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ナショナル・ストーリー・プロジェクト

まじめな本
04 /05 2007
ナショナル・ストーリー・プロジェクト
ナショナル・ストーリー・プロジェクトポール・オースター 柴田 元幸

新潮社 2005-06-29
売り上げランキング : 43368

おすすめ平均 star
star好著・好訳ですが、あえて誤訳について一言
star「アメリカ」が語るノンフィクション・ストーリーにして、「アメリカの一庶民」が語るノンフィクション短編集
star面白かったり、そうでもなかったり・・・

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抄録 爆笑もののヘマ、死とのニアミス、奇跡のような遭遇、およそありえない皮肉…。オースターが全米から募り、選んで、編集し、「アメリカが物語るのが聞こえる」と感動した180話を収録。史上最高の実話集。

以前読んだ
物語の役割物語の役割
小川 洋子

筑摩書房 2007-02
売り上げランキング : 7771

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(2007-02-14 (Wed)読了)に紹介されていて、興味を持ち読みました。手元に届いてびっくり、180話分、500ページ以上もあって読みきれるか不安でしたが、読み始めると長くても4ページぐらいで、すいすい読めました。事実であること、短いことを条件に出した、企画者のポール・オースター。並べ方も上手く楽しく読みました。

この本の面白さ、よさって言葉にするのは難しい。小川さんも本の中で読むことを薦めています。意図されていないアメリカに住む人たちの、生の物語をどう読むか、どう感じるかは読んだ人の感じ方で変わるので、本の感想はその人の中にしか存在しない、そんな種類のものです。

奇跡のようなめぐり合わせや、不思議な体験、悲しい体験、過去の懺悔や後悔、決定的な出来事、戦争(南北戦争からベトナム、第二次世界大戦の記憶、そしてこの本が出版された二日後にNYテロが起きる)。TVやマスコミで耐えず流される最新の情報ではなく、アメリカ国民が一人一人心の中に持つ歴史、出来事にまつわる情報が描かれています。

小説ではないので、教訓とか起承転結してないものもあります。そのぎこちなさが、本を一つにまとめているように感じられてきます。すごく大事な過去出来事が、なんでもないように思えてきて、でもだからこそ愛しくなるような短編の数々、長いけどお勧めです。小川さんもおっしゃってますが、日本にもあったらいいな。

ふと
アンダーグラウンドアンダーグラウンド
村上 春樹

講談社 1999-02
売り上げランキング : 8718

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を読み返したくなった。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」で主人公の僕が図書館で物語を読む場面がありますが、このアンダーはそれに通じるものがあって、物語の読み取りというか吸い上げ(個人的利益が目的ではなく)を感じていたので、なんかそんな気持ちとリンクしてきます。

話の構成のすごさにも引き込まれました。オースター読もう。
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月夜野

東京下町在住・本・建築・ハチロク好き

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