうことのリスクと、それがもたらすものの形を現しているのではないかと感じました。

ノラがいなくなって奔走する教え子たちや、毎年誕生日を祝うためにあつまる彼等は、先生を中心として先生だからこそ労をいとわず集まり困る、それはまるで修行のようにさえ見えるその姿は、たぶんとても不恰好で美しい。
本気で悲しみ喜ぶ心によりそうことの意味、そこに人間があるのではないかと監督は考えたのではないかと思いました。
随所に権力や政治に対する皮肉や戒めがある。若いときには何の気なしに観ていたのですが、そこにも監督の想いがあったのだなぁ。
このような感覚や表現は今はもう古いし忘れさられてしまっているのかもしれません。でも、だからこそ忘れたくないし、覚えていたい、もうこのような人間関係は二度と起こらないとしても、ありえることを忘れたくないと思った映画でした。

永田町の黒澤に行ったせいもあって、セットが気になった。家のつくりとか光はもちろん、堪能しました。百聞の家の床下まで丁寧に作られているところとか、よかった。束が立ってる~とか思った。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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