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獣の奏者Ⅱ

ファンタジー本
01 /22 2007
獣の奏者 II 王獣編獣の奏者 II 王獣編
上橋 菜穂子

講談社 2006-11-21
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読みました。よかった。あんまりよかったよかった言うと疑心暗鬼になられるかもとか心配しつつ、でも、よかった(笑)。
最後泣いてしまった(また)、この人の小説は胸が熱くなるときの気持ちが独特です。あ、きた…こんにちは、って感じです。言ってることが既に意味不明。

いや、これ、いいですよ。言葉にならないままお勧めです。娘、分かってるのかなぁ。このエリンの深い感情を。難しいです。
王獣のリランがかわいい。それを必死で育てながら、エリンも成長してゆく。政治と自然と神と関わりながら、”魔が差した子”といわれてきた自分を冷静に観察しながら、獣を自然を世界を愛してゆこうとするエリン。

情に流されず、かといって冷酷ではないエリンが時代の荒波にもまれてゆく辛く哀しい姿が、運命そのものを暗示していて、深く強い流れを感じます。
クールで強い女なんですよ。頭もいいし、成長の段階でちゃんと感じなければならないことを感じて学ばなければならないことを学んでいる。かっこいい女性です。

自分の周りにいる人を冷静に観察し、僅かな交流でその人の器量の大きさを見極めるすごさがある。二十歳でそんなことできるなんて、すごいなぁ。今でも私はできないよーとか思ってしまった。
物語の世界の広さにこのエリンの感覚の鋭さ考えの広さが加わりどんどん世界が広がってゆく。マットな感情もあらわしながら、全体の流れを変えることなく、物語を終盤までぐいぐい引っ張ってゆくのがすごい。最後はもう感無量です。この人の書く物語ってはらはら泣いてしまう。この話もそんな終わりです。

主人公エリンに始めに刻印される母の死の意味が様々に現れてくる巻です。同じように死と向き合ってきたイアルと出会い惹かれあってゆくところが素敵だった。強い絆を感じました。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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