藤城清治影絵展

美術館・博物館
09 /19 2015
八月の出来事になってしまうんですが、行ってきました。確か8月22日だったと思う。こんなに時間がたってしまったのは、ゆっくり感想を書きたかったからなのですが、時間ばかりたってしまいました。
銀座教文堂の9階で行われている影絵展には宗教、童話、歴史の影絵がありました。個人的に気になった(好きになった)影絵は軍艦島(端島)、広島、プラテーロの影絵です。プラテーロは

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のプラテーロのことで、かえってから調べたら藤城さんはこの本についてコメントを述べられていて、高校生の頃から好きだったこの本のことを同じように好きなことになんだかうれしくなりました。

藤城さんの影絵は小さな頃からTVなどで観ていてなじみがありすぎて逆に愛着がわかなかったんですが、今回たくさんの影絵をみて、また最近の作品をみて心にしみいる印象をもちました。共感というか気持ちがすっと心に入ってい行く感じ。実物を見ると細かなところまで陰影があってそれが全体としての柔らかな印象や複雑な表情を表していて、心になじんでゆく感じがありました。

今回の展覧会で壁に書かれていた文字がとても印象にのこりました。受付の方にきいたら、ご本人が直接かかれたそうで、「高いところもですか?」って思わず聴いてしまったんですが、高いところは書いた物を貼ったそうです(それはそうですね・・・)大きな街のデッサン上部に貼られた詩のような文章が好きです。

90歳で病気になられて、もう生きていてもしょうがないと思ったけど、病気をのりこえて描こうと決心したときほんとうの背筋を伸ばした素敵な絵がかけるんだと書かれた一文で、描くことへの決心と魂の美しさを感じました。作品を作るのは時間も気力も体力もたくさんいるけど、もっと描いてほしい観てみたいと思った展覧会でした。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き