ナショナル・ストーリー・プロジェクト
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![]() | ポール・オースター 柴田 元幸 新潮社 2005-06-29 売り上げランキング : 43368 おすすめ平均 ![]() 好著・好訳ですが、あえて誤訳について一言 「アメリカ」が語るノンフィクション・ストーリーにして、「アメリカの一庶民」が語るノンフィクション短編集 面白かったり、そうでもなかったり・・・Amazonで詳しく見る by G-Tools |
抄録 爆笑もののヘマ、死とのニアミス、奇跡のような遭遇、およそありえない皮肉…。オースターが全米から募り、選んで、編集し、「アメリカが物語るのが聞こえる」と感動した180話を収録。史上最高の実話集。
以前読んだ
![]() | 物語の役割 小川 洋子 筑摩書房 2007-02 売り上げランキング : 7771 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
(2007-02-14 (Wed)読了)に紹介されていて、興味を持ち読みました。手元に届いてびっくり、180話分、500ページ以上もあって読みきれるか不安でしたが、読み始めると長くても4ページぐらいで、すいすい読めました。事実であること、短いことを条件に出した、企画者のポール・オースター。並べ方も上手く楽しく読みました。
この本の面白さ、よさって言葉にするのは難しい。小川さんも本の中で読むことを薦めています。意図されていないアメリカに住む人たちの、生の物語をどう読むか、どう感じるかは読んだ人の感じ方で変わるので、本の感想はその人の中にしか存在しない、そんな種類のものです。
奇跡のようなめぐり合わせや、不思議な体験、悲しい体験、過去の懺悔や後悔、決定的な出来事、戦争(南北戦争からベトナム、第二次世界大戦の記憶、そしてこの本が出版された二日後にNYテロが起きる)。TVやマスコミで耐えず流される最新の情報ではなく、アメリカ国民が一人一人心の中に持つ歴史、出来事にまつわる情報が描かれています。
小説ではないので、教訓とか起承転結してないものもあります。そのぎこちなさが、本を一つにまとめているように感じられてきます。すごく大事な過去出来事が、なんでもないように思えてきて、でもだからこそ愛しくなるような短編の数々、長いけどお勧めです。小川さんもおっしゃってますが、日本にもあったらいいな。
ふと
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を読み返したくなった。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」で主人公の僕が図書館で物語を読む場面がありますが、このアンダーはそれに通じるものがあって、物語の読み取りというか吸い上げ(個人的利益が目的ではなく)を感じていたので、なんかそんな気持ちとリンクしてきます。
話の構成のすごさにも引き込まれました。オースター読もう。


面白かったり、そうでもなかったり・・・
