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脳とコトバのはなし

まじめな本
05 /17 2006
臨床医が語る脳とコトバのはなし臨床医が語る脳とコトバのはなし
岩田 誠


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先日、日本科学未来館で見た脳の企画展示を見たときに紹介されていた本。興味があり借りて読みました。とても面白かった。脳の中でコトバが(特に日本語や漢字)がどのように処理され脳内で知覚されているかが分かります。
他に脳の研究の歴史についても分かる。昔、脳は何もしていない臓器と思われていたそうです。心は文字通り心臓にあって脳はなんの意味もないと思われていたんですって、不思議です。何かしてそうな皺がいっぱいあるのに(笑)。
それから、痛みを感じない患者や様々な欠落した感覚を持った患者を調べた医師達が脳の研究を始め、言語をつかさどる部分や痛みを感じる部分を発見したそうです。
ブローカーやウェルニッケなど脳内につけらている部分の名前が研究者の名前と知り驚きました。

脳って面白なと感じたのは息子を見てからです。同じ子供なのに娘と息子は全然性格が違い、環境などの要素があるにしても息子の成長と娘の成長が明らかに違うことに興味を持ちました。
娘の時には必死でよく観察できなかったけど、息子を見ていると明らかに脳がなんらかの信号を出し、行動や感情が発露していることが分かります。何も起きていないのに突然反対方向に走ったり、いつまでも電車を見ていたと思うと全然違う記憶が蘇り突然「あの時は楽しかったよね」と言い出す。その一見何の脈略も無い神経のつながりが高速で確立していることのすごさに驚かされます。
息子は4歳なのですが、耐えず場所の確認(ここはどこ?何駅?)時間の確認(今何月何日?何時?)ものの名前の確認を怠りません。そして少ない過去の記憶と照らし合わせ、色々くっつけたりしては楽しんでいるようなのです。一見聞くと全然意味が通じてないんだけど(笑)よくよく話すと繋がっているという面白い記憶の作り方をしています。
これって面白いなーと思ったのが始まりです。

言葉にも興味があり、その繋がりを知りたくて読みました。他の芸術と違い文章は一見抽象形の羅列に見えますが、日本語は漢字そのものに音と訓の二つの読み方があり、また熟語にすることで、意味が深まるという不思議な言語です。それが脳の中で言語中枢と呼ばれる左脳の一部だけど使い認識されているのではなく、様々な記憶や経験と連携され覚えらえているということに感動しました。漢字やひらがな、カタカナと面倒な言語の国に生まれたなぁと思っていたのですが、ちょっと嬉しくなった(笑)。

他にも人の脳は様々な経験、記憶、認識を組み合わせその人独自の世界を微妙に構築していると知り、人の中に潜む宇宙を感じました。脳について考えるということは人について、自分と他の人について考えることだなぁと思いました。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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