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見えない誰かと

現代小説
01 /24 2007
見えない誰かと見えない誰かと
瀬尾 まいこ

祥伝社 2006-12
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瀬尾さんのエッセイ。携帯に連載された短い文章がたくさん入っています。どれも若い頃の話でおとぎ話のようにやわらかで、優しいエッセイ。面白い校長先生や、印象に残った同僚の先生の話。担任を持ったときの話。教え子の中学生の話。大学生や教員の視点から、おだやかに子供について語れていて、楽しく読むことができました。

小学生と幼稚園の子供を持っている親として先生に望むことは、子供のことを第一に考えてくれるということです。
保護者によく見てもらおうなんて思わなくていいんです。子供にとって一番いいと思う教室作りや指導をして下さっていれば、そこに一貫した哲学なり考えがあれば、賛同したり時には意見しあったりして子供を中心に一緒に育っていければいいと考えるのですが、なかなか教員の側にも親の側にもそれを意識さえしない大人がいて、何のための教育か分からなくなります。

世間体とかランクとかばかりに気をとられている公立校を見ると、そうさせたのも私たち保護者なんだなと、反省してしまいます。うちの小学校の先生はいつも忙しそうで、きりきりしています。ゆとりとかぜんぜん感じられなくて、子供と一緒に先生の心配したりしてます。

瀬尾先生は中学生と交流をしながら、子供と接しているのが楽しいようすが伝わってきます。楽しいといっても楽な楽しさではなく、子供に対する真剣なまっすぐな気持ちが伝わってきて、気持ちがよくなります。

教師どうしの微妙な関係や、保護者とのふれあいを暖かく穏やかに語っていて、読んでいるとやわらかい気持ちになります。茶目っ気のある校長先生や、ムードメーカーの生徒の話を、どこかメルヘンのように読んでいる自分に気付き、こんなゆとりのある学校にゆかせたいなと思ってしまいます。

「図書館の神様」のもととなったエピソード「図書室の神様」の話も面白かった。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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