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夜の公園

現代小説
07 /29 2006
夜の公園夜の公園
川上 弘美

中央公論新社 2006-04-22
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35歳の幸夫の妻リリと親友春名、悟と暁の兄弟それぞれの視点から語られる恋愛物語。リリの決意から始まり、複雑に関係が入り混じりながらゆっくりとしかし底に流れる感情がラストに現れてくる。

「光ってみえるもの、あれは」が好きなので、変わった川上さんの話を読めるかなぁと思いつつ読みました。面白かったです。飄々としていながら、底にある辛辣な感情、ゆずれないものの感じがあって、川上さんらしい文章を楽しめました。
最後のほうで男の人に暴力の影が出てくる。春名が教師で生徒との距離と感じながらも、生徒を距離を置いて見ているのが印象的でした。私も夜公園を散歩したいなぁ。ウォーキングのおばさんで一杯だからロマンスはないだろうなぁ(笑)。

幸夫の感情の移り変わりがよかった。最後の章でそれぞれの感情が入り混じりながら、しかし距離は保ったままで終わってゆくのがいい。登場人物と適度な空間を感じつつも、ゆるやかな波に乗るように話を追い読んだ印象です。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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