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天から音が舞い降りてくるとき

音 楽
08 /23 2006
4487801540天から音が舞い降りてくるとき―音楽の彼方にあるものに〈2〉
梅津 時比古

東京書籍 2006-07
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「フェルメールの音」の二冊目。作者の世界が広がり深まっています。「ノルウェイの森」では村上春樹が、「ニーベルングの森」ではワーグナーが出てきます。
どれも素敵な文章でしたが、特に印象に残ったのは、後書きにもか書かれている「両手」。どんな音楽なのか聴いてみたくなりました。2003年に作られた「シベリウス」という映画が見てみたくなり、調べたのですが、日本には来ていないようで、残念に思っています。シベリウスは何度も出てくる作曲家で、有名なのですね(遅…)少しづつ聴いています。
「死の季節」では堀辰雄が、「天の川の音」で宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の解釈があって、はっとした。ずっとこの物語の不思議を考えていたので、腑に落ちた部分がありよかった。ミルキィウェイ、と牛乳、大将の発掘現場と、短い話の中にたくさんの謎があって、ずっと不思議に思っていたのですよ。「銀河鉄道の夜」はアニメもいいですね。好きです。
B00005YWD5銀河鉄道の夜
宮澤賢治 田中真弓 坂本千夏

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「子供の目」では、指揮者の小沢さんの佇まいが素敵でした。この短文で胸が一杯になりました。病室の様子がありありと思い浮かべられる文章です。

「問う音」の最後に”最近、音楽の癒しについて多く語られているが、音楽はそんなに簡単に癒してくれるものではない”と書かれています。今なんでも癒しというけど、ほんとの癒しって受身では得られないのではと感じているので、その通りなんだろうなと深く頷いてしまいました。癒されたいと思うなら、向かっていかなくてはならないんですよ、きっと多分、永遠に。

作者は絵画をみても小説を読んでもそこに音を感じているのだなぁと思いました。音と共に生きている人なんだなぁと感じた一冊です。
たくさん気になった作家や映画、作曲家の名前があって、これから何度も本を開いて調べてみたいと思っています。私の音楽の教科書。
「フェルメールの音」は在庫がなく取り寄せることができませんでした。古本屋めぐりするしかないのかなぁー再販してほしいです。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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