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わたしを離さないで

現代小説
03 /22 2007
わたしを離さないでわたしを離さないで
カズオ イシグロ

早川書房 2006-04-22
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抄録:介護の仕事をするキャシー・H.は、謎に包まれた学園での奇妙な青春の日々を回想し、驚くべき真実を明らかにする…。残酷な運命に翻弄された若者たちの一生を感動的に描く、ブッカー賞作家の新たな傑作。

題名に惹かれ、読んでみた本。「日の名残り」の作者で、有名な作家だとしり楽しみに読みました。読み始めると介護人の女性が主人公であることが分かるのですが、これが複雑な意味を持ち、彼女の過去が語られるにつれ、不思議なえもいわれぬ世界へとつれていかれます。

後記に柴田氏が書かれているように、ちょっと奇想天外というかクセのある物語。一見すごくヘンなようで、リアルにじるところが怖い。全ての物事が感情を排したところで行われている情の流れといいますか、すごく近いのに遠い関係のねじれを感じました。読んでいると不思議な気持ちになる。主人公のキャシーの気持ちを自分なりに考えながら読むとどんどん不思議な物語になりました。

喧嘩も恋愛も愛情もどこか遠いところで行われているような気持ちになる。そんな非現実が現実的に感じられる自分に気付くとえも言われぬ孤独感を感じる一冊。読後よりも読んでいる間が楽しかった。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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