スポンサーサイト

スポンサー広告
-- /-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

霊応ゲーム

現代小説
07 /11 2015
霊応ゲーム (ハヤカワ文庫NV)
霊応ゲーム (ハヤカワ文庫NV)パトリック レドモンド 広瀬 順弘

早川書房 2015-05-15
売り上げランキング : 7683


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


幻の名作が復刊したといううわさを聞いて購入し読んでみました。久しぶりにがっつり読書できたなぁって思った読書でした。
時代は一昔まえのイギリス名門校。同性愛がテーマの本としてよこしまなきもちで読みjはじめたのですが、訳本としては珍しいくらい読みやすく、また感情移入しやすい流れで通勤の車内20分を忘れるくらい楽しかった。
リチャードとジョナサンの友情もさることながら、大人の世界(校長や親の世界)も面白い。そして人間としての当たり前だけど、どうにもならない感情が細やかに描かれていて、どの場面も読み飽きることがなかったです。

胸がきゅんとしてみぞおちのあたりがいたくなったり、ジェームズにいじめらていたジョナサンがリチャードの知恵を借りて挽回するところなど、作者が体験してきたことなのかなぁってくらいリアルで面白かった。
リチャードの美しくも強い狂気とジョナサンの弱く繊細な感性のコントラストがいい。またそれを熟知してあますとこなく表している作者が何者?ってくらいいいです。

そこに作者の確固たる人生論が織り込まれていてそこもよかった。人間がおかしてしまう過ちや、愛ゆえの狂気など近すぎない距離できちんと書きあらわされている。人ならだれしももつ独占欲や名声欲、権力への傾倒が身近な距離から書きおこされていると感じました。

リチャードとジョナサンが美しく彼等の狂気が綺麗なのもたまらない。青年期の情熱とどこか危ういそして魅力的な美しさが読んでいる間ずっと続いていて、いつまでも読んでいたいと思う本でした。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。