庭―作る楽しみ観る楽しみ

造園
03 /07 2016
庭―作る楽しみ観る楽しみ (光風社選書) 単行本 – 1992/10
重森 三玲 (著), 重森 完途 (著)

227ページ  光風社出版 (1992/10) 
発売日: 1992/10  18.8 x 13.4 x 2 cm

先週京都旅行にいってきまして、どうしても東福寺の庭園をみてみたくて行ったわけですが、作者に興味がわいて読書。
昭和14年に出世作としてできたこの庭の作者の庭に対する想いがつまった素晴らしい書でした。

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東福寺「八相の庭」
この庭の説明もしていますが、この本では庭に配置する石や植栽、池とその趣にたいする想いがつまっています。
こんな楽しい仕事はないと書かれているので、どんな楽しい作業とおもいきや、美の巨人の東福寺の回をみてみると、苦悩の連続だったという弟子の言葉が…。
つらかったんじゃんみれいさん!
晩年は石に語りつづけたという彼の一生はどんなだったんだろうと何度も何度も思いながら読んだ一冊でした。
石のつみ方から石の色の見方、苔の種類から植物の配置の仕方まで、また西洋庭園と日本の庭の違いまで200ページの本ですが読み応えのあるいい本でした。

最後に作庭家と建築家は一緒にいい仕事をしなくてはならないという言葉を残しています。
これはきっと永遠の課題なのでしょう。
この本絶版になっていて、図書館でさがして読みました。読みやすく入りやすい本なので復刊してほしいなぁ。
庭に対する愛情を感じた一冊です。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き