ハリー・ポッターと呪いの子

児童書
12 /03 2016
ハリー・ポッターと呪いの子 第一部、第二部 特別リハーサル版 単行本
ハリー・ポッターと呪いの子 第一部、第二部 特別リハーサル版 単行本J.K. Rowling John Tiffany Jack Thorne Yuko Matsuoka

Pottermore from J.K. Rowling 2016-11-11
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読み終わりました。
ねたばれになるのかな、追記に書きますね
呪いの子、出版日が近づくまで実はまったく興味がなくて、それは脚本だってことと、ハリーポッターの話は終わってしまったということが主な理由なのですが、やはり気になりまして、買いました。最近時間ができてやっと読書です。

NODAMAPの講演のたびに脚本を読んでいたので、脚本であることにあまり抵抗はありませんでした。演出が知らない人なので舞台構成や、人の動きなど(特に魔法の場面など)想像しにくかったけど、そこは映画で保管して、というか殆ど映画のイメージで進みました。で、読んでいて思ったけど、原作者も映画のイメージが強かったのではないかと、ハリーはやっぱりラドクリフだし、ロンやハーマイオニーはもとよりアンブリッジやもろもろアルバスも映画のイメージなのではないかと感じました。そんななかでスネイプ役はどなたがやったのかなぁとも、作者自身が指名してアランをスネイプにしたあとでの、スネイプ役というのはたいへんなのではないかと思いながら、映画にしつつ舞台を想像しつつなおかつ、作者と脚色者と演出家の関係も意識しつつ読みました。

まず初めに思ったのは、ハリー・ポッターのバックトゥザヒューチャーだ!でした(笑)トリックや冒険要素もありますが、はやり2なので味が薄めではないかと。で、誰しも思ういろいろなことが頭によぎったりしてね。
最後のゴドリックの場面はよく持ってきたなという感じです。自分の両親が殺される場面を時代を超えてみなくてはならないのは苦痛だろうなぁ。てか、この本のハリーはなんというか私の思っていたハリーと違っていて、いくら保守的になったとはいえそこまでってのもあるし、この人は部長にはならない人だと考えていたので(ハーマイオニーが大臣になったからというのも想像はできるけど、それにしても・・・この人は権力に心底嫌気がさしていたのではないかと思ったのですが、そうではなかったんだなぁ)
権力にはまってしまったハリーというところかなぁ、子供の育て方が解らずわたわたするというのもいいんですが、うーん、何が言いたかったのか正直わからなかった。娯楽性が強かったかな。親子の和解というのはとてもナーバスなもので、「お父さんわかった!」というもので終わるものではないと思うんですね。もっとこう家族内独特な権力のせめぎあいがあるんですが、そこらへんが…。男親としての関係が薄かったかなぁ。うーん、辛口な感想ですみません。

スネイプがあんなに出てくると思わなかったのでびっくりしました。作者好きだったのかな、ファンサービスなのかな。読者に答えたのかな。分からない…。ハリポタシリーズの映画は後半になってかなり製作スタッフに原作は救われたなと思っていたので、呪いのーもその比重がそっちに重くなったかんじがしました。本音をいうと上手くやったな、です(笑)。文字で読むことならではの醍醐味をこの小説ではもう諦めなければならないようです。

ハリーが死んでしまった世界でのスネイプの生き方がいじましい。それでも彼は生きるだろうし、役目を全うする。そこに私は生きることの真の意味を見出した人の生き方を感じました。

で、この本をとても面白かったっていう人の層はどこらへんにあるのかな、知りたいです。
酷い言い方かもしれないけど、どこが面白かったか訊きたい、ごめんなさい。
私はズタズタになった物語の断片としか感じられなかった。アルバス・セブルスもさそり王もその後がとても気になったりしました。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き