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ハヅキさんのこと

現代小説
01 /10 2007
ハヅキさんのことハヅキさんのこと
川上 弘美

講談社 2006-09-30
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6ページぐらいの短編ばかり詰まった一冊
どれも短い話ですが、それぞれ違う味わいがあり、面白かった。
「ハズキさんのこと」が始めに書かれ、短編を書くきっかけになったというだけに、他の作品と違う味わいがあった。「琺瑯」もよかった。「誤解」「動物園の裏で」も面白いなぁと思った。

「グッピ-」で読んでいた本の登場人物が恨めしくなって、庭で燃やしていると、母に焚き火しちゃだめと怒られる主人公。”一瞬泣きたくなったけど、笑うことにした”というくだりが好きです。泣くことと笑うことの微妙な感じがよかった。

「島」では、同じ場面が違うイメージによって語られるくだりがあり、そこがよかった。ユリさんのミサの帰り道、高架下の空気を じめじめとした空気 と形容しておいて、最後に からだを持っていかれそうな旨い空気 と変化しているのが面白いと思った。記憶の変化なのか、感情の変化なのか。

「あとがき」で書くことの不思議と当然について語っている。「此処彼処」のあとがきでも書くことについて書かれていたので、それを思い出した。

此処 彼処 (ここ かしこ)此処 彼処 (ここ かしこ)
川上 弘美

日本経済新聞社 2005-10-18
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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