スポンサーサイト

スポンサー広告
-- /-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

奇跡の夏

映画
08 /13 2006
娘と銀座で奇跡の夏を観てきました。突然脳腫瘍になった12歳の兄と9歳の弟の映画です。韓国の実際にあった出来事を元にして作られた映画で、文部省も推薦している作品なので、個人的夏の課題として行ってきました。
私の弟が産まれつき心臓の病気で、この弟ハニのように大学病院で子供の時期を過ごしました。この映画はかわいそうとか悲劇だけに終わらず、家族が病気になった時に起きる出来事が描かれていると思いました。

お兄ちゃんが入院するとハニがとてもよく笑うようになる。これは笑顔のなくなった母親や家庭の状況を必死に変えようとして、がんばっている姿なんですね。なんとも男らしいハニらしさがよかったです。
お兄ちゃんに甘えっぱなしだった彼が、必死に世界を把握し一人で生きてゆこうとする姿が印象的でした。

映画自体も悲しい苦しい場面ばかりではなく、コミカルな面白い部分があって笑いのある楽しめる映画になっています。
家族の一人が病気になるということは、暗く悲しくどのような結果になっても明るい思い出になるようなものではないのだけど、それを受け入れ歩んでゆこうとする家庭の姿を、憐れみではなくただしっかりと見ていてほしいという、製作者の気持ちが伝わってくる映画でした。

「なるようにしかならないよ」と言う夫に「あなたは何も分かっていない」という妻の言葉。二度目の手術の時に今まで泣き言を言わなかった兄が「一度やったんだからもう嫌だ」という言葉。「子供に泣き顔を見せられないから、こうやって泣くの」と水を張った洗面台顔を突っ込んで泣く同じ病棟の子の母親。小さなディテールが、とてもリアルでした。
小児病棟はどこも同じ雰囲気なんだなと、昔を懐かしく思いながら観ました。

おにいちゃんがいてよかったおにいちゃんがいてよかった
細谷 亮太

岩崎書店 2003-08
売り上げランキング : 48756

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


いつもお兄ちゃんがいたいつもお兄ちゃんがいた
アラン アルバーグ Allan Ahlberg こだま ともこ

講談社 2001-12
売り上げランキング : 327408

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


兄弟が病気になったり、亡くなったりした子の絵本。
昔はこんな絵本がありませんでした。病気の子の兄弟や、家族の心の様子を掘り下げるこんな映画や絵本がもっと増えるといいです。

あなたの近くに病気の子供がいたら、その子の兄弟のことを少しでいいですから考えてあげてください。何もしなくても言わなくても思ってあげるだけで、きっとその子には伝わります。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。