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銀のロバ

現代小説
12 /02 2006
銀のロバ銀のロバ
ソーニャ ハートネット Sonya Hartnett 野沢 佳織


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抄録: ひんやりした春の朝、海に近い森の中で、ふたりの少女は盲目の兵士に出会った。そして、ふたりにとって、かけがえのない冒険が始まった…。心に深くしみいる寓話の傑作。オーストラリア児童図書賞受賞。

この本は…筆舌しがたいほどいい本です。もういやもう何も言えない。「こいつ何言ってんだ」と思われてもいいと思ってしまうほど(笑)、いい本。物語を感じました。読み手を惑わしたり、騙したりしないほんとの物語。

本を読むときは、受身でありながらも『そうそう簡単に(心を)揺さぶられてたまるか』という気持ちがあります、ちょっとだけ。この本は始めの兵士との出会いで既にやられました。
兵士が語る話のたびに泣いてしまった。ロバがロバが…二番目の話が大好き。出先のスタバで読み、涙ぐんだおばさんです。

最後もいいんです。ああ、紹介したいけど、これはあらずじを聞かずに読んだほうが面白いので是非読んでみてください。

一番目のお話はイエスが生まれるときの話です。(言いながらも紹介してます(笑))今まで読んだ誕生のどの話よりもよかった。宿屋に泊めてもらえないことを知ったマリアが「あら、まぁ」と言っってヨセフに他を探しましょう。と優しく言うところや、馬小屋で出産しなくてはならなくなっても、文句一つ言わず出産する優しさが、じんわり心に染みます。

兵士は決していい人ではありません。戦場でイライラしたり、欲深になっていたりするところも好きです。
出会う子供達の気持ちや、個々の登場人物の性格や感情の流れ方がいい。そしてロバがいい、ロバがかわいいんですよ。ロバー(うなされてます)。

P77 じっさい人間のいやなところのひとつは、いじめたりおどしたりするところだ。(ふたつめの話)

その通りです。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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