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獣の奏者Ⅰ

ファンタジー本
01 /19 2007
獣の奏者 I 闘蛇編獣の奏者 I 闘蛇編
上橋 菜穂子

講談社 2006-11-21
売り上げランキング : 1880

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去年のクリスマスに娘にプレゼントした本。実は私が読みたくて買った(笑)。読みたいんだから早く読んでよーと言ったら、ぺろっと読んでしまい、その後も繰り返しページをめくっているので、お勧めの本が気に入ってもらえて、ちょっと嬉しかった。そして拝読、面白かったです。Ⅱを未だ読んでいないのですが、先に感想を。

主人公は10歳のエリンという女の子。闘蛇(とうだ)という猛獣を世話する母親を亡くし、すべてを亡くして一人遠い場所で生活しなければならなくなるところから話は始まります。

文化人類学を学んだ作者のファンタジーはアジアのファンタジーでディティールのひとつひとつが親密な印象を与えてくれて好きです。読んでいても安心感があるというか、世界感にゆるぎがなくて不安になることがありません。娘もそんなバックボーンを感じてくれたようで、色々感想をいいあって楽しみました。

両親を失いながら遠い土地で育つこの巻は、蜂飼いのジョウンとの交流が印象に残ります。蜂の生態の面白さと、生きる世界の面白さが混ざりあって楽しく読めた。
細部に生き方の違いや考え方の違いからくる行動の差や、物事のとらえかたが違う人物の表現の仕方に、物語の広がりを感じながら読みました。そのなかで主人公の性格がのびやかに成長してゆくようすが気持ちいい。身分や差別、国同士の戦いを背景に描きながら、徐々に自分らしさを持ち始める少女の繊細で細やかな心の動きがよかった。
「闇の守人」でもそうだけど、美人ではないけど一本気持ちの通った涼やかな女の子(女性)を描くのがうまい。”女三界に住む所なし”というけど、主人公が自分の居場所を探してゆく生き方の鮮やかさにいつもはっとさせられます。

闘蛇 イメージ


闘蛇のイメージ。乗ってみたくなる。怖いけど(笑)。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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